厚木秦野道路
厚木秦野道路(あつぎはだのどうろ)は、神奈川県内の厚木市中依知から伊勢原市を経由し、秦野市八沢に至る地域高規格道路(国道246号バイパス)である。1998年(平成10年)6月16日計画路線に指定された。自動車専用道路を予定している。
2006年(平成18年)12月に、早期開通に向けて暫定2車線による整備となった。
概要
[編集]- 起点 : 神奈川県厚木市中依知
- 終点 : 神奈川県秦野市八沢
- 総延長 : 29.1 km
- 規格 : 第1種第3級
- 車線数 : 4車線(暫定2車線)
- 標準幅員 : 20.5 m
- 設計速度 : 80 km/h
歴史
[編集]- 1992年(平成4年)11月 : 基本ルート公表。
- 1996年(平成8年)6月11日 : 都市計画決定。
- 1998年(平成10年)4月 : 伊勢原北IC - 伊勢原西IC間 (4.1 km) 事業化。
- 1998年(平成10年)6月16日 : 計画路線に指定。
- 1998年(平成10年)12月18日 : 伊勢原北IC - 伊勢原西IC間 (4.1 km) 整備計画に指定。
- 1999年(平成11年)12月17日 : 圏央厚木IC/JCT - 厚木北IC間 (3.6 km) 整備計画に指定。
- 2001年(平成13年)4月 : 圏央厚木IC/JCT - 厚木北IC間 (3.6 km) 事業化。
- 2001年(平成13年)5月 : 圏央厚木IC/JCT 着工。
- 2002年(平成14年)4月 : 伊勢原市西富岡 - 伊勢原北IC間 (0.7 km) 事業化。
- 2014年(平成26年)3月31日 : 伊勢原西IC - 秦野中井IC間 (5.2 km) 整備計画に指定。
- 2014年(平成26年)度 : 伊勢原西IC - 秦野中井IC間 (5.2 km) 事業化。
通過する自治体
[編集]インターチェンジなど
[編集]IC 番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 圏央厚木IC/JCT | C4 首都圏中央連絡自動車道 | 0.0 | 事業中 | 神奈川県 | 厚木市 |
- | 厚木北IC | 国道412号(バイパス) | 3.6 | |||
- | 森の里IC | 都市計画道路船子飯山線(予定) | 計画中 | |||
- | 伊勢原北IC | E1A 新東名高速道路 伊勢原大山IC 神奈川県道603号上粕屋厚木線(都市計画道路西富岡石倉線) | 事業中 | 伊勢原市 | ||
- | 伊勢原西IC | 国道246号(現道) | ||||
- | 秦野中井IC | E1 東名高速道路 神奈川県道71号秦野二宮線 | 計画中 | 秦野市 | ||
- | 渋沢IC | 都市計画道路渋沢小原線(予定) | ||||
- | 秦野西IC | E1A 新東名高速道路 新秦野IC 国道246号(現道) | 29.1 |
整備状況
[編集]当道路は自動車専用道路で、東名高速道路・新東名高速道路・首都圏中央連絡自動車道などと一体となって広域的・地域的交通の役割を担う路線。全線の開通時期は未定だが、2006年12月、事業化決定済みの区間について暫定2車線で整備し、概ね10年以内の開通を目指す方針が明かされた。また、圏央厚木IC/JCTから座間市方向へ延伸する構想もある[1]。
しかしながら、2018年3月の段階で事業化したのは5区間中3区間に留まっている[2]。
2018年度からは高架区間の一部で建設に着手しており[3]、伊勢原地区の鈴川橋では橋台と橋脚を整備する下部工事が行われ、2022年度には橋桁を架設する上部工事と床版工事が完了し、2023年度には秦野市方面に向けて山岳地帯を抜ける「(仮称)伊勢原第一トンネル」の工事に着手予定[4]。一方、厚木地区の中津川橋では2021年3月から2022年6月にかけて下部工事に行われ、橋脚部分が施工済みである[5]。但し、2021年2月時点においても、開通時期は未定とされており[6]、各事業化区間では引き続き、用地取得や埋蔵文化財調査などが進められている[5]。
脚注
[編集]- ^ 座間市都市マスタープランを改定しました 座間市
- ^ “第3の東名? 「厚木秦野道路」その整備効果とは 東名と新東名に並行”. 乗りものニュース. (2018年3月12日). p. 2
- ^ 伊勢原北IC 工事進捗状況 - 横浜国道事務所
- ^ 令和5年度 関東地方整備局(神奈川県内)道路関係予算の概要について関東地方整備局
- ^ a b 厚木秦野道路 - 川崎国道事務所
- ^ 厚木秦野道路(伊勢原西IC〜秦野中井IC)設計用地説明会で頂いた主な質問への回答 (PDF) - 川崎国道事務所