国立交通大学
国立交通大学 | |
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大学設置 | 1958年 |
創立 | 1896年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 中華民国教育部 |
本部所在地 | 新竹市東区大学路1001号 北緯24度47分12.14秒 東経120度59分53.86秒 / 北緯24.7867056度 東経120.9982944度座標: 北緯24度47分12.14秒 東経120度59分53.86秒 / 北緯24.7867056度 東経120.9982944度 |
キャンパス | 中華民国(台湾) |
ウェブサイト | http://www.nctu.edu.tw/ |
国立交通大学(こくりつこうつうだいがく、英語: National Chiao Tung University、公用語表記: 國立交通大學)は、新竹市東区大学路1001号に本部を置く中華民国(台湾)の国立大学。1896年創立、1958年大学設置。大学の略称は交大、NCTU。 前身は1896年に上海で創立された南洋公学まで遡ることができ、戦前は中国での工学系高等教育の基幹大学としての地位を占めていた。国共内戦により閉鎖、分割されたが、1958年に台湾省新竹市にて復興された。現在は8学院、20学系、25研究所を要する。
実学を重視するのは1896年の交通大学開校以来の伝統である。例えば歯車を図案化した校章中の「E, S, A」の文字はそれぞれ工学(Engineering)、科学(Science)及び管理(Administration)の頭文字。
2002年、指定国立研究大学7校のひとつに指定された[1]。また、日本台湾交流協会による台湾の7名門大学のひとつに紹介されている[2]。
2021年2月に国立陽明大学と統合し「国立陽明交通大学」となる[3]。
キャンパス
[編集]- 前身
- 上海キャンパス - 1896年大学創業の地であり、即ち今の上海交通大学徐匯キャンパスである(上海市徐匯区華山路)
- 初代
- 博愛キャンパス - 1958年上海から移転した新生交通大学の最初キャンパスで、新竹旧市街区にある静かなキャンパスである[4]。(台湾省新竹市東区博愛街)
- 二代目
- 三代目
歴史
[編集]年 | 月日 | 事跡 |
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1896年 | - | 上海において南洋公学が開校 |
1912年 | - | 「上海工業専門学校」と改称 |
1921年 | - | 唐山工業専門学校、北平鉄路管理学校、郵電学校と合併し交通大学が成立 |
1940年 | - | 日中戦争の影響により重慶分校を開校 |
1945年 | - | 分校を閉鎖し上海に移転 |
1949年 | - | 国共内戦により中国共産党に接収される |
1958年 | - | 台湾省新竹市にて「国立交通大学電子研究所」として復興 |
1964年 | - | 大学部を設置 |
1967年 | - | 「国立交通大学工学院」と改称 |
1979年 | - | 「国立交通大学」と改称 |
2021年 | 2月1日 | 国立陽明交通大学と改称[3] |
校歌
[編集]美哉吾校、真理之花、青年之楷模、邦国之栄華、校旗飄揚、与日俱長、為世界之光!為世界之光!
美哉吾校、鼓舞群倫、啓発吾睿智、激励吾熱忱、英俊済蹌、経営四方、為世界之光!為世界之光!
楽譜は上海交通大学時代のもの(作曲:蕭友梅・作詞:不明)を使用。ただし歌詞については変更がなされている[6]。
組織
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スポーツ・サークル・伝統
[編集]梅竹賽 と呼ばれる対抗戦が国立清華大学との間で行われている。
主な出身者
[編集]実業家
[編集]- 施振栄 - エイサー創業者。
- 施崇棠 - アスーステック(AsusTek)創業者。
- 曹興誠 - 聯華電子(UMC)創業者。
- 胡定華 - 元電子システム学科教授。半導体技術を台湾に導入して、台湾半導体産業を確立した一人。
- 曾繁城 - 半導体技術を台湾に導入して、台湾半導体産業を確立した一人。
- 朱順一 - ザイセル創業者[22]
- 蔡義泰 - 蒙恬科技/Penpower創業者[23]
- 高次軒 - Dリンク創業者[24]
- 簡志宇 - 無名小站創業者
文化人
[編集]交通関係
[編集]- 周永暉 - 台湾鉄路管理局局長、交通部観光局局長、財団法人中華顧問工程司董事長
- 謝明勳 - 土木工学者。在学時の鉄道研究サークル(zh:國立交通大學鐵道研究會)共同創設者。校外学生にも門戸を開き、研究会はNGO/NPO団体中華民国鉄道文化協会に発展した。校外参加も含めて協会関係者はそれぞれ台湾での鉄道界で一定の地位と影響力を保持している。
名誉博士
[編集]- 1910年代 - 凌鴻勛
- 1920年代 - 林同棪
- 1930年代 - 方賢齊 、潘文淵 、殷之浩 、王安
- 1940年代 - 呉文俊 、鮑亦興 、江沢民、
- 1960年代 - 曹興誠 、申學庸 (声楽家)
- 1970年代 - 宣明智
- 1990年代 - 韓光渭 、徐旭東
- 2000年代 - 釋證嚴 (宗教家)、サミュエル・ティン(ノーベル物理学賞)[25]、林懷民(英語版)(舞踏家)、田家炳
鄭均、趙曾珏、孫運璿、李国鼎、方復、高錕、厲鼎毅、施振栄 、楊振寧、李遠哲、張忠謀(英語版)、沈元壤、葛守仁、胡定華、張榮發、苗豐強、曾繁城、高行健(小説家)、辜振甫、Dan Maydan、史欽泰 、白文正 、安藤忠雄、薩支唐
主な教員
[編集]- IEEE フェロー
- 施敏、張俊彥、彭松村、張逢猷、黃調元、魏哲和、許炳堅、李祖添、吳重雨、李建平、莊晴光、尉應時、黃威、曾俊元、杭學鳴、林一平、周景揚、林進燈
- 中央研究院 院士
- 施敏、張俊彥、林明璋
- 全米技術アカデミー 海外院士
- 施敏、張俊彥
- 教育部(文部省)国家講座教授
- 施敏、張俊彥、曾國雄、李遠鵬、李祖添、林松山
- 名誉教授(1997年以降)[26]
- 湯仲良、沈元壤、馬祖涵、李建業、Victor V. Skopenko、韓光渭、孔祥重、黄秉乾、黄周汝吉、Arthur J. Carty、Jack S. Kilby、鮑亦星、虞有澄、蔡振水、Richard K. Lester、林耕華、郭位、蔡少棠、小林俊一、顧慰華、李天培、厲鼎毅、山本喜久(国立情報学研究所)[27]、江崎玲於奈、胡正明、張茂德、Manfred Pilkuhn、黄喣濤、翁政義、蔡隆文、伊賀健一、楊日昌、史欽泰、張系國、許炳堅、Richard Newton、楊振寰、宋瑞珍、Richard E. Blahut、高柳英明、丁肇中
- 名誉管理講座教授
- 張忠謀、胡定華、許祿寶、史欽泰、施振栄、高希均、林坤禧
- 講座教授[28]
- 施敏、黄光明、姚宏澤、宋瑞珍、周英雄、李祖添、趙光安、馬水龍、汪琪、李正福、林明璋、鄭天佐、沈哲鯤、李昭勝、黃威、李文雄、何子楽、游伯龍、曾国雄、蔡文祥、魏哲和、林清発、潘犀霊、呉重雨、張豐志、黎漢林、林松山、蔡忠杓、許千樹、李建平、曾俊元、林進灯、李安謙、呉培元、林一平、李遠鵬、呉宗和、鄭錦全、蔡清彦、荘英章、許炳堅、胡正明、蔡進発、林尚祐
歴代学長
[編集]区分 | 代 | 氏名 | 任期 |
---|---|---|---|
国立交通大学電子研究所 | 準備処主任 | 凌鴻勛 上海交大元校長 | 1957年 |
国立交通大学電子研究所 | 初代 | 李熙謀 工学博士 | 1958年 |
国立交通大学工学院 | 第2代 | 鍾皎光 工学博士 | 1967年 |
国立交通大学工学院 | 第3代 | 劉浩春 工学博士 | 1969年 |
国立交通大学工学院 | 代理校長 | 郭南宏 工学博士 | 1972年 |
国立交通大学工学院 | 第4代 | 盛慶琜 工学博士 | 1972年 |
国立交通大学工学院 | 第5代 | 郭南宏 工学博士 | 1978年 1979年 |
国立交通大学 | 第6代 | 阮大年 理学博士 | 1987年 |
国立交通大学 | 第7代 | 鄧啓福 工学博士 | 1992年 |
国立交通大学 | 第8代 | 張俊彦 工学博士 | 1998年 |
国立交通大学 | 代理校長 | 黄威 博士 | 2007年 |
国立交通大学 | 第9代 | 呉重雨 工学博士 | 2007年 |
国立交通大学 | 第10代 | 呉妍華 理学博士 | 2011年 |
国立交通大学 | 第11代 | 張懋中 工学博士 | 2015年 |
国立交通大学 | 代理校長 | 陳信宏 工学博士 | 2019年 |
姉妹校
[編集]UST-台湾連合大学システム
[編集]交通大学リーグ(両岸三地・五校一体)
[編集]国際学術交流等協定校
[編集]- アメリカ
- 日本
- 中国
- ヨーロッパ
- ルーヴェン・カトリック大学(ベルギー)
- パリ第6大学(フランス)
- ナント国立高等中央学校(フランス)
- チャルマース工科大学(スウェーデン)
- ユヴァスキュラ大学(フィンランド)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 黃慕萱,書目計量與學術評鑑—國內七所研究型大學論文發表概況分析。引文分析與學術評鑑研討會論文集(臺北,2004),135-152。
- ^ 《交流》, No.879, p.6. 国公立大学5校、私立大学2校を選定。国立台湾大学、国立成功大学、国立清華大学、国立交通大学、国立政治大学、輔仁大学、東呉大学。
- ^ a b 陳育賢 (2021年1月24日). “交通大學25日走入歷史換新校牌 今大排長龍拍照留念”. 中国時報
- ^ “博愛キャンパス”. 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “光復キャンパス”. 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “校旗校訓與校歌”. 2017年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月22日閲覧。
- ^ a b “電気工学院” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ a b “EECS Honors Program” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “EECS International” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ a b “EECS Industrial” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “電気工学科” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “電子システム学科” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “情報工学院” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “情報工学科” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。[誰?]
- ^ “工学部” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “理学部” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “生物科技学院” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “管理学院” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “人文社会学院” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “客家文化学院” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “SF研究センター” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月16日閲覧。
- ^ “合勤科技/ZyXEL” (中国語). 2009年1月16日閲覧。
- ^ “蒙恬科技/Penpower” (中国語). 2009年1月16日閲覧。
- ^ “友訊科技/D-Lin” (中国語). 2009年1月16日閲覧。
- ^ “サムエル・C・C・ティン:人生の旅 [Personal Journeys: Samuel C.C. Ting]” (英語). PBS.org. 2018年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月23日閲覧。
- ^ “名誉教授” (中国語). 国立交通大学 (2005年5月23日). 2009年1月18日閲覧。
- ^ Tien-Chang Lu; Jun-Rong Chen; Shiang-Chi Lin; Si-Wei Huang; Shing-Chung Wang; Yoshihisa Yamamoto (2011-06-15). “Room Temperature Current Injection Polariton Light Emitting Diode with a Hybrid Microcavity”. Nano Letter (American Chemical Society) 11 (7): 2791–2795. doi:10.1021/nl2011164. ISSN 1530-6984. OCLC 747130598.
- ^ “講座教授” (中国語). 国立交通大学. 2009年1月18日閲覧。