大相撲平成27年3月場所

大相撲平成27年3月場所
エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
基本情報
会場 BODYMAKERコロシアム(大阪府立体育会館)
番付発表 2015年2月23日[1]
開催期間 2015年3月8日 - 3月22日(15日間)
各段優勝・三賞
幕内最高優勝 白鵬翔(14勝1敗)
十両優勝 富士東和佳(12勝3敗)
幕下優勝 出羽疾風龍二(7戦全勝)
三段目優勝 千代の国憲輝(7戦全勝)
序二段優勝 諫誠章道(7戦全勝)
序ノ口優勝 飛翔富士廣樹(7戦全勝)
殊勲賞 照ノ富士春雄(初受賞)
敢闘賞 照ノ富士春雄(2回目)
技能賞 該当者なし
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大相撲平成27年3月場所(おおずもうへいせい27ねん3がつばしょ)は、2015年3月8日から3月22日までBODYMAKERコロシアム(大阪府立体育会館)で開催された大相撲本場所

幕内最高優勝横綱白鵬翔(14勝1敗・6場所連続34回目)。

場所前の話題など

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新関脇は照ノ富士隠岐の海[1]。照ノ富士は史上9位のスピード記録(付出入門者を除く)となる初土俵から所要23場所での関脇昇進となり、隠岐の海は谷ノ音以来121年ぶりの島根県出身の関脇となった[1]。新小結の玉鷲は初土俵から66場所での三役昇進となり、外国出身者では最も時間のかかった三役昇進となった[1]

番付・星取表

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幕内

東方 番付 西方
備考 成績 力士名 力士名 成績 備考
幕内最高優勝 14勝1敗 白鵬 横綱 日馬富士 10勝5敗
0勝1敗14休 鶴竜 横綱
9勝6敗 稀勢の里 大関 琴奨菊 8勝7敗
大関 豪栄道 8勝7敗
新関脇
殊勲賞・敢闘賞
13勝2敗 照ノ富士 関脇 隠岐の海 0勝4敗11休 新関脇
新小結 4勝11敗 玉鷲 小結 妙義龍 8勝7敗 再小結
10勝5敗 栃煌山 前頭1 逸ノ城 9勝6敗
7勝8敗 佐田の海 前頭2 宝富士 8勝7敗
3勝12敗 髙安 前頭3 碧山 5勝10敗
4勝11敗 豪風 前頭4 栃ノ心 8勝7敗
8勝7敗 豊ノ島 前頭5 遠藤 4勝2敗9休
8勝3敗4休 安美錦 前頭6 魁聖 5勝10敗
6勝9敗 誉富士 前頭7 德勝龍 8勝7敗
1勝14敗 松鳳山 前頭8 時天空 3勝12敗
5勝10敗 嘉風 前頭9 常幸龍 5勝10敗
7勝8敗 旭秀鵬 前頭10 北太樹 9勝6敗 再入幕
11勝4敗 大砂嵐 前頭11 旭天鵬 6勝9敗
11勝4敗 千代鳳 前頭12 琴勇輝 6勝9敗
8勝7敗 前頭13 蒼国来 9勝6敗
9勝6敗 佐田の富士 前頭14 荒鷲 8勝7敗
8勝7敗 豊響 前頭15 臥牙丸 11勝4敗 再入幕
再入幕 7勝8敗 阿夢露 前頭16 千代丸 8勝7敗

十両

東方 番付 西方
備考 成績 力士名 力士名 成績 備考
4勝11敗 鏡桜 十両1 千代大龍 7勝8敗
6勝9敗 十両2 旭日松 5勝10敗
12勝3敗 富士東 十両3 玉飛鳥 6勝9敗
8勝7敗 青狼 十両4 若の里 6勝9敗
6勝9敗 大道 十両5 朝赤龍 8勝7敗
7勝8敗 大栄翔 十両6 貴ノ岩 11勝4敗
8勝7敗 英乃海 十両7 千代皇 5勝10敗
10勝5敗 天鎧鵬 十両8 北磻磨 7勝8敗
7勝8敗 阿武咲 十両9 翔天狼 8勝7敗
5勝10敗 舛ノ山 十両10 里山 11勝4敗
6勝9敗 土佐豊 十両11 双大竜 4勝7敗4休
新十両 7勝8敗 阿炎 十両12 天風 10勝5敗 新十両
再十両 4勝11敗 琴恵光 十両13 明瀬山 8勝7敗
新十両 9勝6敗 石浦 十両14 希善龍 6勝9敗 再十両

赤文字は優勝力士の成績。

優勝争い

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中日以降、全勝の横綱・白鵬を1敗の関脇・照ノ富士が追う展開となったが[2]、照ノ富士は11日目に平幕の魁聖に不覚を取り2敗に後退[3]。13日目の直接対決で白鵬を寄り切り、先々場所から続く白鵬の連勝記録を36でストップさせる[4]も、それ以外の取りこぼしのなかった白鵬に及ばず、白鵬が34回目の優勝を飾り、大鵬以来史上2人目となる「2度目の6連覇」を成し遂げた[5]

トピック

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三賞は千秋楽まで優勝争いに絡んで13勝を挙げ、白鵬に勝利した照ノ富士が殊勲賞と敢闘賞をダブル受賞した[6]。技能賞は該当者がいなかった[6]。千代鳳も千秋楽勝てばの条件付きで敢闘賞受賞が決まっていたものの、千代鳳は敗れて敢闘賞受賞を逃した[6]

この場所は前場所に引き続き15日間満員御礼になった[7]。大阪場所が15日間満員御礼になるのは2001年3月場所以来で、2場所以上連続で満員御礼になるのは1997年3月場所以来18年ぶりだった[7]

横綱鶴竜は初日から横綱昇進後初めての休場となった[8]。初日は逸ノ城戦が組まれていたため不戦敗となったが、横綱が初日に不戦敗となるのは1954年5月場所吉葉山以来、61年ぶりのことだった[8]

14日目の照ノ富士と逸ノ城の一番は水入りとなったが、この2人は1月場所の取組でも水入りになっており、同じ顔合わせで2場所連続で水入りになった事例は日本相撲協会に記録の残る1980年以降では初めてのことだった[9]

脚注

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  1. ^ a b c d 照富士、隠岐海が新関脇 玉鷲は新小結に昇進 春場所新番付発表」『スポーツニッポン』2015年2月23日。2021年12月6日閲覧。
  2. ^ 白鵬全勝ターンで単独首位 照富は初黒星、日馬2敗」『スポーツニッポン』2015年3月15日。2021年12月6日閲覧。
  3. ^ 照ノ富士 2敗目喫し後退 下痢に悩まされ「動いたらヤバイ」」『スポーツニッポン』2015年3月19日。2021年12月6日閲覧。
  4. ^ “白鵬連勝「36」でストップ 照ノ富士に苦杯…優勝持ち越し”. スポーツニッポン. (2015年3月20日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/03/20/kiji/K20150320010018040.html 2020年1月12日閲覧。 
  5. ^ “白鵬が2度目の6連覇 大相撲春場所”. 日本経済新聞. (2015年3月22日). https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK00244_S5A320C1000000/ 2020年1月12日閲覧。 
  6. ^ a b c 「春場所三賞力士」『相撲』2015年2月号、ベースボール・マガジン社、6-7頁。 
  7. ^ a b 春場所 14年ぶりの15日間大入り 2場所連続は18年ぶり」『スポーツニッポン』2015年3月22日。2021年12月6日閲覧。
  8. ^ a b 鶴竜 左肩腱板損傷で休場 61年ぶりとなる横綱の初日不戦敗」『スポーツニッポン』2015年3月9日。2021年12月6日閲覧。
  9. ^ 80年以降18例目の水入り…2場所連続は過去に例なし」『スポーツニッポン』2015年3月22日。2021年12月6日閲覧。

外部リンク

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