富田芳雄

富田芳雄
	『世界の選手に見る卓球の戦術・技術』（1967年）より
基本情報
よみがな	とみたよしお
ラテン文字	Yoshio Tomita
国籍	日本
性別	男性
選手情報
最高世界ランク	6位 (1954年)
段級位	9段
ITTFサイト	WTTプロフィール
経歴
学歴	専修大学
国内戦歴
	全日本選手権シングルス 1952
受賞歴
	朝日スポーツ賞
獲得メダル
日本
卓球
世界卓球選手権
アジア卓球選手権
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富田芳雄（とみたよしお）は、日本の元卓球選手。現役時代は日本代表として世界卓球選手権で金メダル4個を含む多くのメダルを獲得し、日本卓球界の黄金期を代表する選手として活躍した。国際卓球連盟世界ランキング最高位は6位。段級位は9段。

経歴

1950年度、全国高等学校卓球選手権大会シングルス優勝^[1]。

専修大学在学時の1952年度、全日本学生卓球選手権大会でシングルス初優勝^[2]。全日本卓球選手権大会ではシングルス決勝で溝畑司呂を3-1で下し優勝^[3]。

1953年度、東京で開催されたアジア卓球選手権シングルスで銅メダル、団体で金メダル。学生選手権でシングルス２度目の優勝、川井一男と出場した男子ダブルスで初優勝^[2]。

1954年度、ウェンブリー (イングランド) で行われた第21回世界卓球選手権シングルスでは準々決勝でリチャード・バーグマン (イングランド)に1-3で敗れた^[4]。荻村伊智朗と出場した男子ダブルス準決勝でジャルコ・ドリナー（英語版） / ウィリム・ハランゴゾ（英語版）組 (ユーゴスラビア) に敗れ銅メダル^[5]。江口冨士枝と出場した混合ダブルス準決勝でドリナー / エルメリンデ・ウェルトル（英語版） (オーストリア) 組を3-1で下す。決勝はイヴァン・アンドレアディス（英語版） (チェコスロバキア) / ギゼラ・ファルカス（英語版） (ハンガリー) 組に1-3で敗れ銀メダル^[6]。団体で金メダル。世界ランキング6位^[7]。学生選手権でシングルス３度目の優勝、川井と出場した男子ダブルスで２度目の優勝^[2]。

1955年度、ユトレヒト (オランダ) で行われた第22回世界卓球選手権では荻村と出場した男子ダブルス準決勝でアンドレアディス / ラディスラフ・シュティペク（英語版）組 (チェコスロバキア) に2-3で敗れ銅メダル^[5]。江口と出場した混合ダブルスでは準々決勝敗退^[6]。団体は金メダル。世界ランキング11位^[7]。

1956年度、東京で開催された第23回世界卓球選手権シングルス準々決勝でバーグマンを3-1で下すも準決勝で荻村に1-3で敗れ銅メダル^[4]。荻村と出場した男子ダブルス準決勝でファクラフ・テレバ（英語版） / ルドヴィク・フィナノスキー（英語版）組 (チェコスロバキア) に3-1で勝利。決勝はアンドレアディス / シュティペク組を3-0で下し金メダル^[6]。江口と出場した混合ダブルス準々決勝で藤井基男 / 田中良子組 (日本) に2-3で敗れる^[6]。団体で金メダル。世界ランキング7位^[7]。

表彰

朝日スポーツ賞 – 1954,1955,1956^[8]

脚注

[脚注の使い方]

^ “全国高等学校卓球選手権大会”. jtta. 2021年7月17日閲覧。
^ ^a ^b ^c “全日本大学総合卓球選手権（個人の部）”. jtta. 2021年7月17日閲覧。
^ “●全日本選手権（一般・ジュニアの部）・男女シングルス歴代チャンピオン”. 卓球王国. 2021年7月17日閲覧。
^ ^a ^b “Past World Championships Results •Men’s Singles”. ittf. 2021年6月28日閲覧。
^ ^a ^b “Past World Championships Results •Men’s Doubles”. ittf. 2021年7月9日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “Past World Championships Results Mixed Doubles”. ittf. 2021年7月17日閲覧。
^ ^a ^b ^c “HISTORY of WORLD RANKINGS”. ittf. 2021年7月17日閲覧。
^ “朝日スポーツ賞”. 朝日新聞社. 2021年7月17日閲覧。

外部リンク

TOMITA Yoshio - ITTFプロフィール（英語）
Tomita Yoshio – テーブルテニスガイド

[1] “全国高等学校卓球選手権大会”. jtta. 2021年7月17日閲覧。

[”UNIV”-2] “全日本大学総合卓球選手権（個人の部）”. jtta. 2021年7月17日閲覧。

[3] “●全日本選手権（一般・ジュニアの部）・男女シングルス歴代チャンピオン”. 卓球王国. 2021年7月17日閲覧。

[”WCMS”-4] “Past World Championships Results •Men’s Singles”. ittf. 2021年6月28日閲覧。

[”WCMD”-5] “Past World Championships Results •Men’s Doubles”. ittf. 2021年7月9日閲覧。

[”WCXD”-6] “Past World Championships Results Mixed Doubles”. ittf. 2021年7月17日閲覧。

[”WR”-7] “HISTORY of WORLD RANKINGS”. ittf. 2021年7月17日閲覧。

[8] “朝日スポーツ賞”. 朝日新聞社. 2021年7月17日閲覧。

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表話編歴全日本卓球選手権優勝者-男子シングルス
1930年代	36 中川武夫 37 渡辺重五 38 今孝 39 今孝
1940年代	40 頼天頤 41年45年まで第二次世界大戦中のため中断 46 藤井則和 47 藤井則和 48 藤井則和 49 藤井則和
1950年代	50 林忠明 51 藤井則和 52 富田芳雄 53 荻村伊智朗 54 田中利明 55 田中利明 56 田中利明 57 成田静司 58 成田静司 59 渋谷五郎
1960年代	60 星野展弥 61 木村興治 62 三木圭一 63 小中健 64 木村興治 65 長谷川信彦 66 長谷川信彦 67 伊藤繁雄 68 伊藤繁雄 69 長谷川信彦
1970年代	70 長谷川信彦 71 長谷川信彦 72 高島規郎 73 長谷川信彦 74 阿部勝幸 75 河野満 76 河野満 77 河野満 78 高島規郎 79 高島規郎
1980年代	80 阿部博幸 81 前原正浩 82 斎藤清 83 斎藤清 84 斎藤清 85 斎藤清 86 小野誠治 87 糠塚重造 88 斎藤清 89 斎藤清
1990年代	90 斎藤清 91 渡辺武弘 92 斎藤清 93 松下浩二 94 今枝一郎 95 松下浩二 96 岩崎清信 97 偉関晴光 98 偉関晴光 99 渋谷浩
2000年代	00 偉関晴光 01 松下浩二 02 松下浩二 03 偉関晴光 04 吉田海偉 05 吉田海偉 06 水谷隼 07 水谷隼 08 水谷隼 09 水谷隼
2010年代	10 水谷隼 11 吉村真晴 12 丹羽孝希 13 水谷隼 14 水谷隼 15 水谷隼 16 水谷隼 17 張本智和 18 水谷隼
2020年代	20 宇田幸矢 21 及川瑞基 22 戸上隼輔 23 戸上隼輔
2018年までは年度表記男子単女子単男子複女子複混合複 Jr男子 Jr女子

富田芳雄

経歴

表彰

脚注

関連項目

外部リンク