島香裕

しまか ゆう
島香 裕
プロフィール
本名 島香 裕(しまか ゆたか)[1]
性別 男性
出身地 日本の旗 日本長野県[2]
死没地 日本の旗 日本東京都昭島市[3]
生年月日 (1949-05-06) 1949年5月6日
没年月日 (2019-07-28) 2019年7月28日(70歳没)
職業 俳優声優
事務所 ぷろだくしょん★A組(最終所属)[2]
公式サイト 島香裕|ぷろだくしょん★A組
公称サイズ(時期不明)[4]
身長 / 体重 181 cm / 90 kg
活動
活動期間 1980年代 - 2019年
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

島香 裕(しまか ゆう[注 1]1949年5月6日[6] - 2019年7月28日[7][8])は、日本俳優声優ぷろだくしょん★A組所属[2]長野県出身[2]

経歴

東京都立府中工業高等学校卒業[4]

かつては劇団新人会映画放送部[9][10]九プロダクション[11]ぷろだくしょんバオバブ[12]アーツビジョン[12]に所属していた。

晩年は東京声優プロデュース(TSP)で講師をしていた他、自身の私塾「声優教室グーフトゥループ」においても後進の指導をしていた[13]

2019年7月28日心筋梗塞のため東京都昭島市の自宅で死去[3]。70歳没。訃報はTOHO会より7月30日に発表され、8月5日に報道で公表された[7][3]

人物

声種バリトンからバス[14]。貫禄のある太い声で知られていた[8]

声優としては恰幅の良い男性役、ドスの利いた悪役を演じることが多かった[8]1980年代のロボットアニメには欠かせない存在だった[8]。洋画吹き替えへの出演が多かった[8]。俳優としては黒澤明監督の映画『影武者』に、原甚五郎役で出演していた[8]

ブエナビスタ直売以降の日本版グーフィーの声を亡くなるまで演じていた。

趣味は歌唱[2]

後任

島香の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。なお、島香の生前に引き継がれた『ロジャー・ラビット』のボンゴ・ザ・ゴリラ(後任は郷里大輔)や『シュレック』のセロニアス(後任は小林通孝)などは含まない。

後任 役名 概要作品 後任の初担当作品
宮本崇弘 グーフィー ディズニー ミッキーマウスとロードレーサーズ
飯島肇 スパイク トムとジェリーシリーズ」 トムとジェリー ショー4
宝亀克寿[注 2] ナブー 魔動王グランゾート スーパーロボット大戦DD
三宅健太 スパイク 「トムとジェリーシリーズ」 トムとジェリー』(2021年版)
仙波崚河 コードギアス 反逆のルルーシュ コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年

劇場アニメ

1982年
1983年
1987年
1988年
1989年
1991年
1992年
1996年
1997年
1998年
2000年
2002年
2004年
2007年
2012年
2017年

OVA

1986年
1987年
1988年
1989年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1999年
2000年
  • だるまちゃんととらのこちゃん (ひげとらどん)
2006年
  • アンパンマンとはじめよう! ひらがなであそぼう(50音の門)
2008年

Webアニメ

ゲーム

2020年以降の作品は、生前の収録音声を使用したライブラリ出演。

1995年
  • セサミストリート・ナンバーズ(スナッフィー)
1998年
1999年
2000年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2017年
2018年
2019年
2020年
2022年
2023年

ドラマCD

吹き替え

担当俳優

ヴィング・レイムス
M・C・ゲイニー
ケヴィン・ダン
ジェフリー・タンバー
ジョン・グッドマン
ドム・デルイーズ
ブライアン・デネヒー
  • クリス・ファーレイはトミーボーイ(ビッグ・トム・キャラハン)
  • コクーン2/遥かなる地球(ウォルター)※テレビ朝日版
  • スコーキー/ユダヤとナチの凄絶な戦い(ブキャナン署長)
フランク・マクレー
ポール・ソルヴィノ
ポール・ドゥーリイ
マイク・スター
マイケル・マクシェーン
ミッチ・ピレッジ
モーリー・チェイキン

映画(吹き替え)

ドラマ

アニメ

人形劇

ボイスオーバー

テレビドラマ

映画

舞台

CM

その他コンテンツ

  • 機動戦士ガンダム0079カードビルダー(ミハイル・カミンスキー)
  • トランスフォーマーテレフォン(レーザーウェーブ、ミックスマスター、ブルーティカス)
  • 東京ディズニーリゾート ドリームフォースマイルII《ダイジェスト版》スペシャルイベント編 ショー&パレード編(ブルーレイ / DVD、2015年2月4日発売)(グーフィーの声)
  • 東京ディズニーリゾート(グーフィー、ハイムリック他の声)

脚注

シリーズ一覧

  1. ^ 『ZERO』(1999年)、『F』(2000年)、『F.I.F』(2001年)、『NEO』(2002年)、『SEED』(2004年)、『PORTABLE』(2006年)、『SPIRITS』(2007年)、『WARS』(2009年)、『WORLD』『3D』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)
  2. ^ エクストリームバーサス2』(2018年)、『クロスブースト』(2021年)、『オーバーブースト』(2023年)

注釈

  1. ^ 名前の読みを「ゆたか」としている資料もある[1][5]
  2. ^ 島香は生前に『トムとジェリー』のスパイク役を宝亀から引き継いでいた。

出典

  1. ^ a b 掛尾良夫 編「声優事典 男性篇 島香 裕」『声優事典』(第二版)キネマ旬報社、1996年3月30日、146頁。ISBN 4-87376-160-3 
  2. ^ a b c d e 島香裕”. ぷろだくしょん★A組. 2020年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月24日閲覧。
  3. ^ a b c 【訃報】ディズニーアニメやキングダムハーツに出演 声優の島香裕さんが死去」『BuzzFeed.News』2019年8月5日。2019年8月5日閲覧。
  4. ^ a b 『日本タレント名鑑(2002年版)』VIPタイムズ社、2002年4月30日、211頁。ISBN 978-4-9901242-0-5 
  5. ^ ぷろだくしょんバオバブ所属時のプロフィール - ウェイバックマシン(1998年5月11日アーカイブ分)
  6. ^ 『声優名鑑』成美堂出版、1999年8月、482頁。ISBN 4-415-00878-X 
  7. ^ a b ― 訃報 ― 島香 裕 先生 御逝去 | TOHO会ニュース”. TOHO会. 2019年8月5日閲覧。
  8. ^ a b c d e f Shino Tanaka (2019年8月5日). “声優の島香裕さん死去。ディズニーのグーフィー役、黒澤明監督の『影武者』に出演も”. ハフポスト. 2023年5月19日閲覧。
  9. ^ 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、80頁。 
  10. ^ 『日本タレント名鑑(1988年版)』VIPタイムズ社、1988年、115頁。 
  11. ^ 『日本タレント名鑑(1990年版)』VIPタイムズ社、1990年、123頁。 
  12. ^ a b 島香裕”. ぷろだくしょん★A組. 2011年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月24日閲覧。
  13. ^ グーフィー役の声優島香裕が主宰する声優教室です。私塾ですので、お気軽におたずね下さい。見学は大歓迎、もちろん無料です。 - ウェイバックマシン(2017年4月14日アーカイブ分)
  14. ^ 『日本音声製作者名鑑2007』小学館、2007年3月25日、57頁。ISBN 978-4-09-526302-1 
  15. ^ 作品データベース 未来警察ウラシマン”. タツノコプロ. 2022年11月7日閲覧。
  16. ^ ベン・ルーニー”. 「機甲戦記ドラグナー」公式サイト. サンライズ. 2021年10月3日閲覧。
  17. ^ ゴル”. 「機甲戦記ドラグナー」公式サイト. サンライズ. 2021年10月3日閲覧。
  18. ^ 『日米コメ戦争』(1993年)
  19. ^ キャラクター”. 魔神英雄伝ワタル. 2020年6月21日閲覧。
  20. ^ 作品データベース 天空戦記シュラト”. タツノコプロ. 2022年10月14日閲覧。
  21. ^ “ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎”. トムス・エンタテインメント. https://www.tms-e.co.jp/alltitles/lupin/010202.html 2016年5月2日閲覧。 
  22. ^ 作品データベース ロビンフッドの大冒険”. タツノコプロ. 2022年11月7日閲覧。
  23. ^ 機甲警察メタルジャック”. サンライズワールド. サンライズ. 2022年12月4日閲覧。
  24. ^ 太陽の勇者ファイバード”. 勇者Web. サンライズ. 2021年9月26日閲覧。
  25. ^ 作品データベース 宇宙の騎士テッカマンブレード”. タツノコプロ. 2022年11月8日閲覧。
  26. ^ キャラクター”. 勇者Web. 勇者特急マイトガイン. サンライズ. 2022年11月5日閲覧。
  27. ^ B(ボンバーマン)ビーダマン 爆外伝 V”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  28. ^ グラップラー刃牙”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  29. ^ ペコラ(新)”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  30. ^ Ergo Proxy”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  31. ^ “キャラクター”. コードギアス 反逆のルルーシュ 公式サイト. http://www.geass.jp/first/world_03_ex.html?pid=chara_30.html 2016年5月1日閲覧。 
  32. ^ “キャラクター”. コードギアス 反逆のルルーシュR2 公式サイト. http://www.geass.jp/r2/world_03_ex.html?pid=chara_27.html 2016年5月1日閲覧。 
  33. ^ しおんの王The Powers of Hard Blood”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  34. ^ キャスト”. 「地獄少女」アニメ版公式ページ. 2024年4月15日閲覧。
  35. ^ a b Mach Girl”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  36. ^ 鉄腕バーディーDECODE:02”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  37. ^ 世紀末 オカルト学院”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  38. ^ Episode”. LUPIN the Third -峰不二子という女-公式サイト. 2016年6月7日閲覧。
  39. ^ “キャラクター”. 宇宙戦艦ヤマト2199 公式サイト. http://yamato2199.net/character_schulz.html 2016年5月1日閲覧。 
  40. ^ ルパン三世 風魔一族の陰謀”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  41. ^ クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 夕陽のカスカベボーイズ”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  42. ^ 小助さま 力丸さま コンペイ島の竜”. J.C.STAFF オフィシャルホームページ. ジェー・シー・スタッフ. 2023年4月2日閲覧。
  43. ^ アニメ情報”. 『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』公式サイト. 2019年8月14日閲覧。
  44. ^ 超幕末少年世紀タカマル”. ジェー・シー・スタッフ. 2024年3月21日閲覧。
  45. ^ 新・超幕末少年世紀タカマル”. ジェー・シー・スタッフ. 2024年3月22日閲覧。
  46. ^ CHARACTER”. 【公式】SDガンダム バトルアライアンス(バトアラ)|バンダイナムコエンターテインメント公式サイト. バンダイナムコエンターテインメント . 2022年5月27日閲覧。
  47. ^ グーニーズ|吹替の力”. 吹替の力. ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント. 2023年12月2日閲覧。
  48. ^ ライジング・ドラゴン”. ふきカエル大作戦!!. 話題のふきカエ. 2022年1月13日閲覧。
  49. ^ 宇宙船レッド・ドワーフ号”. ふきカエル大作戦!!. 海外TVシリーズ. 2022年1月13日閲覧。
  50. ^ なかまたち”. チャギントン 公式サイト. 2024年3月9日閲覧。
  51. ^ 戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  52. ^ 戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー2010”. メディア芸術データベース. 文化庁. 2022年1月13日閲覧。
  53. ^ アップルポップ”. 折笠愛 公式ブログ (2018年4月14日). 2021年4月29日閲覧。
  54. ^ 『芸能』11月号、芸能発行所、1983年、39頁。 
  55. ^ 『芸能』3月号、芸能発行所、1990年、44頁。 

外部リンク