マイケル・マシュー

マイケル・マシュー Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム マイケル・ウォルター・マシュー
ラテン文字 Michael Mathieu
国籍 バハマの旗 バハマ
競技 陸上競技短距離走
種目 200m, 400m
大学 アメリカ合衆国の旗 サウスウェスタン・クリスチャン大学英語版
アメリカ合衆国の旗 テキサス工科大学
生年月日 (1984-06-24) 1984年6月24日(40歳)
生誕地 バハマの旗 フリーポート英語版
身長 180cm
体重 76kg
成績
オリンピック 200m:準決勝失格(2012年
400m:準決勝3組6着(2008年
4x400mR:優勝(2012年)
世界選手権 200m:準決勝途中棄権(2011年
400m:準決勝3組7着(2015年
4x400mR:2位(2007年
地域大会決勝 英連邦競技大会
400m:4位(2010年
4x400mR:2位(2014年
最高世界ランク 200m14位(2012年)
自己ベスト
100m 10秒18(2015年)
200m 20秒16(2012年)
400m 45秒00(2015年)
獲得メダル
陸上競技
バハマの旗 バハマ
オリンピック
2012 ロンドン 4x400mR
2008 北京 4x400mR
2016 リオデジャネイロ 4x400mR
世界選手権
2007 大阪 4x400mR
世界室内選手権
2016 ポートランド 4x400mR
世界リレー
2014 ナッソー 4x400mR
2015 ナッソー 4x400mR
英連邦競技大会
2014 グラスゴー 4x400mR
2018 ゴールドコースト 4x400mR
パンアメリカン競技大会
2007 リオデジャネイロ 4x400mR
中米カリブ競技大会
2010 マヤグエス 4x400mR
中米カリブ選手権
2011 マヤグエス 400m
2011 マヤグエス 4x400mR
2008 カリ 400m
2008 カリ 4×400mR
北中米カリブU23選手権
2006 サントドミンゴ 4x400mR
パンアメリカンジュニア選手権
2003 ブリッジタウン 400m
中米カリブジュニア選手権
2002 ブリッジタウン 4x400mR
2002 ブリッジタウン 4x100mR
男女混合 陸上競技
バハマの旗 バハマ
世界リレー
2017 ナッソー 4x400mR
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マイケル・ウォルター・マシューMichael Walter Mathieu1984年6月24日 ‐ )は、バハマフリーポート英語版出身の陸上競技選手。専門は短距離走200mの自己ベストは20秒16の元バハマ記録保持者。2012年ロンドンオリンピック男子4×400mリレーの金メダリストである。オリンピック世界選手権の個人種目でファイナリストになったことはないが、リレー種目の4×400mリレーでは2012年ロンドンオリンピックの金メダルをはじめ、4つのメダルを獲得している。

経歴

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2007年

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9月の大阪世界選手権でシニアの世界大会デビューを果たすと、男子4×400mリレーで2走(アバード・モンカー、マシュー、アンドレ・ウィリアムズ英語版クリス・ブラウン)を務め、2分59秒18をマークしての銀メダル獲得に貢献した[1]

2008年

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8月の北京オリンピックオリンピックデビューを果たすと、男子400mは予選で45秒17の自己ベスト(当時)をマークしたものの準決勝で敗退した。しかし、男子4×400mリレーでは2走(アンドレッティ・ベイン、マシュー、アンドレ・ウィリアムズ、クリス・ブラウン)を務め、2分58秒03をマークしての銀メダル獲得に貢献[2]。4×400mリレーでは男女通じて2000年シドニー大会(銅メダル)以来、8年ぶり2度目となるバハマのメダル獲得となった。

2012年

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5月6日に200mで20秒16(+0.8)をマークし、ドミニク・デメリットが2002年に樹立した20秒21のバハマ記録を0秒05塗り替えた[3]。8月のロンドンオリンピックで2大会連続のオリンピック出場を果たすと、バハマ記録保持者として臨んだ男子200mは準決勝でフライングの失格に終わった。しかし、男子4×400mリレーでは3走(クリス・ブラウン、デメトリウス・ピンダー、マシュー、ラモン・ミラー)を務め、2分56秒72をマークしての金メダル獲得に貢献。4×400mリレーでは男女通じてバハマ史上初の金メダル獲得となった[4]

2015年

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8月の北京世界選手権で4年ぶりに世界選手権出場を果たすも、男子400mは準決勝で敗退して決勝進出はならず。男子4×400mリレーは予選で2走(Steven Gardiner、マシュー、Alonzo Russell、ラモン・ミラー)を務めたが、自身のレーン侵害で失格となった[5][6]

2016年

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3月のポートランド世界室内選手権に出場すると、男子4×400mリレー決勝で1走(マシュー、Alonzo Russell、Shavez Hart、クリス・ブラウン)を務め、3分04秒75のバハマ記録を樹立。アメリカ(3分02秒45)に次いで2位に入り、4×400mリレーではバハマ史上初のメダルとなる銀メダル獲得に貢献した[7]。8月のリオデジャネイロオリンピックでは2連覇のかかった男子4×400mリレー決勝で2走(Alonzo Russell、マシュー、Steven Gardiner、クリス・ブラウン)を務めると、アメリカ(2分57秒30)、ジャマイカ(2分58秒16)に次ぐ2分58秒49の3位で2連覇こそ逃したが、3大会連続のメダルとなる銅メダル獲得に貢献した[8]

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒18 (+0.7) 2015年4月11日 アメリカ合衆国の旗 コーラルゲーブルス
200m 20秒16 (+0.8) 2012年5月6日 ブラジルの旗 ベレン 元バハマ記録
400m 45秒00 2015年6月26日 バハマの旗 ナッソー
室内
200m 21秒20 2007年2月3日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン
400m 46秒05 2016年1月31日 アメリカ合衆国の旗 バーミングハム

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2001 世界ユース選手権 ハンガリーの旗 デブレツェン 400m 予選 DQ
メドレーR 予選 1分56秒24 (3走)
2002 中米カリブジュニア選手権 (en バルバドスの旗 ブリッジタウン 400m 予選 49秒91
4x100mR 3位 40秒57 (3走)
4x400mR 2位 3分11秒11 (2走)
世界ジュニア選手権 ジャマイカの旗 キングストン 4x100mR 予選 DNS (1走)
4x400mR 予選 3分15秒10 (4走)
2003 パンアメリカンジュニア選手権
 (en
バルバドスの旗 ブリッジタウン 200m 予選 21秒39 (+0.1)
400m 3位 46秒47
4x400mR 5位 3分16秒01 (4走)
2004 北中米カリブU23選手権 (en カナダの旗 シェルブルック 4x400mR 決勝 DQ (1走)
2006 北中米カリブU23選手権 (en ドミニカ共和国の旗 サントドミンゴ 400m 4位 46秒04
4x400mR 3位 3分06秒95 (2走)
中米カリブ競技大会 (en コロンビアの旗 カルタヘナ 400m 6位 46秒13
4x400mR 4位 3分05秒73 (4走)
2007 パンアメリカン競技大会 (en ブラジルの旗 リオデジャネイロ 200m 4位 20秒89 (+0.8) 準決勝20秒80 (+0.1):自己ベスト
4x400mR 優勝 3分01秒94 (3走)
世界選手権 日本の旗 大阪 4x400mR 2位 2分59秒18 (2走)
2008 世界室内選手権 スペインの旗 バレンシア 400m 予選 47秒34
4x400mR 予選 3分11秒77 (4走)
中米カリブ選手権 (en コロンビアの旗 カリ 400m 2位 45秒66
4x400mR 2位 3分02秒48 (2走)
オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 400m 準決勝 45秒56 予選45秒17:自己ベスト
4x400mR 2位 2分58秒03 (2走)
2009 中米カリブ選手権 (en キューバの旗 ハバナ 200m 6位 21秒10 (-1.1)
世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 400m 予選 DQ
2010 世界室内選手権 カタールの旗 ドーハ 400m 準決勝 47秒09
4x400mR 決勝 DNF (1走)
中米カリブ競技大会 (en アメリカ合衆国の旗 マヤグエス 4x400mR 2位 3分01秒82 (2走)
英連邦競技大会 (en インドの旗 デリー 400m 4位 45秒56
4x400mR 4位 3分04秒35 (2走)
2011 中米カリブ選手権 (en アメリカ合衆国の旗 マヤグエス 200m 優勝 20秒60 (+1.1)
4x100mR 予選 39秒29 (4走) 決勝進出[注 1]
4x400mR 優勝 3分01秒33 (3走)
世界選手権 大韓民国の旗 大邱 200m 準決勝 DNF
パンアメリカン競技大会 (en メキシコの旗 グアダラハラ 200m 4位 20秒62 (-1.0)
2012 世界室内選手権 トルコの旗 イスタンブール 4x400mR 予選 DNS (1走)
オリンピック イギリスの旗 ロンドン 200m 準決勝 DQ 不正スタート
4x400mR 優勝 2分56秒72 (3走)
2014 世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x400mR 2位 2分57秒59 (4走)
英連邦競技大会 (en イギリスの旗 グラスゴー 200m 準決勝 20秒68 (+0.3)
4x400mR 2位 3分00秒51 (2走)
2015 世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x400mR 2位 2分58秒91 (2走)
パンアメリカン競技大会 (en カナダの旗 トロント 4x400mR 4位 3分00秒34 (2走)
世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 400m 準決勝 45秒43
4x400mR 予選 DQ (2走) レーン侵害
2016 世界室内選手権 アメリカ合衆国の旗 ポートランド 400m 予選 DQ レーン侵害
4x400mR 2位 3分04秒75 (1走) バハマ記録
オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 4x400mR 3位 2分58秒49 (2走)
2017 世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x400mR 予選 3分05秒37 (1走) B決勝進出[注 2]
4x400mR 優勝 3分14秒42 (1走) 男女混合
世界選手権 イギリスの旗 ロンドン 4x400mR 予選 3分03秒04 (2走)
2018 英連邦競技大会 (en オーストラリアの旗 ゴールドコースト 400m 準決勝 47秒44
4x400mR 予選 3分04秒62 (3走) 決勝進出[注 3]

脚注

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注釈

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  1. ^ 予選のみ出場。決勝のバハマは39秒46で4位。
  2. ^ 予選のみ出場。B決勝のバハマは3分08秒29で5位。
  3. ^ 予選のみ出場。決勝のバハマは3分01秒92で銀メダル獲得。

出典

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  1. ^ Event report: men's 4x400m Relay Final”. 国際陸上競技連盟 (2007年9月2日). 2016年3月21日閲覧。
  2. ^ Men's 4x400m Relay - FINAL”. 国際陸上競技連盟 (2008年8月23日). 2016年3月21日閲覧。
  3. ^ Athletes In Tune For Olympics”. The Tribune (2012年5月11日). 2015年9月29日閲覧。
  4. ^ London 2012 - Event Report - Men's 4x400m Final”. 国際陸上競技連盟 (2012年8月10日). 2015年9月29日閲覧。
  5. ^ Report: men's 4x400m heats – IAAF World Championships, Beijing 2015”. 国際陸上競技連盟 (2015年8月29日). 2016年2月6日閲覧。
  6. ^ No Relay Medal Chance For Bahamas After Men's 4 X 400m Team Is Disqualified”. tribune242 (2015年8月29日). 2016年2月6日閲覧。
  7. ^ Report: men's 4x400m final – IAAF World Indoor Championships Portland 2016”. 国際陸上競技連盟 (2016年3月20日). 2016年3月21日閲覧。
  8. ^ 第31回オリンピック男子4×400mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2016年8月20日). 2016年8月21日閲覧。

外部リンク

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記録
先代
ドミニク・デメリット
(20秒21)
2002年6月22日, 7月29日
男子200m
バハマ記録保持者
(20秒16)

2012年5月6日 - 2018年4月7日
次代
スティーヴン・ガーディナー
(19秒75)
2018年4月7日