リーハイバレー・アイアンピッグス

	リーハイバレー・アイアンピッグス ; Lehigh Valley IronPigs ; ペンシルベニア州アレンタウン
	創設: 1993年
	所属リーグ
	AAA級 (1993 – ); ;
	所属リーグ
	インターナショナルリーグ (2022 - ) 東地区; ; トリプルAイースト（2021）; インターナショナルリーグ (1993 - 2020);
	所属メジャーリーグ
	フィラデルフィア・フィリーズ (2007 – ); ボルチモア・オリオールズ (2003 - 2006); モントリオール・エクスポズ (1993 - 2002);
	歴代チーム名
	リーハイバレー・アイアンピッグス (2008 – ); オタワ・リンクス（1993 - 2007);
	歴代本拠地
	コカ・コーラ・パーク (2008 – ); 収容人員: 10,100人オタワ・ベースボール・スタジアム; （1993 - 2007）;
	獲得マイナーリーグタイトル
クラス優勝	なし
リーグ優勝	なし
地区優勝	2018
	オーナー: ジョセフ・フィンリー、クレイグ・スタイン
	GM: カート・ランデス
	監督: アンソニー・コントレラス

リーハイバレー・アイアンピッグス（英語: Lehigh Valley IronPigs, 略称: LHV）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州アレンタウンに本拠地を置くマイナーリーグの野球チーム。メジャーリーグのフィラデルフィア・フィリーズ傘下AAA級チームで、インターナショナルリーグ東地区に所属している。

チームの創設は2007年で、オタワ・リンクスを前身とする。ホームスタジアムはコカ・コーラ・パーク。愛称のアイアンピッグスはアレンタウン地区で生産される鋼の材料となる銑鉄（英語でpig iron）に由来する^[1]。

歴史

エクスポズ傘下時代

1993年に「オタワ・リンクス」として球団を創設。カナダのオタワにある、リンクス・スタジアムに本拠地を置いたAAA級インターナショナルリーグに所属し、メジャーリーグのモントリオール・エクスポズの傘下チームとして活動した。

オリオールズ傘下時代

2003年にボルチモア・オリオールズの傘下チームに変更された。

フィリーズ傘下時代

2007年にフィラデルフィア・フィリーズの傘下チームに変更された。フィリーズ傘下球団としては、1年間のみオタワでプレーした。

2008年にペンシルベニア州アレンタウンに移転し、チーム名は「リーハイバレー・アイアンピッグス」に変更となった。新球場のコカ・コーラ・パークも完成した。チームは55勝89敗と大きく負け越し、リーグ14位、地区6位となった。

2009年はカイル・ケンドリックやJ.C.ロメロがプレーした。最終的に、71勝73敗でリーグ8位、地区3位に浮上した。

2010年はAAA級のオールスターゲームの会場に本拠地のコカ・コーラ・パークが選ばれた。58勝86敗でリーグ13位を記録したが、平均観客動員数はリーグトップを記録した。

2011年はライン・サンドバーグが監督に就任し、チーム史上初めてのシーズン勝ち越しを記録した^[2]。最終的に、80勝64敗でリーグ4位を記録した。

2012年は75勝68敗でリーグ5位を記録した。タイラー・クロイドがリーグ最優秀防御率を受賞した^[3]。

2013年は72勝72敗でリーグ7位を記録した。

2014年は66勝78敗でリーグ11位を記録した。

2015年は63勝81敗でリーグ12位を記録した。

2016年は85勝58敗を記録した。2008年以来の1試合あたりの平均観客数8,978人で、マイナーリーグ最多を記録した。この数字は当時のコカ･コーラ・パークの固定席数よりも多かった。GM職のカート・ランデスは、「毎年、私たちのファンはマイナーリーグ全体で絶対に最高であることが証明された」と発言した^[4]。

2017年は80勝62敗で地区2位タイを記録した。リース・ホスキンスがAA級から昇格してプレーし、リーグMVPとルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた^[5]。

2018年は84勝56敗で球団史上最高の勝率（.600）を記録した。ジョーイ・メメネスが本塁打王、打点王、リーグMVPを受賞した^[6]。また、コール・アービンが最優秀防御率、監督のゲイリー・ジョーンズがマネージャー・オブ・ザ・イヤーを受賞した^[7]。

2019年は66勝74敗で地区5位を記録した。同年にチームは優れたマイナーリーグ運営に対して、ラリー・マクフェイル賞を受賞した^[8]。

2020年シーズンはCOVID-19の感染拡大のために、マイナーリーグは中止された^[9]。同年末のマイナーリーグ組織再編に伴い、2021年からは所属リーグをAAAイースト（AAAE）に移した^[10]。

2022年にはリーグ名変更に伴い、所属が元のインターナショナルリーグに戻った^[11]。8月にブライス・ハーパーが親指骨折からのリハビリのために配属されたため、コカ・コーラ・スタジアムのチケットは完売した^[12]。

選手名鑑

現役選手

投手

16 ネルソン・L・アルバレス (Nelson L. Alvarez)
-- ガブリエル・バルボーザ (Gabriel Barbosa)
-- オーガスト・カルデロン (Augusto Calderon)
-- ナビル・クリスマット ( Nabil Crismatt)
40 ジョナ・ディポト (Jonah Dipoto)
17 トリスタン・ガーネット (Tristan Garnett)
23 グリフ・マクギャリー (Griff McGarry)
-- ジョン・マクミロン (John McMillon|)
-- エマニュエル・メヒア (Enmanuel Mejia)
-- ニコラス・パディラ (Nicholas Padilla)
-- オースティン・シュルファー (Austin Schulfer)
48 アンドリュー・シュルツ (Andrew Schultz)
-- ギレルモ・ズニガ (Guillo Zuñiga)

捕手

48 ジョシュ・ブロー (Josh Breaux)
11 ペイトン・ヘンリー (Payton Henry)
-- ポール・マッキントッシュ (Paul McIntosh)
6 カルソン・テイラー (Carson Taylor)
16 ジャレッド・トーマス (Jared Thomas)

内野手

21 ロドルフォ・カストロ (Rodolfo Castro)
5 オット・ケンプ (Otto Kemp)
-- イサイアス・ディプレ (Isaias Dipre)
-- マット・クルーン (Matt Kroon)
-- ルイス・バードゥーゴ(Luis Verdugo)

外野手

9 マーカス・リー・サン (Marcus Lee Sang)
-- エドゥアルド・ロペス (Eduardo Lopez)
-- エリオ・プラド (Elio Prado)
11 イーサン・ウィルソン (Ethan Wilson)

* 40人ロースター
2024年 12月31日更新

[公式サイト(英語)より：ロースター選手の移籍・故障情報]

監督・コーチ

背番号	国籍	役職	選手名
28		監督	アンソニー・コントレラス
31		ベンチコーチ	クリス・アダメス
30		打撃コーチ	ジョー・サーストン
34		投手コーチ	ライアン・バクター
61		投手コーチ	タイラー・ヒギンス

過去の主な所属選手^[13]

J.A.ハップ（2008 , 2010）
J.C.ロメロ（2009 - 2010）
スコット・マシソン（2010 - 2011）（かつて東京読売ジャイアンツに在籍）

エクトル・ルナ（2012）（かつて中日ドラゴンズに在籍）
カイル・ケンドリック（2009）
バンス・ウォーリー（2010 - 2011）
ドモニク・ブラウン（2010 - 2011, 2015）
フィリップ・オーモン（2011 - 2015）
J.P.クロフォード（2016 - 2018）
セランソニー・ドミンゲス（2018）
ザック・エフリン（2016 - 2018）
ジョーイ・メネセス（2018）（かつてオリックス・バファローズに在籍）
アーロン・ノラ（2015, 2017）
フレディ・ガルビス（2011, 2013 - 2014, 2021）（かつて福岡ソフトバンクホークスに在籍）

括弧内は在籍年とする。

脚注

^ Report, Morning Call | Staff (2006年11月12日). “It’s the…IRONPIGS ** Lehigh Valley’s minor league baseball team selects a nickname.” (英語). The Morning Call. 2024年10月16日閲覧。
^ “IronPigs Open Season, Make History”. The Morning Call: pp. 27. (2011年4月8日) 2024年10月16日閲覧。
^ “The Official Site of Minor League Baseball” (英語). MLB.com. 2024年10月16日閲覧。
^ Editors, Ballpark Digest (2016年9月14日). “IronPigs Draw Over 600,000 Fans, Set Record | Ballpark Digest” (英語). 2024年10月16日閲覧。
^ “The Official Site of Minor League Baseball” (英語). MLB.com. 2024年10月16日閲覧。
^ “3AでMVPの強打者メネセスが「日本球界入り合意間近」地元メディアが報じる”. Full-Count（フルカウント） ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2018年10月20日). 2024年10月16日閲覧。
^ “The Official Site of Minor League Baseball” (英語). MLB.com. 2024年10月16日閲覧。
^ “Minor League Baseball Award Winners” (英語). MiLB.com. 2024年10月16日閲覧。
^ “2020 Minor League Baseball season shelved” (英語). MiLB.com. 2024年10月16日閲覧。
^ “Minors return with new look, structure” (英語). MLB.com. 2024年10月12日閲覧。
^ “Historical league names to return in 2022” (英語). MiLB.com. 2024年10月12日閲覧。
^ “Lehigh Valley is embracing Bryce Harper for as long as he's there” (english). PhillyVoice (2022-08-25T08:00:36.226288-04:00). 2024年10月12日閲覧。
^ “All-Time Roster” (英語). MiLB.com. 2024年10月16日閲覧。

外部リンク

The Official Site of The Lehigh Valley IronPigs （英語）
Lehigh Valley IronPigs (@lhvironpigs) - Instagram
Lehigh Valley IronPigs (LHVIronPigs) - Facebook
Lehigh Valley IronPigs (@IronPigs) - X（旧Twitter）

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[1] Report, Morning Call | Staff (2006年11月12日). “It’s the…IRONPIGS ** Lehigh Valley’s minor league baseball team selects a nickname.” (英語). The Morning Call. 2024年10月16日閲覧。

[2] “IronPigs Open Season, Make History”. The Morning Call: pp. 27. (2011年4月8日) 2024年10月16日閲覧。

[3] “The Official Site of Minor League Baseball” (英語). MLB.com. 2024年10月16日閲覧。

[4] Editors, Ballpark Digest (2016年9月14日). “IronPigs Draw Over 600,000 Fans, Set Record | Ballpark Digest” (英語). 2024年10月16日閲覧。

[5] “The Official Site of Minor League Baseball” (英語). MLB.com. 2024年10月16日閲覧。

[6] “3AでMVPの強打者メネセスが「日本球界入り合意間近」地元メディアが報じる”. Full-Count（フルカウント） ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2018年10月20日). 2024年10月16日閲覧。

[7] “The Official Site of Minor League Baseball” (英語). MLB.com. 2024年10月16日閲覧。

[8] “Minor League Baseball Award Winners” (英語). MiLB.com. 2024年10月16日閲覧。

[9] “2020 Minor League Baseball season shelved” (英語). MiLB.com. 2024年10月16日閲覧。

[10] “Minors return with new look, structure” (英語). MLB.com. 2024年10月12日閲覧。

[11] “Historical league names to return in 2022” (英語). MiLB.com. 2024年10月12日閲覧。

[12] “Lehigh Valley is embracing Bryce Harper for as long as he's there” (english). PhillyVoice (2022-08-25T08:00:36.226288-04:00). 2024年10月12日閲覧。

[13] “All-Time Roster” (英語). MiLB.com. 2024年10月16日閲覧。

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リーハイバレー・アイアンピッグス Lehigh Valley IronPigs ペンシルベニア州アレンタウン
創設: 1993年
所属リーグ
AAA級 (1993 – )
所属リーグ
インターナショナルリーグ (2022 - ) 東地区トリプルAイースト（2021）インターナショナルリーグ (1993 - 2020)
所属メジャーリーグ
フィラデルフィア・フィリーズ (2007 – ) ボルチモア・オリオールズ (2003 - 2006) モントリオール・エクスポズ (1993 - 2002)

歴代チーム名
リーハイバレー・アイアンピッグス (2008 – ) オタワ・リンクス（1993 - 2007)
歴代本拠地
コカ・コーラ・パーク (2008 – ) 収容人員: 10,100人オタワ・ベースボール・スタジアム（1993 - 2007）
獲得マイナーリーグタイトル
クラス優勝	なし
リーグ優勝	なし
地区優勝	2018
オーナー: ジョセフ・フィンリー、クレイグ・スタイン
GM: カート・ランデス
監督: アンソニー・コントレラス

表話編歴リーハイバレー・アイアンピッグスロースター
監督	ダスティ・ワーザン
コーチ	25 サル・レンデ (打撃コーチ) 34 デビッド・ランドクィスト (投手コーチ)
投手	マーク・アペルペドロ・ベアトショーン・バーネット 23 ジョーイ・デナトダリエル・イノホサベン・ライブリーマイケル・マリオットホビー・ミルナーコルトン・マレーワンダー・ペレスリカルド・ピントニック・ピベッタシーザー・ラモスジェイク・トンプソン
捕手	ホルヘ・アルファーロライアン・ハニガンブライアン・ホラデイ 11 ローガン・ムーア
内野手	3 J.P.クロフォード 6 テイラー・フェザーストンホルヘ・フローレスペドロ・フロリモンヘクター・ゴメス 8 アンジェロ・モラ 10 ブロック・スタッシ
外野手	5 オスメル・アギーラディラン・コーゼンズダニエル・ナバ 27 キャメロン・パーキンスロマン・クインニック・ウィリアムズ
公式サイト（英語）より　ロースター 2017年 3月30日更新

表話編歴フィラデルフィア・フィリーズ
球団	歴史選手監督成績
歴代本拠地	レクリエーション・パークベイカー・ボウルシャイブ・パークベテランズ・スタジアムシチズンズ・バンク・パーク
文化	フィリー・ファナティックソウル・トレインのテーマ
永久欠番	PHI PHI 1 14 15 20 32 34 36 42
フィリーズ球団殿堂	ロビン・ロバーツリッチー・アシュバーンチャック・クラインピート・アレクサンダーデル・エニスジム・バニングエド・デラハンティサイ・ウィリアムズグラニー・ハムナーポール・オーウェンズスティーブ・カールトンマイク・シュミットラリー・ボーワクリス・ショートカート・シモンズディック・アレンウィリー・ジョーンズサム・トンプソンジョニー・カリソングレッグ・ルジンスキータグ・マグロウギャビー・クラバスギャリー・マドックストニー・テイラーシェリー・マギービリー・ハミルトンボブ・ブーンダラス・グリーンジョン・ブコビッチフアン・サミュエルハリー・カラスダレン・ドールトンジョン・クルックマイク・リーバーサルカート・シリングチャーリー・マニエルパット・バレルジム・トーミパット・ギリックロイ・ハラデイボビー・アブレイユマニー・トリーヨベイク・マクブライドロン・リード
ワールドシリーズ優勝（2回）	1980 2008
ワールドシリーズ敗退（6回）	1915 1950 1983 1993 2009 2022
リーグ優勝（8回）	1915 1950 1980 1983 1993 2008 2009 2022
傘下マイナーチーム	リーハイバレー・アイアンピッグス（AAA級）レディング・ファイティン・フィルズ（AA級）ジャージーショア・ブルークロウズ（High-A級）クリアウォーター・スレッシャーズ（Single-A級）フロリダ・コンプレックスリーグ・フィリーズ（Rookie級）ドミニカン・サマーリーグ・フィリーズ（Rookie級）