ポイントフォワード
バスケットボールのポジション |
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ポイントフォワード(Point Forward)は、バスケットボールのポジションの呼称。フォワードの位置(インサイド)でポイントガードの仕事をするポジションのこと[1][2][3]。また、フォワードの選手でありながらポイントガードの仕事ができる選手の総称[4] 。特にNBAにおいて用いられる言葉である。
概要
[編集]NBA初期にはオスカー・ロバートソンが、このようなポジションでプレイしていた。多く見受けられるようになったのは1980年代に入ってからで、ラリー・バードもその一人である[5][6][7]。ミルウォーキー・バックスのヘッドコーチだったドン・ネルソンが本来フォワードの選手をポイントガードの選手にマッチアップさせ、相手選手とのミスマッチ(身長差による不釣合い)を生じさせることを提案した[8]。 2014年ファイナルでのプレースタイルからBeautiful Basketball(美しきバスケットボール)とメディアでも表現されるようになったサンアントニオ・スパーズでポイントフォワードを務めたボリス・ディアウがMVP級の活躍をしたことが、ポイントフォワードの重要性を示した[9][10]。 NBAでは、スコッティ・ピッペンやレブロン・ジェームズ(LeBron James)らが該当する。
なお、ガードとフォワードの両方をプレイする選手を示す用語としては、他にガードフォワード (Guard Forward) やスウィングマンが存在する。ポイントフォワードがポイントガードとフォワードの両方の役割をこなすのに対し、スウィングマンはシューティングガードとフォワードの両方の役割をこなす。
脚注
[編集]- ^ Halley, Jim (July 20, 2012). “Analysts say point forwards are few and far between”. USA Today. オリジナルの2014年3月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ Guile, Aaron (October 17, 2013). “Aaron Guile: Gordon Hayward — the emerging point forward”. Deseret News. オリジナルの2014年3月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “The benefits of a point-forward”. blogspot.de (2009年3月11日). 2015年9月22日閲覧。
- ^ Frazier, Walt; Sachare, Alex (2004). The Complete Idiot's Guide to Basketball. Penguin. pp. 97–8. ISBN 9780786549894 March 22, 2014閲覧。
- ^ Bjarkman, Peter C.. “Boston Celtics Encyclopedia”. Sports Publishing. pp. 40–1. ISBN 9781582615646 March 22, 2014閲覧。
- ^ Winderman, Ira (November 26, 1989). “Impact Players? Ask Teams They Control”. Sun-Sentinel. オリジナルの2014年3月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ Smith, Sam (December 3, 1989). “Pro Basketball”. Chicago Tribune. オリジナルの2014年3月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ Winn, Luke (March 16, 2009). “From This Point Forward”. Sports Illustrated. オリジナルの2014年3月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ “San Antonio Spurs Exemplify the Beauty of Team Basketball”. http://bleacherreport.com+(2014年6月17日).+2017年4月21日閲覧。
- ^ “The basketball was beautiful and so was what the San Antonio Spurs stood for -- Bill Livingston”. Bill Livingston (2014年6月16日). 2017年4月21日閲覧。