ヨハン・ベルンハルト・バッハ
ヨハン・ベルンハルト・バッハ(Johann Bernhard Bach, 1676年5月23日 - 1749年6月11日)はドイツの作曲家であり、J・S・バッハの再従兄。
生涯
[編集]J・B・バッハはエアフルトに生まれ、幼少期に父ヨハン・エギディウス・バッハから音楽の教授を受ける。1695年にエアフルトでオルガニストの職に就き、さらにはマクデブルクでも似たような地位を得た。1703年にはヨハン・クリストフ・バッハに代わってアイゼナハのオルガニスト、および宮廷楽団のチェンバロ奏者となり、1749年にこの地で逝去した。
彼の音楽作品の大部分は失われているが、現存する作品の中には4つの管弦楽組曲が存在する。彼のオーケストラ作品の公演時に、J・S・バッハ専用のパートが用意されたことが知られている。彼の音楽性は、テレマンと似たものであるといわれている。
現存する作品
[編集]- 組曲第1番ト短調
- 組曲第2番ト長調
- 組曲第3番ホ短調
- 組曲第4番ニ長調
これらは1730年以前に執筆されたと考えられている。
鍵盤楽器用音楽
[編集]いくつかのオルガン・コラールと2つのシャコンヌのほか、J・B・バッハ作曲のフーガも2曲現存する。