北九州市科学館
北九州市科学館 Kitakyushu City Science Museum | |
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施設情報 | |
正式名称 | 北九州市科学館[1] |
愛称 | スペースLABO |
前身 | 北九州市立児童文化科学館 スペースワールド |
専門分野 | 科学 |
事業主体 | 北九州市 |
開館 | 2022年4月28日 |
所在地 | 〒805-0071 福岡県北九州市八幡東区東田4-1-1 |
位置 | 北緯33度52分18秒 東経130度48分31秒 / 北緯33.87167度 東経130.80861度座標: 北緯33度52分18秒 東経130度48分31秒 / 北緯33.87167度 東経130.80861度 |
外部リンク | スペースLABO|北九州市科学館:トップページ |
プロジェクト:GLAM |
北九州市科学館(きたきゅうしゅうしかがくかん、英語: Kitakyushu City Science Museum)は、福岡県北九州市八幡東区東田のTHE OUTLETS KITAKYUSHUにある北九州市立の科学館である。愛称は「スペースLABO」。
概要
[編集]1960年から営業していた北九州市立児童文化科学館は施設の老朽化が進み、北九州市が建て替えを検討していた。建て替えに際しては、桃園公園内(現地)で建て替える案と、小倉都心部や東田地区へ移転する案があり、それぞれを比較・検討した結果、東田地区は徒歩圏にJRの駅があり、高速道路からのアクセスも良く、周辺施設との相乗効果も期待できることから、2018年2月8日に、科学館を東田地区に移転した上で建て替える方針を正式に決定し、北九州市議会保健病院委員会に報告した[2]。また、東田地区内の移転先の候補としては北九州市立いのちのたび博物館の駐車場や北九州イノベーションギャラリーの隣接地、2017年12月31日の営業をもって閉園したスペースワールドの跡地の3つが上がっていたが、候補地のうち駅から最も近く、市民の利便性が高いこと、イオンモール八幡東に隣接する新施設(のちのTHE OUTLETS KITAKYUSHU)から客を取り込める可能性が高いこと、民間活力の導入にあたって有利であることを理由に[3]、2019年2月25日、北九州市はスペースワールドの跡地に移転させる方針を発表した[4]。移転に伴い北九州市立児童文化科学館は2021年12月26日に閉館し[5]、翌年4月28日に「北九州市科学館(スペースLABO)」として移転・開館した。
愛称である「スペースLABO」は公募によって決定した。1445件の応募の中から愛称候補選定会議により「スペースLABO」「みらいのたび科学館」「Qurio」の3候補に絞り込まれた後、その3候補を対象に北九州市立の小・中・特別支援学校の児童・生徒による投票が行われ、半数以上の票を得た「スペースLABO」が選定された。「スペース」は新科学館の核となるプラネタリウムと繋がる「宇宙(スペース)」やスペースワールドの跡地であることを意味し、実験室を意味する「LABO」と組み合わせて、体験・体感する場所(スペース)であることを表現している[6]。
施設概要
[編集]北九州市科学館は3階建てで「フシギがれ!」をコンセプトにした体験・体感型施設。竜巻の尺度を考案した北九州市出身の気象学者、藤田哲也の功績をたたえたコーナーや、国内最大・高さ約10mの大型竜巻発生装置で竜巻が発生する様子を観察できるコーナーの他、光の屈折や音が伝わる速さなど、身近な科学現象も体験しながら学ぶことができる[7]。2階「サイエンスLABO」には北九州市立児童文化科学館でも人気を博した「不思議な鏡」「ルパンウォーク」「ウインドシミュレーター」がリニューアルの上で継承されている他[8]、3階のプラネタリウムフロアの展示室には、「月の石」や「アポロ司令船」などをはじめ、スペースワールドの宇宙博物館に展示されていた展示物が継承・展示されている[9]。 プラネタリウムは五藤光学研究所による業務委託での運営[10][11]、館長は川村康文(東京理科大学教授)である[12]。
別館
[編集]東田第一高炉史跡広場と道路を隔てた向かい側(歩道橋で相互直結)にスペースLABO ANNEXがある。スペースLABOの別館扱いではあるが、展示物があるミュージアムではなく、科学館主催の講演会やワークショップの会場として使われている。
また、館内の一角が世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産である八幡製鉄所に関するガイダンスセンターとなっている。
- スペースLABO ANNEX
- 世界遺産ビジターセンター
出典
[編集]- ^ 『北九州市広報 第5509号』(PDF)(プレスリリース)北九州市、2024年1月12日 。2024年3月15日閲覧。
- ^ “児童文化科学館東田に移転 プラネタリウムなど整備 北九州市が正式表明 観光客、修学旅行誘致”. 西日本新聞 (2018年2月9日). 2024年3月15日閲覧。
- ^ 『新科学館整備事業』(PDF)(プレスリリース)北九州市、2019年12月17日 。2024年3月15日閲覧。
- ^ “北九州 スペースワールド跡地に科学館移転へ 複合商業施設内に開館”. 毎日新聞 (2019年2月25日). 2024年3月15日閲覧。
- ^ “スペワ跡地移転へ児童文化科学館が閉館 家族連れなど別れ惜しむ”. 西日本新聞 (2021年12月27日). 2024年3月15日閲覧。
- ^ “新科学館の愛称が「スペースLABO」に決定 スペワ跡地に来春オープン予定”. 北九州ノコト (2021年8月9日). 2024年3月15日閲覧。
- ^ “「月の石」見学も 北九州市科学館「スペースLABO」28日開館”. 毎日新聞 (2022年4月26日). 2024年3月15日閲覧。
- ^ “スペースLABO(北九州市科学館)”. 北九州市観光情報サイト. 2024年3月15日閲覧。
- ^ “北九州に宇宙再来!スペースワールド跡地に北九州市科学館「スペースLABO」オープン”. AstroArts (2022年5月2日). 2024年3月15日閲覧。
- ^ “運営支援 (ミュージアムマネジメント)”. 五藤光学研究所. 2024年11月11日閲覧。
- ^ “新科学館の検討状況について” (PDF). 北九州市子ども家庭局青少年課 (2020年7月22日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ “館長あいさつ”. 北九州市科学館. 2024年11月13日閲覧。