宇品五丁目停留場
宇品五丁目停留場* | |
---|---|
広島港方面の下りホーム | |
うじなごちょうめ Ujina 5-chome | |
◄U14 宇品四丁目 (0.2 km) (0.5 km) 海岸通 U16► | |
所在地 | 広島市南区宇品神田五丁目 |
駅番号 | ●U15 |
所属事業者 | 広島電鉄 |
所属路線 | ■宇品線 |
キロ程 | 4.7 km(紙屋町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- | 1,427[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)12月27日 |
宇品五丁目停留場(うじなごちょうめていりゅうじょう、宇品五丁目電停)は、広島県広島市南区宇品神田五丁目にある広島電鉄宇品線の路面電車停留場である。駅番号はU15。
歴史
[編集]当停留場は1935年(昭和10年)、宇品線の御幸橋東詰から宇品[注釈 1]までの区間が新線に移設された際に開設された。当時の停留場名は四丁目停留場(よんちょうめていりゅうじょう)であった[2]。
戦時中の1940年代に停留場は一度廃止されるが1950年(昭和25年)12月に再度開業し、1960年(昭和35年)には宇品四丁目停留場(うじなよんちょうめていりゅうじょう)と改称された[2][3]。その後1968年(昭和43年)8月には宇品町で町名変更が実施され[4]、直後の同年9月から宇品五丁目停留場と称するようになった[2]。なおこのとき、それまで宇品七丁目と称していた隣の停留場は当停留場と入れ替わるように宇品四丁目停留場へと改称されている[2]。
年表
[編集]- 1935年(昭和10年)12月27日:宇品線の御幸橋東詰 - 宇品間が新線へ移設、同時に四丁目停留場として開業[3]。
- 1940年(昭和15年)以降:いったん廃止[2]。
- 1950年(昭和25年)12月1日:再び開設[3]。
- 1960年(昭和35年)3月30日:宇品四丁目停留場に改称[3]。
- 1968年(昭和43年)9月1日:宇品五丁目停留場に改称[3]。
停留場構造
[編集]宇品線はほぼすべての区間で道路上に軌道が敷設された併用軌道であり、当停留場も道路上にホームが置かれている。ホームは低床式で2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配されている[5][6]。ただし互いのホーム位置は南北方向にずれていて、北に広島港方面へ向かう下りホーム、南に広島駅・紙屋町方面へ向かう上りホームがある[5][6]。
下りホームは乗り場の長さが短く、連接車では客扱いの際に後方の車両でドアカットが実施される[6]。
運行系統
[編集]当停留場には広島電鉄で運行されている系統のうち1号線、5号線、7号線、それに0号線が乗り入れる。
下りホーム | 広島港ゆき | |
---|---|---|
上りホーム | 広電本社前ゆき | |
紙屋町経由広島駅ゆき | ||
比治山下経由広島駅ゆき | ||
横川駅ゆき |
停留場周辺
[編集]古くからの住宅街や商店が立ち並ぶ地区である。ところどころでは大きな商業施設やマンションの建設も進む。停留場名は「宇品五丁目」であるが、所在地は「宇品神田五丁目」であり[7]、停留場名と地名が食い違っている。
かつて停留場の南西には国有鉄道の広島鉄道局(1950年より広島鉄道管理局)の局舎が存在しており[4]、1936年(昭和11年)8月には当停留場の南隣に鉄道局前停留場(てつどうきょくまえていりゅうじょう)という臨時の停留場が認可・新設されている[2][3]。この停留場は同局が広島駅の裏手へ移転した1952年(昭和27年)ころまで存続していた[3][4]。
隣の停留場
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 当時の終点であった宇品停留場は現在の広島港(宇品)停留場の位置とは異なり、広島市営桟橋付近に存在した。海岸通停留場も参照。
出典
[編集]- ^ “広島県 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b c d e f 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、38頁。ISBN 978-4-10-790029-6。
- ^ a b c d e f g 『広電が走る街 今昔』150-157頁
- ^ a b c 『広電が走る街 今昔』91-93頁
- ^ a b 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、15,81頁。ISBN 978-4-06-295157-9。
- ^ a b c 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、103,109頁。ISBN 978-4-7942-1711-0。
- ^ “宇品五丁目 電停”. ひろしまナビゲーター. 広島観光コンベンションビューロー. 2016年9月20日閲覧。
- ^ “宇品ショッピングセンター”. ひろしまナビゲーター. 広島観光コンベンションビューロー. 2016年9月20日閲覧。
参考文献
[編集]- 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05986-4。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 宇品五丁目 | 電車情報:電停ガイド - 広島電鉄