三上延
三上 延 (みかみ えん) | |
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ペンネーム | |
誕生 | 1971年10月21日(53歳) 日本・神奈川県横浜市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士 |
最終学歴 | 武蔵大学人文学部卒業 |
活動期間 | 2002年 - |
ジャンル | ライトノベル ミステリ 推理小説 |
代表作 | 『ビブリア古書堂の事件手帖』など |
デビュー作 | 『ダーク・バイオレッツ』 |
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1971年10月21日[1] -)は、日本の小説家。神奈川県横浜市生まれ。
(みかみ えん、略歴
[編集]1971年神奈川県横浜市生まれ。2歳頃から綾瀬市に住み[2]、10歳で藤沢市に転居[2]。神奈川県立大船高等学校を経て、武蔵大学人文学部社会学科を卒業[3][4]。
大学時代は文芸部に所属[5]。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で第8回電撃小説大賞3次選考を通過し、2002年に同作でデビュー[4]。ホラー風の作品が多かったが2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネートされている。
2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネートされる[4]。
2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネートされる[6]。
作品リスト
[編集]単行本
[編集]- 電撃文庫
- ダーク・バイオレッツ(2002年6月 - 2004年3月, 全7巻)
- シャドウテイカー(2004年6月 - 2005年6月, 全5巻)
- 山姫アンチメモニクス(2005年8月 - 2005年12月, 全2巻)
- 天空のアルカミレス(2006年4月 - 2007年6月, 全5巻)
- モーフィアスの教室(2008年1月 - 2008年11月, 全4巻)
- 偽りのドラグーン(2009年8月 - 2011年7月, 全5巻)
- メディアワークス文庫
- ビブリア古書堂の事件手帖(2011年3月 - 2017年2月, 全7巻)
- ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~(2018年9月 - 、既刊3巻)
- 角川つばさ文庫
- ビブリア古書堂の事件手帖(2016年8月 - )
- 光文社
- 江ノ島西浦写真館 (2015年12月16日 / 光文社文庫、2018年6月12日)
- 新潮社
- 同潤会代官山アパートメント(2019年4月)
- その他
- ファンタジーへの誘い-ストーリーテラーのことのは-(2016年6月 徳間書店)《インタビュー集》
雑誌掲載・アンソロジー収録作品
[編集]- 「Falling」(『電撃hp Volume31』2004年8月)
- 「M/W・二枚のメダル」(『電撃hpSPECAL 2005 SPRING』)
- 「死者の箱舟」(『電撃h』)
- 「いぬみみメイド かなたタン」(『電撃hPa』)
- 「ネガイゴト」(『電撃hp Volume43』2006年8月)
- 「マリカ」(『電撃hp Volume49』2007年8月)
- 「月の沙漠を」(『この部屋で君と』新潮文庫nex、2014年9月)
- 「江ノ島西浦写真館」(『ジャーロ』No.54、2015年6月)
- 「太宰治『待つ』」(『ビブリア古書堂の事件手帖 7巻発売記念スペシャル書き下ろし掌編』フリーペーパー、2017年2月)再録
- 「2020」(『蠱惑の本 異形コレクションL』光文社文庫、2020年12月)
- 「シネマバー・ソラリスと探しもの」(『別冊文藝春秋』2021年7月号 - 連載中)
その他
[編集]編纂・監修
[編集]- 栞子さんの本棚 ビブリオ古書堂セレクトハンドブック(編纂・エッセイ執筆、角川文庫、2013年5月)
- ビブリア古書堂セレクトブック ブラック・ジャック編(編纂・エッセイ執筆、角川文庫、2017年2月)
- ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌(原作・監修、峰守ひろかず著、電撃文庫、2017年3月)
エッセイ・評論
[編集]- 解説「落穂拾い」と私――小山清の生活のこと(『落穂拾い・犬の生活』小山清著、ちくま文庫、2013年3月)
- 大人が楽しめる新感覚ライトノベル入門(『THE21』第30巻第5号 PHP研究所、2013年5月)
- 読書狂(ビブリオマニア)の冒険は終わらない! (倉田英之との共著、集英社新書、2014年10月)
- 恐怖のノスタルジー(エッセイ)(『小説新潮』2017年8月号)
- トップランナーの図書館活用術 才能を引き出した情報空間 (インタビュー 「物語を紡ぐ人、物語と出会う場所」)(岡部 晋典 著、勉誠出版、2017年8月)
- 「『文化防衛論』の射程――三島と天皇」(『yomyom』2020年12月号)
- 「気づけば、相棒」(『小説宝石』2024年1月号)
映像化
[編集]- ビブリア古書堂の事件手帖 (2013年1月 - 3月、フジテレビ系にて放送。主演:剛力彩芽)
脚注
[編集]- ^ https://twitter.com/mikamien/status/259849391886704640
- ^ a b “作家の読書道 第122回:三上延さん|作家の読書道|WEB本の雑誌”. WEB本の雑誌. 2022年8月30日閲覧。
- ^ “著者は語る 作家・三上延氏”. 2011年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月31日閲覧。 - SankeiBiz(2011年11月26日)
- ^ a b c 日本推理作家協会 編『推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ 2012』(第1刷)講談社、2012年7月5日、223頁。ISBN 978-4-06-114913-7。
- ^ 作家の読書道 - WEB本の雑誌(2012年1月18日)
- ^ 日本推理作家協会
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 馬的思考日記 - 公式サイト
- はてな馬的思考 - 公式ブログ
- 三上延 (@mikamien) - X(旧Twitter)
- 書店と私の関係―『ビブリア古書堂の事件手帖』の源泉とは - 情報紙「有鄰」第520号P1記事