今治大丸
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 日本 〒794-8607 愛媛県今治市常盤町四丁目1番18号[1] |
設立 | 1962年(昭和37年)3月 |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 百貨店の運営 |
代表者 | 天野公朗[2] |
資本金 | 3億円[3] |
従業員数 | 147名[4] |
主要株主 | 株式会社大丸 |
特記事項:2008年(平成20年)12月31日で営業終了、清算手続きに移行[3]。 |
今治大丸 Imabari Daimaru | |
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営業当時の今治大丸 | |
店舗概要 | |
所在地 | 〒794-8607 愛媛県今治市常盤町四丁目1番18号[1] |
開業日 | 1962年(昭和37年)3月 |
閉業日 | 2008年(平成20年)12月31日[2] |
施設所有者 | 株式会社今治大丸他[1] |
施設管理者 | 株式会社今治大丸[1] |
敷地面積 | 2,454 m²[1] |
商業施設面積 | 10,540 m²[4] |
前身 | 大洋デパート[2] |
最寄駅 | 今治駅 |
今治大丸(いまばりだいまる)は、かつて愛媛県今治市で営業していた日本の百貨店およびその運営会社。日本の大手百貨店の大丸(現・大丸松坂屋百貨店)の子会社だった。
概要
[編集]店舗面積は10,540m2[4]で大丸では新居浜大丸、長崎大丸に次いで最小規模であった。新居浜大丸閉店後には新居浜市に出張所を設置していた。
1962年(昭和37年)に地元資本の百貨店大洋デパートとして今治市で創業し[2][3]、1973年(昭和48年)に常盤町四丁目(閉店時の場所)に移転した[3]。
移転した翌年の1974年(昭和49年)に大丸の傘下に入り今治大丸に商号変更し[3]、今治市の中心市街地の商店街を代表する百貨店として営業する[3]と共に外商部門では強みを持ち東予地方を中心に顧客を獲得してピーク時の1992年(平成4年)2月期に売上高101億円[2]を上げた。
2001年(平成13年)には大丸の100%子会社となった[2][4]が、今治港の衰退や地場産業のタオル産業の不振などに加えて、郊外型ショッピングセンターの進出が相次いで競争が激化した影響を受けて2007年(平成19年)2月期からは2期連続で当期赤字に転落し[3][4]、2007年(平成19年)2月期は売上高60億円で純損失7500万円を計上[2]して約23億円に上る累積損失解消の見通しが立たななくなったため営業継続が困難と判断し[3]、2008年(平成20年)8月25日の親会社のJ.フロントリテイリングと大丸そして今治大丸の3社の取締役会で年内での営業終了決議して同日発表し[1]、2008年(平成20年)12月31日に閉店して46年の歴史に終止符を打ち[5]、四国では県庁所在地以外の百貨店が消滅することになった[2]。
閉店後は会社を清算する手続きに移行し[3]、約25億円の損失処理を見込んでいる[1]。
跡地利用
[編集]跡地の利用については閉店後空きビル状態が続いていたが、今治商工会議所や地元企業などが2012年4月に、解体・更地化するための会社「どんどび」を設立し収得、同年6月より解体が始まった[6]。
今治商工会議所や今治市、商店街などの関係者で構成される「今治大丸跡地対策委員会」が活用策を検討しており、2013年3月5日の委員会では居住部分とテナント、公共部分を備えた多機能複合ビルの3案がまとめられた[7]。いずれも住居機能を備える複合施設で、総合病院、公的機関、百貨店をそれぞれ核とする3つの案がまとめられ、跡地を所有する会社「どんどび」が3案を基に再開発計画を決定する予定であった[8]。2014年3月末までに再開発の方向性を決める予定であったが、工事費の高騰もあり、開発業者の選定が難航[9]。開発業者探しは続けるものの、再開発の予定は未定となっている。
2013年4月30日に景観美化のため緑のオアシスを開始した[10]。芝生広場は「芝っち広場」という名称が付けられイベント等で活用されており、一般への貸し出しもされている。
2018年7月には、中心市街地活性化を目的に大型野外ビジョン「ドンドビビジョン」(縦3.84メートル、横6メートル)が設置された[11]。イベント情報や防災情報、FC今治の応援メッセージなどを放映する他、ライブ中継やスポーツ中継などでの利用が想定されている。
閉店時におけるフロアガイド
[編集]- R: 屋上
- 7: 子供服・催・レストラン
- 6: 食器・寝具・美術・宝石・時計・メガネ
- 5: 紳士服・紳士用品・ゴルフウェア・洋品
- 4: 婦人服プレタポルテ・ハイファッション
- 3: 婦人服ミッシィー・ミセス
- 2: 婦人服ヤング・ヤングアダルト
- 1: 婦人用品・化粧・ハンドバッグ・サービスサロン
- B: 食品
周辺
[編集]参考文献
[編集]- ^ a b c d e f g h 株式会社今治大丸(株式会社大丸の連結子会社)の営業終了について (Report). J.フロントリテイリング. 25 August 2008.
- ^ a b c d e f g h “今治大丸が閉店、創業46年/「お疲れさま」客から拍手”. 四国新聞 (四国新聞社). (2008年12月31日)
- ^ a b c d e f g h i “今治大丸が12月閉店 赤字解消のめど立たず”. 愛媛新聞 (愛媛新聞社). (2008年8月26日)
- ^ a b c d e “今治大丸を12月末に閉鎖・清算:業績回復見込めず”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2008年8月26日)
- ^ “46年の歴史に幕下ろす 今治大丸が閉店”. 愛媛新聞 (愛媛新聞社). (2008年12月31日)
- ^ “ 巨大空きビル姿消す にぎわい戻せるか、難題多い再開発”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2012年12月26日)
- ^ 今治大丸跡地、3案まとまる - 朝日新聞(2013年3月6日)、2013年6月3日閲覧。
- ^ 住居を備えた複合施設を 今治大丸跡地活用案 - 47NEWS(2013年3月6日)、2013年6月3日閲覧。
- ^ 『愛媛新聞』2014年2月22日朝刊「[インサイドりぽーと]大丸跡 続く空き地 今治 再開発業者の選定難航。工事費高騰ネック 商店街客足にも影響」
- ^ 中心部に緑のオアシス 今治・大丸跡芝生化開始 - 愛媛新聞オンライン(2013年5月1日閲覧)
- ^ 愛媛新聞「FC今治戦 大型ビジョンで」、 2018年7月29日朝刊、3面