ビッグコミックスペリオール

ビッグコミックスペリオール
ジャンル 青年漫画雑誌[1]
刊行頻度 月2回刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 小学館
編集長 寺澤広蔵[2]
刊行期間 1987年 -
発行部数 33,667部(2024年4月 - 6月日本雑誌協会調べ)
ウェブサイト https://bigcomicbros.net/bigsuperior/
テンプレートを表示

ビッグコミックスペリオール』は、小学館発行の青年漫画雑誌[1]。月2回発売(第2・第4金曜日)[1]1987年7月1日創刊。創刊編集長は鈴木俊彦。2023年1月現在の編集長は寺澤広蔵[2]。判型はB5[1]

概要

[編集]

創刊当時は月2回(毎月1日、15日)発行で、ビッグコミックオリジナル増刊号』からそのまま移動してきた漫画がほとんどを占めていたが、近年は『ビッグコミック』系の先発3誌(『ビッグコミック』、『ビッグコミックオリジナル』、『ビッグコミックスピリッツ』)と遜色ない連載陣になっている。[独自研究?]2000年に隔週金曜日に変更になったが、現在は月2回発行に戻っている。[いつ?]単行本はビッグコミックスレーベルで発売される。

小学館の「年代別漫画雑誌」戦略に基づいて、30歳代以上の社会人をターゲットとした『オリジナル』と、学生世代をターゲットとした『スピリッツ』の中間年代層に当たる、20歳代の社会人を主なターゲットとした青年漫画誌というスタンスを長年保っていたが、2012年に方針転換し[3]コアな層向けの漫画も載せるようになった。[独自研究?]

表紙は、創刊当初、坂井永年によるイラストが採用されていたが[4]2021年現在は連載作品や女性アイドルが表紙を飾っている。[独自研究?]

歴代編集長

[編集]

連載作品一覧

[編集]

2025年2号現在。

休載中

[編集]

連載終了作品一覧

[編集]

あ行

[編集]

か行

[編集]

さ行

[編集]

た行

[編集]

な行

[編集]

は行

[編集]

ま行

[編集]
  • まあまあまあ、ちゃんと魔王は倒しますから、一回だけ〜非正規雇用の俺が勇者になったら不倫偏差値56〜(ニシヤ康隆)2021年12号 - 2021年15号、※短期集中連載
  • マーメイド(マーチン角屋
  • 舞姫 〜ディーヴァ〜(原作:倉科遼、漫画:大石知征)
  • まさちゅーせっつ(波南カンコ
  • マジスター 見崎先生の病院訪問授業(原作:山本純士、漫画:棚園正一)2018年11号 - 2019年5号、※シリーズ連載
  • マネーの拳三田紀房)2005年2号 - 2009年13号
  • 漫歌シリーズ(相原コージ)※「漫歌 アイハラ派」→「漫歌 アニマル派」→「漫歌 エロチカ派」と改題
  • ミツコの詩(榎屋克優)2016年10号 - 2017年5号、※シリーズ連載
  • ムシヌユン都留泰作)2014年1号 - 2018年3号
  • モクの関白宣言(松浦聡彦)2005年16号 - 2007年2号
  • ももたろう(小山ゆう

や行

[編集]

ら行

[編集]

わ行

[編集]

ウェブサイトでの連載

[編集]

スペリオールのウェブサイトにから連載コラムがあったが、2010年5月には漫画もウェブサイトでの連載を始めた。本誌の目次には、ウェブサイトで連載中の漫画も記載されている。

  • こども奥さん(たかはしけんじ)本誌で2008年21号からの不定期掲載を経て2010年5月からネット配信へ(無料)
  • ごもくえん(からすひじり)2013年4月 - 2014年10月
  • 天国ニョーボ(須賀原洋行)2015年1号 - 2017年21号
  • RAPID COMMUTER UNDERGROUND(地下鉄の座二郎)2012年4月 - 2013年12月

映像化

[編集]

アニメ化

[編集]
テレビアニメ
作品 放送年 アニメーション制作 備考
バウ 1993年 - 1994年 日本アニメーション タイトルは「平成イヌ物語バウ」
MOONLIGHT MILE 2007年(第1期・第2期) スタジオ雲雀 タイトルは第1期が「MOONLIGHT MILE -Lift off-」
第2期が「MOONLIGHT MILE -Touch down-」
トリリオンゲーム 2024年 マッドハウス
Webアニメ
作品 発売年 アニメーション制作 備考
機動戦士ガンダム サンダーボルト 2015年 - 2016年(第1期) サンライズ 新作カットなどを追加した再編集版あり
2017年(第2期)
コタローは1人暮らし 2022年 ライデンフィルム
劇場アニメ
作品 公開年 アニメーション制作 備考
バウ 1994年 日本アニメーション 作品3本立ての内の1本
テレビアニメの続編ではなく原作にある番外編をベースにした特別編
タイトルは「平成イヌ物語バウ 原始イヌ物語バウ」
OVA
作品 発売年 アニメーション制作 備考
ガッデム 1990年 スタジオシグナル
サンクチュアリ 1995年 PASTEL

実写化

[編集]
テレビドラマ
作品 放送年 制作 備考
くどき屋ジョー 1989年(特番)
平成嵐山一家(ドラマ 1992年
味いちもんめ 1995年(第1期) テレビ朝日
1996年(第2期) タイトルは「味いちもんめII・京都編」
1997年 - 2013年(特番) タイトルは特番第1弾が「味いちもんめ'98正月スペシャル」
第2弾が「味いちもんめ'98正月スペシャル」
第3弾・第4弾には副題はない
いずれの特番もドラマスペシャルの表記がタイトル前にある
ふ〜ふ生活 1996年 中部日本放送テレパック
金魚のフン 1996年
お礼は見てのお帰り 1997年 - 1999年(特番) 関西テレビ
アベクカンパニー
タイトルは第1弾が「お礼は見てのお帰り ナニワのべっぴん刑事 一本木礼子」
第2弾が「お礼は見てのお帰り ナニワのべっぴん刑事 (2) 初春に舞う!」
第3弾が「お礼は見てのお帰り ナニワのべっぴん刑事一本木礼子 (3) 正月早々死んでしまうんか!?」
非婚家族 2001年
ラーメン発見伝 2004年(特番)
医龍-Team Medical Dragon-ドラマ 2006年(第1期) フジテレビドラマ制作センター
2007年(第2期) タイトルは「医龍-Team Medical Dragon-2」
2010年(第3期) タイトルは「医龍-Team Medical Dragon-3」
2014年(第4期) タイトルは「医龍4〜Team Medical Dragon〜」
ギラギラ 2008年 ABC
テレビ朝日
ホリプロ
同窓生〜人は、三度、恋をする〜 2014年 テレパック
TBSテレビ
オンナミチ 2015年
この恋はツミなのか!? 2018年 ワタナベエンターテインメント
本気のしるし 2019年 名古屋テレビ放送
らーめん才遊記 2020年 テレパック
コタローは1人暮らし 2021年(第1期) テレビ朝日
ジェイ・ストーム
スピンオフWebドラマ「花輪せんせいは半人前!?」あり
2023年(第2期) スピンオフWebドラマ「佑どののジブン探し」あり
トリリオンゲーム 2023年 実写映画の前作にあたる
実写映画
作品 公開年 配給 備考
プロゴルファー織部金次郎 1993年(第1作) 東映洋画
1994年(第2作) タイトルは「プロゴルファー 織部金次郎2 〜パーでいいんだ〜」
1995年(第3作) タイトルは「プロゴルファー 織部金次郎3 〜飛べバーディー〜」
1997年(第4作) タイトルは「プロゴルファー 織部金次郎4 〜シャンク、シャンク、シャンク〜」
1998年(第5作) タイトルは「プロゴルファー 織部金次郎5 〜愛しのロストボール〜」
サンクチュアリ 1995年(第1作) シネウェーブ 2作目からはオリジナルビデオ
あずみ映画 2003年(第1作) 東宝
2005年(第2作) タイトルは「あずみ2 Death or Love」
HEAT -灼熱- 2004年(第1作・第2作) ケイエスエス
ルナハイツ 2005年(第1作) ルナハイツ委員会
2006年(第2作) リベロ タイトルは「ルナハイツ2」
日掛け金融地獄伝 こまねずみ常次朗 2006年(第1作・第2作) アートポート タイトルは第2作目が「日掛け金融地獄伝 こまねずみ常次朗 〜悪徳金融死すべし〜」
SS 2008年 リベロ タイトルは「SS -エスエス-」
女の子ものがたり 2009年 IMJエンタテインメント
エイベックス・エンタテインメント
上京ものがたり 2013年 ファントム・フィルム
響 〜小説家になる方法〜 2018年 東宝 タイトルは「響 -HIBIKI-」
零落 2023年 日活
夏目アラタの結婚 2024年 ワーナー・ブラザース映画
トリリオンゲーム 2025年 東宝 テレビドラマ版の続編
タイトルは「劇場版 トリリオンゲーム」
オリジナルビデオ
作品 発売年 制作 備考
くどき屋ジョー 1994年
サンクチュアリ 1995年(第2作・第3作) 実写映画の続編
タイトルは第2作目が「サンクチュアリ PART2」
第3作目が「サンクチュアリ PART3」
サラ忍マン 1997年 ケイエスエス
舞姫 〜ディーヴァ〜 2011年

歴代編集長

[編集]

発行部数

[編集]
  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 370,400部[16]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 339,000部[16]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 318,959部[16]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 305,000部[16]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 277,042部[16]
発行部数(2008年4月以降)(一般社団法人 日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 273,667 部 262,000 部 252,667 部
2009年 243,500 部 237,334 部 227,334 部 213,500 部
2010年 204,000 部 200,000 部 199,000 部 197,500 部
2011年 190,000 部 180,834 部 175,667 部 169,834 部
2012年 164,500 部 152,500 部 146,000 部 145,167 部
2013年 139,834 部 138,834 部 135,000 部 127,334 部
2014年 122,334 部 117,667 部 114,667 部 114,000 部
2015年 114,000 部 115,334 部 112,667 部 112,000 部
2016年 110,667 部 110,000 部 108,667 部 108,000 部
2017年 108,000 部 108,000 部 108,000 部 107,667 部
2018年 105,500 部 103,000 部 104,000 部 101,000 部
2019年 98,667 部 94,000 部 90,500 部 85,000 部
2020年 80,000 部 78,500 部 73,500 部 72,000 部
2021年 72,667 部 72,000 部 66,333 部 63,667 部
2022年 59,333 部 56,000 部 51,333 部 48,667 部
2023年 45,667 部 42,667 部 40,000 部 37,167 部
2024年 35,333 部 33,667 部 32,667 部

新人賞

[編集]

スペリオール発の大型新人漫画賞。

スペリオール・ダルパナ

[編集]

スペリオール・ダルパナは、本誌が立ち上げたレーベル[17]。テーマは「絶望」[18]。レーベルの第1弾のラインナップとして、『空腹なぼくら』がある[17]。2022年4月4日には、レーベルのサイトが開始されている[18]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d ビッグコミックスペリオール”. 小学館. 2023年4月28日閲覧。
  2. ^ a b c “「天まで昇る読後感」「脳バグ体験をぜひ!」くせ者揃いの28タイトル”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年1月30日). https://natalie.mu/comic/column/508637 2023年1月30日閲覧。 
  3. ^ 『創』2012年5・6月合併号、編集長のインタビューでの発言
  4. ^ 入場無料!5・1「スーパースター イラスト列伝」開催のお知らせ週刊ファイト
  5. ^ “恋愛マンガからダークファンタジーまで、26人の編集者が回答”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月31日). https://natalie.mu/comic/column/462518 2022年2月1日閲覧。 
  6. ^ 『ビッグコミックスペリオール』2024年20号、小学館、2024年9月27日。 表紙より。
  7. ^ 2人の少女が背負う使命 新鋭・中村汚濁の新連載がスペリオールで開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月27日). 2024年12月27日閲覧。
  8. ^ 「夏目アラタの結婚」柳楽優弥&黒島結菜が揃って表紙に、宮川サトシが兄描く新連載も”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月23日). 2024年8月23日閲覧。
  9. ^ 新鋭・妹尾圭祐が描く、貧乏な殺し屋による暗殺劇がスペリオールで開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年4月26日). 2024年4月26日閲覧。
  10. ^ “「ガンダム サンダーボルト」フルカラーで掲載 太田垣康男ファンミーティングも開催”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年2月9日). https://natalie.mu/comic/news/560499 2024年2月9日閲覧。 
  11. ^ 「血の轍」で“母”を描いた押見修造の次なる題材は、スペリオールで新連載開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月13日). 2024年12月13日閲覧。
  12. ^ 「CONTENTS」『ビッグコミックスペリオール』2024年17号、小学館、2024年8月9日。 目次より。
  13. ^ “奥浩哉のボーイミーツガールSF「GIGANT」完結、最終巻は12月発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月24日). https://natalie.mu/comic/news/446435 2021年10月8日閲覧。 
  14. ^ a b 誌面で『覇-LORD-』から『SOUL 覇 第2章』に改題されたのは2012年5号からであるが、単行本では2011年13号掲載分より『SOUL』1巻に収録。
  15. ^ 「CONTENTS」『ビッグコミックスペリオール』2023年23号、小学館、2023年11月10日、ASIN B0CLVTZ999 目次より。
  16. ^ a b c d e 社団法人日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる該当期間中に発売された雑誌1号当たりの平均印刷部数。
  17. ^ a b “人間が食い尽くされたゾンビ社会…“人類養殖計画”に挑む「空腹なぼくら」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年12月26日). https://natalie.mu/comic/news/361202 2023年2月24日閲覧。 
  18. ^ a b スペリオール発デジタル漫画レーベル「ダルパナ」サイト、オープン!”. ビッグコミックBROS.NET. 小学館 (2022年4月4日). 2023年2月24日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]