一色まこと
いっしき まこと 一色 まこと | |
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活動期間 | 1984年(昭和59年) - |
ジャンル | 少年漫画、青年漫画 |
代表作 | 『花田少年史』 『ピアノの森』 |
受賞 |
一色 まこと(いっしき まこと)は、日本の女性[1]漫画家。
1984年(昭和59年)、『ヤングマガジン』(講談社)に掲載の「カオリ」でデビュー。1986年(昭和61年)に『週刊少年ジャンプ』(集英社)において「はなったれBoogie」で連載デビュー。青年誌を主とし、様々な雑誌で執筆している。『モーニング』(講談社)において「ピアノの森」を2015年11月まで連載していた。
代表作である『花田少年史』は2002年(平成14年)にテレビアニメ化、2006年(平成18年)に映画化されている。また、『ピアノの森』は2007年(平成19年)7月にアニメ映画化され、2018年(平成30年)4月にテレビアニメ化。
年表
[編集]- 1984年(昭和59年) - 「カオリ」で第10回ちばてつや賞佳作を受賞、『ヤングマガジン』(講談社)に掲載され漫画家としてデビューする。
- 1985年(昭和60年) - 「愛してるといってくれ」で第23回(1985年下半期)赤塚賞準入選を受賞。
- 1986年(昭和61年) - 『週刊少年ジャンプ』(集英社)において「はなったれBoogie」を連載して連載デビュー、一色初の単行本として単巻で発売される。
- 1987年(昭和62年) - 『ビッグコミックスピリッツ』において「出直しといで!」を連載開始( - 1992年)。
- 1990年(平成2年) - 初の短編集『一色まこと短編集 どいつもこいつも』を発売。
- 1993年(平成5年) - 『ミスターマガジン』において「花田少年史」を連載開始( - 1995年)。
- 1995年(平成7年) - 『ビッグコミックスピリッツ』において「ハッスル」を連載開始( - 1997年)。『花田少年史』で第19回講談社漫画賞受賞。
- 1998年(平成10年) - 『スーパージャンプ』において「魚人荘から愛をこめて」を連載開始(同年終了)。『ヤングマガジンアッパーズ』において「ピアノの森」を連載開始。2002年より長期休載に入り、その最中に同誌が休刊(2004年)。
- 2005年(平成17年) - 『モーニング』において「ピアノの森」を連載再開。
- 2008年(平成20年) - 『モーニング』25号において「ピアノの森」が不定期掲載となる事を発表。「ピアノの森」で文化庁メディア芸術祭でマンガ部門の大賞を受賞。
- 2015年(平成27年) - 『モーニング』49号において「ピアノの森」が完結。
作品リスト
[編集]漫画作品
[編集]各作品の詳細などについてはリンク先の各記事を参照。
- 2024年12月現在。
- デフォルトでの表記は発表順。他列でのソート後に再度発表順でソートするには、最左列を利用する。
- 「種」欄では作品の種類を連載作品と短編に大別。5話以上続いた作品を連載として扱い、それ以下の作品を短編として扱っている。
- 「掲載誌」欄でのソートは系列誌をまとめるため刊行頻度(週刊など)を無視してソートする。また増刊本誌については以下の略号を用いる。
- BS:ビッグコミックスピリッツ / MA:アクション / YMU:ヤングマガジンアッパーズ / WH:週刊宝石 / WJ:週刊少年ジャンプ
- 「収」欄は収録単行本を示す。記号対応は#単行本を参照。末尾の数字「x-y」は、「x:収録巻」・「y:各単行本内での収録順」を示す。
連載作品 | 短編作品 |
作品名 | 種 | 発行 | 掲載誌 | 収 | 注記 | |
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01 | カオリ | 短編 | 講談社 | ヤングマガジン 1984年15号 | 短1-7 | 第10回ちばてつや賞佳作受賞作。 デビュー作。 |
02 | キスしてあげる | 短編 | 光文社 | ジャストコミック 1985年12月号 | 短1-5 | |
03 | 愛しているといってくれ! | 短編 | 集英社 | WJ増刊 1986年スプリングスペシャル | 短1-4 | 『はなったれBoogie』【JSC版】にも収録されている。 |
04 | はなったれBoogie | 連載 | 集英社 | 週刊少年ジャンプ 1986年23号 - 31号 | は-1 | |
05 | 腐っても鯛子より | 短編 | 双葉社 | MA増刊別冊アクション 1986年8月22日号 | 短1-2 | |
06 | 腐っても鯛子より | 短編 | 双葉社 | MA増刊アクションキャラクター 1986年1号 - 2号 | 短1-3 | |
07 | しりあす -愛しているといってくれ!- | 短編 | 集英社 | 『はなったれBoogie』【JSC版】(1986年12月10日発行) | は-3 | 雑誌未掲載。 「愛しているといってくれ!」の後ろに収録。 【JSA版】には未収録。 |
08 | 麻布物語 | 短編 | 光文社 | WH増刊コミックBE! 1987年8号 - 9号 | 短1-8 | |
09 | 出直しといで! | 連載 | 小学館 | ビッグコミックスピリッツ 1987年35号 - 1992年2・3合併号 | 出 | |
10 | こんな女でごめんなさい | 短編 | 小学館 | BS増刊 1989年1月20日増刊 | — | 四コマ漫画。単行本未収録。 |
11 | どいつもこいつも | 短編 | 小学館 | BS増刊 1990年4月19日増刊号 | 短1-1 | |
12 | あぶないDr. | 短編 | 集英社 | 『どいつもこいつも』(1990年7月15日発行) | 短1-6 | 雑誌未掲載。 |
13 | ばか。 | 連載 | 光文社 | WH増刊コミックBE! 1990年8月17日号 - 1991年4月18日号 | 短2-6 | |
14 | 将ちゃん | 短編 | 小学館 | ビッグコミックスピリッツ 1990年10月29日号 | 短2-1 | -ガキの頃から- シリーズ |
15 | 野郎なんかにゃわかるまい! | 短編 | 小学館 | BS増刊スピリッツ21 1993年5月6日号 | 短2-2 | -ガキの頃から- シリーズ |
16 | 花田少年史 | 連載 | 講談社 | ミスターマガジン 1993年11号 - 1995年10号 | 花 | 1995年度第19回講談社漫画賞受賞作。 TVアニメ・実写映画化。 |
17 | 駒子 | 短編 | 講談社 | ミスターマガジン 1995年14 - 15号 | 短2-3 | -ガキの頃から- シリーズ |
18 | ハッスル | 連載 | 小学館 | ビッグコミックスピリッツ 1995年43号 - 1997年45号 | ハ | |
19 | 姉ちん | 短編 | 講談社 | ヤングマガジン 1998年2号 - 3・4合併号 | 短2-4 | -ガキの頃から- シリーズ |
20 | 魚人荘から愛をこめて | 連載 | 集英社 | スーパージャンプ 1998年4号 - 13号 | 魚 | |
21 | ピアノの森 | 連載 | 講談社 | ヤングマガジンアッパーズ 1998年9号 - 2003年22号 | ピ | アニメ映画化。 →『モーニング』へ移籍 |
22 | 花田少年史 | 短編 | 講談社 | YMU増刊花田少年史総集編4 2003年12月1日号 | 花5 | アニメ化に合わせた描き下ろし。 |
23 | いつも一緒 | 短編 | 小学館 | BS増刊スピリッツCasual 2004年9月16日号 | 短2-5 | -ガキの頃から- シリーズ |
24 | ピアノの森 | 連載 | 講談社 | モーニング 2005年20号 - 2015年49号 | ピ | 第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作。 ←『アッパーズ』より移籍。 |
25 | 13日には花を飾って | 短編 | 小学館 | ビッグコミックオリジナル 2019年7号[2] | — | |
26 | レディ・ロウと7日の森 | 連載 | 講談社 | モーニング 2020年24号 - | レ | 2020年40号より休載中 |
27 | 闇の少年 | 連載 | 小学館 | ビッグコミック 2021年23号[3] - 2022年16号[4] | 闇 | 連載は「椋洸介」名義[5]。 |
28 | 13日には花を飾って | 連載 | 小学館 | ビッグコミックオリジナル増刊 2023年5月号[6] - | — | 読み切りの連載化[7]。 |
29 | もうひとつのピアノの森 整う音 | 連載 | 講談社 | モーニング 2025年4・5合併号[8] - | — | 『ピアノの森』の新たな話[8]。 |
単行本
[編集]書誌情報の詳細などについてはリンク先の各記事を参照。
- 2015年12月現在。
- 書名が同じ物は【 】内の注記で区分をつけている。
- デフォルトでの表記は作品毎にまとめて初巻の発行順とし、短編集については最後にまとめた。他列でのソート後にデフォルトの順へと戻すには、最左列を利用する。
- 「略」欄は上記#漫画作品の収録欄で用いている略号を示す。
オリジナル | 再出版 | 短編集 |
書名 | 発行 | レーベル | 判 | 発行年 | 巻 | 注記 | 略 | |
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01 | はなったれBoogie【JSC版】 | 創美社 | ジャンプ スーパー コミックス | 新書 | 1986年12月 | 1 | 初の単行本。 | は |
02 | はなったれBoogie【JSA版】 | 創美社 | ジャンプ スーパー エース | A5 | 1990年06月 | 1 | ワイド版での再出版。【JSC版】巻末の短編は未収録。 | は |
03 | 出直しといで!【BC版】 | 小学館 | ビッグコミックス | B6 | 1988年09月 - 1993年01月 | 6 | 出 | |
04 | 出直しといで!【ワイド版】 | 小学館 | ビッグコミックスワイド | B6 | 1999年02月 - 1999年04月 | 3 | ワイド版での再出版。 | 出 |
05 | 出直しといで!【UKC版】 | 講談社 | アッパーズKC | B6 | 2003年08月 - 2003年10月 | 3 | 再出版。 | 出 |
06 | 出直しといで!【文庫版】 | 講談社 | 講談社漫画文庫 | 文庫 | 2007年06月 - 2007年07月 | 3 | 文庫判での再出版。 | 出 |
07 | ハッスル | 小学館 | ビッグコミックス | B6 | 1996年08月 - 1998年01月 | 6 | ハ | |
08 | 花田少年史【MrKC版】 | 講談社 | ミスターマガジンKC | B6 | 1994年01月 - 1995年07月 | 4 | 花 | |
09 | 花田少年史【文庫版】 | 講談社 | 講談社漫画文庫 | 文庫 | 1999年05月 - 1999年08月 | 4 | 文庫判での再出版。 | 花 |
10 | 花田少年史【UKC版】 | 講談社 | アッパーズKC | B6 | 2002年10月 - 2003年12月 | 5 | 4巻まではMrKC版の再出版。番外編の5巻はオリジナル。 | 花 |
11 | 花田少年史【MKC版】 | 講談社 | モーニングKC | B6 | 2006年04月 | 5 | 再出版。 | 花 |
12 | 魚人荘から愛をこめて | 集英社 | ジャンプ・コミックスデラックス | B6 | 1998年11月 | 1 | 魚 | |
13 | ピアノの森【UKC版】 | 講談社 | アッパーズKC | B6 | 1999年08月 - 2002年11月 | 9 | レーベルの廃止後、モーニングKCより続刊。 | ピ |
14 | ピアノの森【MKC版】 | 講談社 | モーニングKC | B6 | 2005年04月 - 2015年12月 | 26 | 9巻まではUKC版の再出版。10巻以降はオリジナル。 | ピ |
15 | 一色まこと短編集 どいつもこいつも | 創美社 | ジャンプ スーパー エース | A5 | 1990年07月 | 1 | 初の短編集。 | 短1 |
16 | -ガキの頃から- 一色まこと短編集 | 講談社 | モーニングKC | B6 | 2010年03月 | 1 | 2冊目の短編集。 | 短2 |
脚注
[編集]- ^ まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 4-8169-1760-8、44頁
- ^ “ビッグコミックオリジナル7号 2019年4月5日号”. ビッグコミックBLOS.NET. 小学館. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “長崎尚志の短編ホラー小説がビッグコミックでマンガ化、次号「正直不動産」重大告知”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年11月25日). 2022年8月15日閲覧。
- ^ 『ビッグコミック』2022年16号、小学館、2022年8月10日、ASIN B0B7Q3R11F。目次より。
- ^ “「闇の少年」作者の“椋洸介”は「ピアノの森」の一色まこと、単行本上下巻が9月に発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年8月15日). 2022年8月15日閲覧。
- ^ “一色まことが大家族に巻き起こる騒動描く新連載、BCオリジナル増刊号で開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年4月12日). 2023年4月12日閲覧。
- ^ 「13日には花を飾って」『ビッグコミックオリジナル増刊』2023年5月12日号、小学館、2023年4月12日、5頁。扉ページより。
- ^ a b “一色まこと「ピアノの森」から生まれた新たな物語がモーニングで、清野とおるの新連載も”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月26日). 2024年12月26日閲覧。
関連項目
[編集]- 花田少年史 幽霊と秘密のトンネル - 『花田少年史』の実写映画作品。
外部リンク
[編集]- 一色まこと新連載『レディ・ロウと7日の森』公式 (@nanokanomori) - X(旧Twitter)