三ツ境駅

三ツ境駅
ペデストリアンデッキ上から駅入口を望む。(2015年4月12日)
みつきょう
Mitsukyō
SO11 希望ヶ丘 (1.4 km)
(1.9 km) 瀬谷 SO13
地図
所在地 横浜市瀬谷区三ツ境4番地
北緯35度28分4秒 東経139度30分10秒 / 北緯35.46778度 東経139.50278度 / 35.46778; 139.50278座標: 北緯35度28分4秒 東経139度30分10秒 / 北緯35.46778度 東経139.50278度 / 35.46778; 139.50278
駅番号 SO12
所属事業者 相模鉄道
所属路線 相鉄本線
キロ程 13.6 km(横浜起点)
電報略号 ミツ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[相鉄 1]50,845人/日
-2023年-
開業年月日 1926年大正15年)5月12日
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三ツ境駅(みつきょうえき)は、神奈川県横浜市瀬谷区三ツ境にある、相模鉄道相鉄本線である。駅番号SO12

相模野台地上にあり、標高は76 mで、相鉄の駅で最も高い。横浜市内でも最高峰の駅である。

歴史

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神中鉄道三ツ境駅(1927年頃)

駅名の由来

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1889年明治22年)から1939年(昭和14年)にかけて存在していた都筑郡二俣川村(大字二俣川)と都岡村(大字下川井)、鎌倉郡中川村(大字阿久和)の三つの境であることから、「三ツ境」と名付けられる。

なお、この付近は分水嶺となっており、古くから武蔵国都筑郡(二俣川村・下川井村)と相模国鎌倉郡(瀬谷村)・同高座郡(下鶴間村)の2か国3郡が至近で境を接している場所でもあり(カッコ内は町村制施行前の村名)、当駅の横浜寄りが相模国と武蔵国の境(相武国境)にかかっていた。

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有する。駅舎は北口の駅ビル相鉄ライフ 三ツ境」(通称:三ツ境ライフ)と一体化しており、線路上に整備された駅前人工広場ペデストリアンデッキ)とも地上2階レベルで接続している。

2007年度から2008年度にかけてバリアフリー化工事が行われ、コンコースと上下(1・2番線)ホームを連絡するエレベーターと、コンコースと上り(2番線)ホームを連絡するエスカレーターがそれぞれ設置された。また、各ホームにはユニバーサルデザインの一環として多機能トイレも設置された。さらに2010年度にかけて風力発電機、太陽光発電パネル[注 2]太陽光集光装置(関東の私鉄で初導入)[4]ミスト冷却装置の設置や壁面緑化、案内サインの更新、駅舎のリニューアル、耐震補強などの改良工事も実施されている[1]

その後、2015年度には行先案内表示装置2016年度には待合室が設置された。

ギャラリー

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のりば

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番線 路線 方向 行先[5]
1 SO 相鉄本線 下り 海老名方面
2 上り 横浜湘南台二俣川のりかえ)羽沢横浜国大方面

駅構内施設

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利用状況

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2023年度の1日平均乗降人員50,845人である[相鉄 1]。相鉄線全27駅中第7位。

当駅は瀬谷区に所在しているが、東側の旭区にも隣接しているため、瀬谷区だけではなく、旭区西部地域も駅勢圏である。

近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員
年度 1日平均
乗降人員[* 1]
1日平均
乗車人員[* 2][* 3]
出典
1980年(昭和55年) 26,899 [横浜市統計書 1]
1981年(昭和56年) 27,608 [横浜市統計書 1]
1982年(昭和57年) 27,836 [横浜市統計書 1]
1983年(昭和58年) 28,339 [横浜市統計書 1]
1984年(昭和59年) 29,047 [横浜市統計書 1]
1985年(昭和60年) 29,551 [横浜市統計書 1]
1986年(昭和61年) 30,521 [横浜市統計書 1]
1987年(昭和62年) 31,896 [横浜市統計書 1]
1988年(昭和63年) 33,627 [横浜市統計書 1]
1989年(平成元年) 34,027 [横浜市統計書 1]
1990年(平成02年) 34,674 [横浜市統計書 1]
1991年(平成03年) 35,145 [横浜市統計書 1]
1992年(平成04年) 34,830 [横浜市統計書 1]
1993年(平成05年) 35,049 [横浜市統計書 1]
1994年(平成06年) 34,852 [横浜市統計書 1]
1995年(平成07年) 34,884 [横浜市統計書 1]
1996年(平成08年) 34,279 [横浜市統計書 1]
1997年(平成09年) 33,255 [横浜市統計書 1]
1998年(平成10年) 33,067 [横浜市統計書 1]
1999年(平成11年) 65,426 32,428 [神奈川県統計 1]
2000年(平成12年) 63,899 31,759 [神奈川県統計 1]
2001年(平成13年) 63,074 31,362 [神奈川県統計 2]
2002年(平成14年) 61,853 30,715 [神奈川県統計 3]
2003年(平成15年) 60,923 30,205 [神奈川県統計 4]
2004年(平成16年) 60,256 29,882 [神奈川県統計 5]
2005年(平成17年) 60,515 29,992 [神奈川県統計 6]
2006年(平成18年) 60,994 30,276 [神奈川県統計 7]
2007年(平成19年) 61,372 30,464 [神奈川県統計 8]
2008年(平成20年) 60,706 30,136 [神奈川県統計 9]
2009年(平成21年) 59,854 29,718 [神奈川県統計 10]
2010年(平成22年) 59,664 29,616 [神奈川県統計 11]
2011年(平成23年) 58,494 29,052 [神奈川県統計 12]
2012年(平成24年) 59,223 29,404 [神奈川県統計 13]
2013年(平成25年) 59,806 29,708 [神奈川県統計 14]
2014年(平成26年) 58,021 28,847 [神奈川県統計 15]
2015年(平成27年) 58,533 29,093 [神奈川県統計 16]
2016年(平成28年) 58,649 29,169 [神奈川県統計 17]
2017年(平成29年) 58,905 29,285 [神奈川県統計 18]
2018年(平成30年) [相鉄 2]58,418 29,043 [神奈川県統計 19]
2019年(令和元年) [相鉄 3]57,806 28,824 [神奈川県統計 20]
2020年(令和02年) [相鉄 4]44,123 21,960 [神奈川県統計 21]
2021年(令和03年) [相鉄 5]46,531 23,130 [神奈川県統計 22]
2022年(令和04年) [相鉄 6]49,177 24,477
2023年(令和05年) [相鉄 1]50,845

駅周辺

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当駅は瀬谷区の中心駅であるが、北口の野境道路[注 3](バスターミナル北側)から北側と南口の三ツ境橋から東側は旭区である。

相鉄ライフ 三ツ境(三ツ境ライフ)

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北口(野境道路・笹野台方面)

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南口(二ツ橋・瀬谷区役所方面)

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バス路線

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バスターミナルは北口と南口のイオンスタイル前の2か所にある。なお、南口発のバスはバスターミナルより駅に近い「三ツ境駅前バス停にも停車するが、南口着のバスは同バス停には停車せず、南口バスターミナル向かいの降車場が終点となる。

北口バスターミナル

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北口バスターミナルには神奈川中央交通・神奈川中央交通東相鉄バスのバス路線が乗り入れている。停留所名は神奈川中央交通・神奈川中央交通東が「三ツ境駅北口」なのに対し、相鉄バスは「三ツ境駅」と異なっている。2007年11月までは横浜市営バスも116系統を運行していたが、撤退した。

  • 1番乗り場
    • 116:近隣公園前経由 若葉台中央行(神奈川中央交通・相鉄バス)
    • 116:地区公園経由 若葉台中央行(神奈川中央交通・相鉄バス)
    • 境21:十日市場駅行(神奈川中央交通)
  • 2番乗り場
  • 3番乗り場
  • 4番乗り場
    • 旭28:ニュータウン南瀬谷行(相鉄バス)
    • 旭29:ニュータウン南瀬谷循環(相鉄バス)
    • 境30:細谷戸第5行(神奈川中央交通東)
  • 側道乗り場
    • 間15:鶴間駅東口行(神奈川中央交通東)
各路線の詳細は「神奈川中央交通中山営業所」・「神奈川中央交通東・大和営業所」・「相鉄バス#旭営業所担当路線」を参照。

南口バスターミナル

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南口バスターミナルには神奈川中央交通のバス路線が乗り入れている。停留所名は「三ツ境駅」である。1999年までは三ツ境駅南口に折り返し設備がなかった時代の名残として、一部のバス路線が三ツ境東原住宅まで乗り入れ、折返しを行っていた。[要出典]

  • 1番乗り場
  • 2番乗り場
    • 境01:上飯田車庫
    • 戸16:隼人中学・高校・湘南泉病院経由 戸塚バスセンター
    • 戸17:阿久和・湘南泉病院経由 戸塚バスセンター行
    • 戸19:阿久和経由 戸塚バスセンター行
各路線の詳細は「神奈川中央交通戸塚営業所」を参照。

隣の駅

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相模鉄道
SO 相鉄本線
特急
通過
通勤急行(平日上りのみ運転)・快速・各駅停車
希望ヶ丘駅 (SO11) - 三ツ境駅 (SO12) - 瀬谷駅 (SO13)
  • 当駅 - 瀬谷駅間には、1960年まで二ツ橋駅が存在していた。

脚注

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注釈

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  1. ^ 最初に開業した区間の駅は二俣川 - 三ツ境 - 二ツ橋 - 瀬谷 - 大和 - 相模大塚 - 相模国分 - 厚木である。
  2. ^ 相鉄では「三ツ境エコステーション」と銘打ち、太陽光発電量を示すパネルが駅構内コンコースに設置されている。
  3. ^ かつての武蔵国相模国の国境(武相国境)で、現在は旭区との区境にあたる。江戸時代より野境道(のざかいみち)と呼ばれ利用されてきた[6]。現在の野境道路は国道16号の「上川井交番前」交差点まで続いているが、本来の野境道である武相国境あるいは現・旭区との区境は聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院付近の「瀬谷高校入口」交差点で西側に進み、瀬谷市民の森北東端の間道を通って旧上瀬谷通信施設方面に抜けている。

出典

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記事本文の出典

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  1. ^ a b 三ツ境駅 自然エネルギーでエコ駅に 改良工事で太陽光パネルや壁面緑化タウンニュース 2011年5月12日号掲載)
  2. ^ 「第33回 全国都市緑化よこはまフェア」の公式テーマソングGReeeeNの「キミマツ」を列車接近メロディーに導入 (PDF) (相鉄グループ 2017年3月23日)
  3. ^ 三ツ境駅1・2番線のホームドア運用を開始します”. 相模鉄道 (2022年10月18日). 2022年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月2日閲覧。
  4. ^ ひまわり導入事例:交通機関(駅・道路)(ラフォーレエンジニアリング)
  5. ^ 三ツ境 駅構内マップ”. 相模鉄道. 2023年6月5日閲覧。
  6. ^ 武相国境・緑の森コース > 武相国境 (野境道路)アーカイブ〉(横浜市瀬谷区公式ウェブサイト)

利用状況の出典

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相模鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 相鉄グループ要覧2024-2025 (PDF) (Report). p. 69. 2024年8月3日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2024年8月3日閲覧
  2. ^ 相鉄グループ要覧2019-2020 (PDF) (Report). p. 16. 2023年10月22日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧
  3. ^ 相鉄グループ要覧2020-2021 (PDF) (Report). p. 17. 2020年9月27日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧
  4. ^ 相鉄グループ要覧2021-2022 (PDF) (Report). p. 19. 2021年12月1日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧
  5. ^ 相鉄グループ要覧2022-2023 (PDF) (Report). p. 18. 2023年10月22日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧
  6. ^ 相鉄グループ要覧2023-2024 (PDF) (Report). p. 69. 2023年10月22日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年10月22日閲覧
私鉄の統計データ
  1. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  2. ^ 神奈川県県勢要覧 - 神奈川県
  3. ^ 横浜市統計書 - 横浜市
神奈川県県勢要覧
  1. ^ a b 平成13年 (PDF) - 227ページ
  2. ^ 平成14年 (PDF) - 225ページ
  3. ^ 平成15年 (PDF) - 225ページ
  4. ^ 平成16年 (PDF) - 225ページ
  5. ^ 平成17年 (PDF) - 227ページ
  6. ^ 平成18年 (PDF) - 227ページ
  7. ^ 平成19年 (PDF) - 229ページ
  8. ^ 平成20年 (PDF) - 233ページ
  9. ^ 平成21年 (PDF) - 243ページ
  10. ^ 平成22年 (PDF) - 241ページ
  11. ^ 平成23年 (PDF) - 241ページ
  12. ^ 平成24年 (PDF) - 237ページ
  13. ^ 平成25年 (PDF) - 239ページ
  14. ^ 平成26年 (PDF) - 241ページ
  15. ^ 平成27年 (PDF) - 241ページ
  16. ^ 平成28年 (PDF) - 249ページ
  17. ^ 平成29年 (PDF) - 241ページ
  18. ^ 平成30年 (PDF) - 225ページ
  19. ^ 令和元年 (PDF) - 225ページ
  20. ^ 令和2年 (PDF) - 225ページ
  21. ^ 令和3年 (PDF) - 217ページ
  22. ^ 令和4年 (PDF) - 221ページ
横浜市統計書 9運輸 -鉄道、軌道駅別利用人員
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 相模鉄道線乗降車人員-横浜市

関連項目

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外部リンク

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