南条駅
南条駅* | |
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駅舎(2024年5月) | |
なんじょう Nanjō | |
◄湯尾 (3.5 km) (4.5 km) 王子保► | |
所在地 | 福井県南条郡南越前町西大道19-42 |
所属事業者 | ハピラインふくい |
所属路線 | ■ハピラインふくい線 |
キロ程 | 26.3 km(敦賀起点) 米原から72.2 km |
電報略号 | ナン サナ(改称前) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- | 310人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)7月15日[1][2] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) 1973年に鯖波駅から改称[1][2]。 |
南条駅(なんじょうえき)は、福井県南条郡南越前町西大道にある[2]、ハピラインふくいハピラインふくい線の駅である。
歴史
[編集]- 1896年(明治29年)7月15日:官設鉄道北陸線の敦賀駅 - 福井駅間の開業時に、鯖波駅(さばなみえき)として開業(一般駅)[1][2][3][4]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、北陸本線所属駅となる。
- 1973年(昭和48年)4月1日:駅名を南条駅に改称[3][5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取扱を廃止、旅客駅となる[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[3]。
- 2018年(平成30年)9月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[6][7][8][9][10][11]。
- 2022年(令和4年)3月31日:簡易委託を解除し、無人化[12][13][14]。
- 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線の金沢駅 - 敦賀駅間開業に伴い、ハピラインふくいの駅となる[15][16][17]。
駅構造
[編集]単式ホーム2面2線[2]を有する地上駅[1]。かつては単式ホーム1面2線と島式ホーム1面2線の2面3線を有したが、中央の線路(島式ホーム側)が撤去されて[18]、一部は保線車両の引上線に転用されている[18]。元々単式であった上りホーム側に駅舎があり、ホーム間は地下通路で連絡している(階段のみでバリアフリー非対応)[2]。
北陸新幹線敦賀延伸までは、JR西日本金沢支社の福井地域鉄道部管理の無人駅で、駅舎は南越前町商工会館と併設となっている[2]。ICカード専用の簡易改札機[6][8][10]、ICカードチャージに対応した自動券売機が設置されている。[要出典]
開業時の駅名は「鯖波駅」で、これは当駅近隣の宿場町の鯖波から名付けられた[1]。その後、所在地が南条町となって駅名と合ってないことから地元から解消の要望が起こり、鯖江駅と近くて紛らわしいため改称することとなった[5]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■ハピラインふくい線 | 上り | 敦賀方面 |
2 | 下り | 福井・金沢方面 |
- ICOCA導入までに改めてのりば番号が制定されたが、撤去された中線についてはカウントから外されている。[要出典]
利用状況
[編集]「福井県統計年鑑」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 466 |
1998年 | 452 |
1999年 | 421 |
2000年 | 419 |
2001年 | 411 |
2002年 | 396 |
2003年 | 381 |
2004年 | 370 |
2005年 | 368 |
2006年 | 360 |
2007年 | 356 |
2008年 | 366 |
2009年 | 351 |
2010年 | 332 |
2011年 | 316 |
2012年 | 321 |
2013年 | 335 |
2014年 | 330 |
2015年 | 331 |
2016年 | 348 |
2017年 | 342 |
2018年 | 330 |
2019年 | 310 |
駅周辺
[編集]- 杣山
- 妙泰寺 - 日蓮宗の名刹
- 南越前町役場
- 南越前町立南条小学校
- 南越前町立南越前中学校
- ウォーターランド南条
- 南条郵便局
- 国道365号
- 福井県道203号池田南条線
- 北陸自動車道 - 南条サービスエリア・南条スマートインターチェンジ
- 道の駅南えちぜん山海里
南条住民利用バス「JR南条駅」バス停留所は2023年(令和5年)5月31日をもって運行を終了し、廃止されている[19]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 川島 2010, p. 54.
- ^ a b c d e f g 朝日 2012, p. 24.
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、133頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ a b 「「南条」と改称 北陸本線鯨波駅」『交通新聞』交通協力会、1973年4月1日、1面。
- ^ a b 『9月15日「ICOCA」を福井県内のJR北陸本線(新疋田駅〜牛ノ谷駅)に導入します! 〜北陸と近畿がICOCAでつながる〜』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道金沢支社、2018年5月30日。オリジナルの2019年5月28日時点におけるアーカイブ 。2020年9月13日閲覧。
- ^ “JR西日本「ICOCA」9/15エリア一体化、近畿から北陸・岡山も利用OK”. マイナビニュース (2018年5月30日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ a b “イコカ福井県内導入は9月15日 福井駅と敦賀駅は先行で自動改札”. 福井新聞ONLINE (2018年5月31日). 2018年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月25日閲覧。
- ^ “JR西、福井でイコカ導入 9月15日から北陸線19駅”. 日本経済新聞. (2018年5月31日) 2021年9月25日閲覧。
- ^ a b “福井もICOCAで行こか JR西、9月15日から19駅に導入”. 産経ニュース. (2018年6月4日) 2021年9月25日閲覧。
- ^ “福井県内のJR線でICカード切符「ICOCA」運用開始 早朝購入組の姿も”. 福井経済新聞 (2018年9月15日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “福井県内JR駅、新たに16駅無人化 北陸線の5駅はイコカ対応、2030年度までに”. 福井新聞 (福井新聞社). (2020年8月26日). オリジナルの2021年5月9日時点におけるアーカイブ。 2021年5月9日閲覧。
- ^ “JR春江駅の窓口12月中旬で営業終了、無人駅へ 丸岡駅のスケジュールも発表 福井県坂井市”. 福井新聞 (福井新聞社). (2021年11月9日) 2021年11月9日閲覧。
- ^ “森田・南条・今庄の駅無人化 JR3月末で”. 福井放送. (2022年2月25日) 2022年2月27日閲覧。
- ^ “新社名「ハピラインふくい」 並行在来線三セク会社 福井の60代男性考案”. 中日新聞Web. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “並行在来線運営会社は「ハピラインふくい」 知事らが記者会見”. 朝日新聞デジタル. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “並行在来線の役割転換、特急中心から「県民の足」へ…「パターンダイヤ」も検討”. 読売新聞オンライン. (2022年4月9日). オリジナルの2022年4月9日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ a b 川島 2010, p. 21.
- ^ “「南越前町らくらくおでかけバス」運行の継続について”. 南越前町 (2023年3月30日). 2024年3月16日閲覧。
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊JR全駅・全車両基地18 北陸本線②(森本~米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 南条駅 - ハピラインふくい