京都府立盲学校
京都府立盲学校(きょうとふりつ もうがっこう)は、京都府京都市北区紫野にある府立盲学校。主に京都府在住の視覚障害を抱える児童・生徒が学ぶ。舞鶴市に舞鶴分校がある。
概要
[編集]1878年に「京都盲唖院」として、日本で最初に設立された、障害を持つ児童・生徒のための教育の場である。
幼児期から高等部までの学部や課程を置き、普通教育、自立活動、職業科などを系統的に実施している。 高等部の音楽科、専攻科の普通科・研究部理療科には他府県からの受験も認められる。視覚障害と他の障害を併せ有する生徒の重複教育も行っている。理療科を中心に中途失明者の社会復帰にも役立とうと努めている。 近年は、通常の学校や学級などに在籍する視覚障害児童・生徒のニーズに応える『視援教育相談室』などの取組も展開している。
所在地
[編集]- 幼小中学部
- 京都府京都市北区紫野大徳寺町27
- 高等部
- 京都府京都市北区紫野花ノ坊町1
設置学部
[編集]- 幼稚部
- 小学部
- 中学部
- 高等部本科(普通科、音楽科、保健理療科)
- 高等部専攻科(普通科、音楽科、保健理療科、理療科)
- 研究部理療科
歴史
[編集]- 1878年(明治11年) - 開校。
- 1879年(明治12年) - 京都府立となり、現在の京都府庁前に移転。
- 1889年(明治22年) - 京都市へ移管。
- 1925年(大正14年)4月1日 - 盲・聾を分離し、京都市立盲学校と改称。
- 1931年(昭和 6年)4月1日 - 京都府に移管し、京都府立盲学校と改称。
- 1937年(昭和12年)12月3日 - 現在地へ移転。
- 1945年(昭和20年)3月14日 - 戦時非常措置令により休校。
- 1945年(昭和20年)11月10日 - 授業再開。
- 1950年(昭和25年)4月1日 - 小学部に重複学級を設置。
- 1952年(昭和27年)4月1日 - 幼稚部を開設。
- 1952年(昭和27年)6月16日 - 舞鶴市に盲・聾分校開設。
- 1978年(昭和53年) - 創立百周年『京都府盲聾教育百年史』を刊行。
- 2003年(平成15年) - 創立125周年式典。