北村宗四郎
北村 宗四郎(きたむら そうじろう、1870年11月12日(明治3年10月19日[1]) - 1935年(昭和10年)9月23日[2])は、明治から昭和時代戦前の政治家・実業家・醸造家。貴族院多額納税者議員。幼名は要蔵[1]。吉野木材銀行取締役、北村林業社長、吉野銀行取締役[3]。
経歴
[編集]奈良県吉野郡上市町(現吉野町)出身[1][4]。北村宗作の長男として生まれ[注 1]、1898年(明治31年)7月、家督を相続し幼名を改める[1]。1892年(明治25年)第三高等中学校予科卒業[2][3]。
1901年(明治34年)以降、上市町会議員、大日本山林会評議員、帝国森林会理事などのほか、吉野銀行[注 2]、吉野鉄道各取締役を務めた[2]。ほか、酒造業を営み、北村宗四郎商店代表社員、北村林業社長を歴任した[4]。
1925年(大正14年)9月には奈良県多額納税者として貴族院議員に互選され、同年9月29日に就任し[5]1932年(昭和7年)9月28日まで務めた[2]。
親族
[編集]- 妻:ユキ(和歌山県多額納税者・木下伊平妹)[1][6]
- 二男:吉之助(北村酒造社長)[3]・妻淑子(朝来銀行頭取・田治米吉郞右衛門長女)[4][7]
- 三男:範次(和歌山林材専務、北村林業常務、和歌山木材倉庫取締役)[3]・妻富美(衆議院議員・鎌田三郎兵衛長女)[4]
- 親戚
- 北村又左衛門 (1873年生の林業家)(林業家、資産家奈良県多額納税者、大地主)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 人事興信所 1915, き31頁.
- ^ a b c d 衆議院、参議院 1960, 189頁.
- ^ a b c d e f 北村家(北村酒造社長・北村宗四郎の家系図) 2024年4月閲覧
- ^ a b c d 人事興信所 1928, キ72頁.
- ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、35頁。
- ^ 人事興信所 1915, き14頁.
- ^ 人事興信所 1928, タ10頁.
- ^ 北村家(北村謹次郎・北村又左衛門の家系図) 2024年4月閲覧
参考文献
[編集]- 人事興信所 編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年 。
- 人事興信所 編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年 。
- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第1』大蔵省印刷局、1960年 。
外部リンク
[編集]- 北村家(北村酒造社長・北村宗四郎の家系図) 2024年4月閲覧