ラグビーワールドカップ1999
概要 | |
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開催国 | ウェールズ |
期間 | 1999年10月1日 – 11月6日 |
出場国数 | 20ヶ国 (予選出場67ヶ国) |
最終結果 | |
優勝国 | オーストラリア |
準優勝国 | フランス |
3位 | 南アフリカ共和国 |
統計 | |
試合数 | 41 |
観客動員数 | 1,562,427人 (1試合平均38,108人) |
最多得点選手 | ゴンサロ・ケサーダ (102得点) |
最多トライ選手 | ジョナ・ロムー (8トライ) |
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ラグビーワールドカップ1999は、1999年10月1日から11月6日まで、ウェールズを中心にイングランド、スコットランド、フランス、アイルランドにまたがって開催された第4回ラグビーワールドカップ。
出場枠がこれまでの16から20に増加。この大会に限り、プールステージの後に決勝トーナメント進出をかけたプレーオフが行われた。
予選
[編集]この大会で予選を免除されたのは開催国ウェールズと前回大会の上位3チーム(南アフリカ、ニュージーランド、フランス)のわずか4チーム。残りの16枠が予選に割り振られた。このため、豪州・イングランド・スコットランド・アイルランドといった強豪国も大陸予選に参加している。また、大陸間プレーオフが導入された。
地区予選枠(14)
[編集]- 欧州6
- 30チームが出場し3ラウンドに分かれて行われた。第3ラウンドでは参加9チームを「シード国+第2ラウンド・プール1位通過国+第2ラウンド・プール2位通過国」×3組に分け、1回総当たりのリーグ戦を実施。各組上位2チーム、計6チームが本大会出場権獲得、3位の3チームは大陸間プレーオフに回る。
- 南北アメリカ3
- 12チームが出場し4ラウンドに分かれて行われた。第4ラウンドではシードのアルゼンチン・カナダ・アメリカ合衆国、第3ラウンドを勝ち上がったウルグアイの4チームが1回総当たりのリーグ戦で争い、上位3チームが本大会出場権を獲得。4位のチームが大陸間プレーオフに回る。
- アフリカ1
- 9チームが出場し4ラウンドに分かれて行われた。第4ラウンドではシードのモロッコ・コートジボワール、第3ラウンドを勝ち上がったナミビア・ジンバブエの4チームが1回総当たりのリーグ戦で争い、上位1チームが本大会出場権を獲得。2位のチームが大陸間プレーオフに回る。
- アジア1
- 8チームが出場し3ラウンドに分かれて行われた。第3ラウンド(アジア地区最終予選)ではシードの日本・韓国・香港、第2ラウンドを勝ち上がったチャイニーズタイペイの4チームが1回総当たりのリーグ戦で争い、上位1チームが本大会出場権を獲得。2位のチームが大陸間プレーオフに回る。
- オセアニア3
- 8チームが出場し3ラウンドに分かれて行われた。第3ラウンドではシードの豪州・サモア、第2ラウンドを勝ち上がったフィジー・トンガの4チームが1回総当たりのリーグ戦で争い、上位3チームが本大会出場権を獲得。4位のチームが大陸間プレーオフに回る。
大陸間プレーオフ(2)
[編集]各大陸予選から7チームが参加。2組に分かれて各組を勝ち残ったチームが本大会出場権を獲得。
1組
[編集]ラウンド1
日付 | ホーム | 結果 | アウェー | 開催地 | |
1999年3月6日 | トンガ | 37-6 | ジョージア | ヌクアロファ | |
1999年3月28日 | ジョージア | 28-27 | トンガ | トビリシ |
総得点64-34でトンガがラウンド2へ進出。
日付 | ホーム | 結果 | アウェー | 開催地 | |
1999年3月4日 | オランダ | 31-30 | 韓国 | アムステルダム | |
1999年4月4日 | 韓国 | 78-14 | オランダ | ソウル |
総得点108-45で韓国がラウンド2へ進出。
ラウンド2
日付 | ホーム | 結果 | アウェー | 開催地 | |
1999年4月16日 | トンガ | 58-26 | 韓国 | ヌクアロファ | |
1999年5月4日 | 韓国 | 15-82 | トンガ | ソウル |
2勝のトンガが本大会進出。
2組
[編集]ラウンド1
日付 | ホーム | 結果 | アウェー | 開催地 | |
1999年3月13日 | ウルグアイ | 46-9 | ポルトガル | モンテビデオ | |
1999年4月3日 | ポルトガル | 24-33 | ウルグアイ | リスボン |
2勝のウルグアイがラウンド2へ進出。
ラウンド2
日付 | ホーム | 結果 | アウェー | 開催地 | |
1999年4月18日 | ウルグアイ | 18-3 | モロッコ | モンテビデオ | |
1999年5月1日 | モロッコ | 21-18 | ウルグアイ | カサブランカ |
総得点36-24でウルグアイが本大会進出。
本大会出場チーム
[編集]予選名 | 前回大会順位 予選順位 | 出場国 | 出場回数 | 次点 (大陸間プレーオフ 参加チーム) |
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開催国 | ウェールズ | 4大会連続4回目 | ||
前回大会 上位3チーム (予選免除) | 優勝 | 南アフリカ共和国 | 2大会連続2回目 | |
2位 | ニュージーランド | 4大会連続4回目 | ||
3位 | フランス | 4大会連続4回目 | ||
ヨーロッパ地区 | 1組1位 | アイルランド | 4大会連続4回目 | ジョージア |
1組2位 | ルーマニア | 4大会連続4回目 | ||
2組1位 | イングランド | 4大会連続4回目 | オランダ | |
2組2位 | イタリア | 4大会連続4回目 | ||
3組1位 | スコットランド | 4大会連続4回目 | ポルトガル | |
3組2位 | スペイン | 初出場 | ||
オセアニア地区 | 1位 | オーストラリア | 4大会連続4回目 | トンガ |
2位 | フィジー | 2大会ぶり3回目 | ||
3位 | サモア | 3大会連続3回目 | ||
アメリカ地区 | 1位 | アルゼンチン | 4大会連続4回目 | ウルグアイ |
2位 | カナダ | 4大会連続4回目 | ||
3位 | アメリカ合衆国 | 2大会ぶり3回目 | ||
アジア地区 | 1位 | 日本 | 4大会連続4回目 | 韓国 |
アフリカ地区 | 1位 | ナミビア | 初出場 | モロッコ |
大陸間プレーオフ | 1組勝者 | トンガ | 2大会連続3回目 | |
2組勝者 | ウルグアイ | 初出場 |
プールステージ
[編集]1.勝ち点(勝ち:3 引き分け:2 負け:1) 2.直接対決の成績 3.得失点差 の順で争われる。
プールA(スコットランド)
[編集]Team | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝点 |
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南アフリカ共和国 | 3 | 0 | 0 | 132 | 35 | 9 |
スコットランド | 2 | 0 | 1 | 120 | 58 | 7 |
ウルグアイ | 1 | 0 | 2 | 42 | 97 | 5 |
スペイン | 0 | 0 | 3 | 18 | 122 | 3 |
プールB(イングランド)
[編集]Team | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝点 |
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ニュージーランド | 3 | 0 | 0 | 176 | 28 | 9 |
イングランド | 2 | 0 | 1 | 184 | 47 | 7 |
トンガ | 1 | 0 | 2 | 47 | 171 | 5 |
イタリア | 0 | 0 | 3 | 35 | 196 | 3 |
プールC(フランス)
[編集]Team | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝点 |
---|---|---|---|---|---|---|
フランス | 3 | 0 | 0 | 108 | 52 | 9 |
フィジー | 2 | 0 | 1 | 124 | 68 | 7 |
カナダ | 1 | 0 | 2 | 114 | 82 | 5 |
ナミビア | 0 | 0 | 3 | 42 | 186 | 3 |
プールD(ウェールズ)
[編集]Team | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝点 |
---|---|---|---|---|---|---|
ウェールズ | 2 | 0 | 1 | 118 | 71 | 7 |
サモア | 2 | 0 | 1 | 83 | 51 | 7 |
アルゼンチン | 2 | 0 | 1 | 97 | 72 | 7 |
日本 | 0 | 0 | 3 | 36 | 140 | 3 |
プールE(アイルランド)
[編集]Team | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 勝点 |
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オーストラリア | 3 | 0 | 0 | 135 | 31 | 9 |
アイルランド | 2 | 0 | 1 | 100 | 45 | 7 |
ルーマニア | 1 | 0 | 2 | 50 | 126 | 5 |
アメリカ合衆国 | 0 | 0 | 3 | 52 | 135 | 3 |
プレーオフ
[編集]1999年10月20日
- イングランド(プールB 2位) 45–24 フィジー(プールC 2位) - ロンドン
- スコットランド(プールA 2位) 35–20 サモア(プールD 2位) - エディンバラ
- アイルランド(プールE 2位) 24–28 アルゼンチン(プール3位 最上位) - ランス
決勝トーナメント
[編集]準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||
10月23日 - カーディフ | ||||||||||
ウェールズ | 9 | |||||||||
10月30日 - ロンドン | ||||||||||
オーストラリア | 24 | |||||||||
オーストラリア | 27 | |||||||||
10月24日 - パリ | ||||||||||
南アフリカ共和国 | 21 | |||||||||
南アフリカ共和国 | 44 | |||||||||
11月6日 - カーディフ | ||||||||||
イングランド | 21 | |||||||||
オーストラリア | 35 | |||||||||
10月24日 - エディンバラ | ||||||||||
フランス | 12 | |||||||||
ニュージーランド | 30 | |||||||||
10月31日 - ロンドン | ||||||||||
スコットランド | 18 | |||||||||
ニュージーランド | 31 | |||||||||
10月24日 - ダブリン | ||||||||||
フランス | 43 | 3位決定戦 | ||||||||
フランス | 47 | |||||||||
11月4日 - カーディフ | ||||||||||
アルゼンチン | 26 | |||||||||
南アフリカ共和国 | 22 | |||||||||
ニュージーランド | 18 | |||||||||
決勝
[編集]11月6日 15:00 WET/GMT (UTC+00) | オーストラリア | 35–12 | フランス | ミレニアム・スタジアム, カーディフ 観客数: 72,500人 レフリー: アンドレ・ワトソン |
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Tries: チューン, フィネガン Con: バーク (2) Pen: バーク (7) | Report | Pen: ラメゾン (4) |
1999 ワールドカップ優勝国 |
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オーストラリア 2大会ぶり2回目 |
日本での放送体制
[編集]NHKで開幕試合ウェールズvsアルゼンチンと、日本戦全試合、準決勝2試合、決勝戦が中継された。
また、Sky sports 2では全試合中継された。
ラジオでも文化放送で日本戦全試合を中継した。