フクニチスポーツ

フクニチスポーツ
種類 日刊紙
サイズ ブランケット判

事業者 フクニチ新聞社
本社 福岡県福岡市
創刊 1956年
廃刊 1992年4月
言語 日本語
価格 1部 110円
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フクニチスポーツは、かつて存在した福岡県スポーツ新聞フクニチ新聞社が発行していた。

歴史

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1956年創刊。スポーツニッポン(西部本社版。1955年創刊)、西日本スポーツ(同)に次いで九州では3番目のスポーツ紙として創刊した。ブロック紙以外では珍しく県域地方新聞社が発行する地方スポーツ新聞だった[1]。販売エリアは主に福岡県だが、九州全県(離島除く)と山口県西部(下関市など)では駅売店・コンビニエンスストアなどのスタンド販売も行っていた。

創刊当初は、ライバル紙の西日本スポーツと共に、当時福岡市を本拠としていた西鉄ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)関連の報道を主体としていたが、ライオンズが福岡から埼玉県所沢市に本拠地を移転してからは、福岡県を中心とした九州のアマチュアスポーツ報道に力を入れていた。福岡県・佐賀県長崎県公営競技情報も豊富で、「フクスポ杯」という冠イベントで競艇競輪などの競技イベントに協賛していた。1988年11月、南海ホークスがダイエーに身売りされ、本拠地が大阪市から福岡に移転してからは福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)の報道主体となった。1989年、九州のスポーツ紙では西日本スポーツに続いてカラー化された。

しかし、九州スポーツ東京スポーツの九州版)の創刊(1966年)や日刊スポーツの九州進出(1977年)以降、発行部数は大幅に落ち込み、フクニチ新聞の経営悪化からの休刊に伴って1992年4月に休刊した。

番組表

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最末期(1992年4月)のもの。

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脚注

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  1. ^ 県域地方新聞社が発行するスポーツ新聞としては、他にデイリースポーツ兵庫県神戸新聞社が発行)がある。また、かつてはオールスポーツ(兵庫県神港夕刊新聞社発行→のちに朝日新聞社日刊スポーツ新聞社に事業譲渡し、日刊スポーツ西日本版となる)、スポーツ中国広島県中国新聞社発行)、さきがけスポーツ秋田県秋田魁新報が発行)も存在した。