ヨシムラ・フード・ホールディングス

株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス
Yoshimura Food Holdings K.K.
富国生命ビル
本社が入居する富国生命ビル
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 2884
2016年3月4日上場
略称 ヨシムラフードH
本社所在地 日本の旗 日本
100-0011
東京都千代田区内幸町二丁目2番2号
富国生命ビル18階
設立 2008年3月18日
(株式会社エルパートナーズ)
業種 食料品
法人番号 6010001128643 ウィキデータを編集
事業内容 食料品の製造・販売を行うグループ会社の経営管理、およびそれに付帯する業務
代表者 吉村元久代表取締役CEO
北堀孝男(代表取締役COO
資本金 5億2,784万1千円
発行済株式総数 22,171,795株
売上高 連結298億7,573万4千円
経常利益 連結7億4,015万7千円
純利益 連結1億7,721万4千円
純資産 連結66億7,809万7千円
総資産 連結238億7,739万6千円
従業員数 連結551名
決算期 2月
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主 吉村元久 39.68%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 7.34%
山口貴弘 4.89%
日本たばこ産業 4.75%
主要子会社 #グループ企業を参照
関係する人物 吉村元久(創業者)
雷蕾(監査役)
外部リンク http://y-food-h.com/
特記事項:財務データは2020年2月期[1]
テンプレートを表示

株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスは、中小の食品会社を傘下に持つ日本持株会社である。東京都千代田区に本社を置く。

概要

[編集]

大和証券事業法人部出身[2]吉村元久により、2008年3月に株式会社エルパートナーズとして設立。2008年8月に株式会社レバレッジパートナーズ、2009年8月に株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスに商号変更した[3] [1]

優良な商品や技術力を持ちながら、後継者難や市場の縮小、資金調達力不足などの理由により事業継続が難しくなった中小の食品会社をM&Aにより子会社化し、各社の持つ強みで、他の子会社の弱点を補うビジネスモデルを持つ[4][5]。これにより、限られた地域で展開していた中小企業でもグループ内の他の子会社の営業網を活用することで、販路拡大を図ることが可能となる[6]

吉村は「赤字企業でもグループ全体の価値向上につながれば買収する。投資ファンドとは異なり、売却目的のM&Aはしない」と強調し、「ニッチだが光る製品や技術を持つ中小企業はまだまだある」と述べている[5]

2016年3月4日に東証マザーズに上場[7]2017年3月21日には東証一部に市場変更した[8]

グループ企業

[編集]
  • 株式会社ヨシムラ・フード
本社は埼玉県越谷市1984年に株式会社ミズホとして設立。2008年12月にヨシムラ・フード・ホールディングスの子会社となり、2012年3月に株式会社ヨシムラ・フードに商号変更した。
2008年12月24日、株式会社篠崎屋から株式譲渡。ヨシムラ・フードHDの子会社となる[5]
本社は宮城県白石市。白石興産(旧法人)は1886年(明治19年)創業で、白石温麺の製造・販売を行う。2005年5月に新設した白石興産株式会社が旧法人の事業を継承。2010年2月にヨシムラ・フードHDの子会社となる。
本社は埼玉県越谷市。1996年に創業し、食肉鍋セットの販売を行う。2010年7月にヨシムラ・フードHDの子会社となる。
2010年にヨシムラ・フードHDの子会社となる。
本社は愛媛県四国中央市1887年水産加工業を創業、1961年に株式会社大文水産を設立。1993年に株式会社オーブンに社名変更。カキフライをはじめとする業務用冷凍食品の製造を行う。
競争激化による売上低迷とデリバティブ取引の損失などにより、2012年倒産民事再生法を申請[5]2013年2月にヨシムラ・フードHDが買収して子会社となる[5]
本社は埼玉県比企郡ときがわ町1965年に製菓用ナッツ類の焙煎を行う株式会社大信商会を設立、1985年には大信商会の販売子会社である株式会社ダイショウ(旧法人)を設立した。ピーナッツバターチョコスプレッドなどの製造を行う。
2014年2月に大信商会・ダイショウ(旧法人)の事業を継承する株式会社ダイショウ(新法人)を設立し、ヨシムラ・フードHDの子会社となる。
本社は神奈川県足柄上郡大井町。1993年に創業し、船凍品のまぐろ加工品の製造を行う。2015年1月にヨシムラ・フードHDの子会社となる。
本社は埼玉県熊谷市1977年に設立し、ゼリー類の製造を行う。2016年6月にヨシムラ・フードHDの子会社となる。
2016年7月にヨシムラ・フードHDの子会社となる[9]
本社は埼玉県大里郡寄居町1989年に設立し、冷凍豚カツ等の製造を行う。2016年7月にヨシムラ・フードHDの子会社となる。
本社は北海道留萌市1985年に設立し、ホッケニシンの燻製、イクラの醤油漬け等の製造を行う。2017年10月にヨシムラ・フードHDの子会社となる。
2018年にヨシムラ・フードHDの完全子会社となる[10]

過去のグループ企業

[編集]
  • 株式会社サンキフーズ
弁当総菜製造業。2010年1月に新設した子会社により、民事再生申立てを行った旧法人の事業を譲り受けたが2012年2月に譲渡。
  • 株式会社サッポロ巻本舗
豆製品製造・販売。2011年に、株式会社ミズホ(現 株式会社ヨシムラ・フード)より株式を譲り受けたが2012年10月に譲渡。
  • 株式会社エイチエーシー
健康食品通信販売業。ユニマットライフから譲り受けたが2013年2月に譲渡。
  • 株式会社ヨシムラ・フード(デリカ事業部)
2012年10月に事業譲渡[1]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 2020年2月期 有価証券報告書” (PDF). 株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス (2020年5月29日). 2020年8月1日閲覧。
  2. ^ ヨシムラ・フード・ホールディングスの吉村元久社長に聞く”. 株式投資情報 (2016年7月15日). 2017年1月22日閲覧。
  3. ^ フィスコ企業調査レポート
  4. ^ 後継者難に対応、中小の食品企業を活性化 ヨシムラ・フード・ホールディングス”. SankeiBiz (2016年5月16日). 2017年1月23日閲覧。
  5. ^ a b c d e M&Aで中小食品救う「異色ベンチャー」の野望 東洋経済オンライン、東洋経済新報社、2017年10月30日
  6. ^ 投資案件 株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス』(プレスリリース)産業革新機構、2014年2月24日http://www.incj.co.jp/investment/deal_067.html2017年1月22日閲覧 
  7. ^ 東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヨシムラ・フード・ホールディングス、2016年3月4日http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=13344762017年5月25日閲覧 
  8. ^ 東京証券取引所市場第一部への上場市場変更に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヨシムラ・フード・ホールディングス、2017年3月21日http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=14520622017年5月25日閲覧 
  9. ^ 歴史 榮川酒造株式会社
  10. ^ 株式会社おむすびころりん本舗の株式取得(子会社化)及び第三者割当増資引受に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヨシムラ・フード・ホールディングス、2018年2月2日http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=15507032018年2月22日閲覧 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]