川平駅
川平駅 | |
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駅舎(2007年4月) | |
かわひら Kawahira | |
◄千金 (3.6 km) (6.9 km) 川戸► | |
島根県江津市川平町南川上[1]田ノ原233 | |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■三江線 |
キロ程 | 7.0 km(江津起点) |
電報略号 | カヒ |
ホーム | 1面1線[2] |
乗車人員 -統計年度- | 2人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)4月20日[1][2][3] |
廃止年月日 | 2018年(平成30年)4月1日[4] |
備考 |
川平駅(かわひらえき)は、島根県江津市川平町南川上田ノ原にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅[2](廃駅)である。
三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった[4]。
歴史
[編集]- 1930年(昭和5年)4月20日:三江線が石見江津駅(現・江津駅) - 川戸駅間に於いて開業した際に、有人駅として新設[2][5]。
- 1955年(昭和30年)3月31日:三江南線の開業に伴い、三江線が三江北線に改称され、当駅も同線の所属駅となる[6]。
- 1962年(昭和37年)4月20日:業務委託駅となる(日本交通観光社に委託)[7]。
- 1975年(昭和50年)
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:無人駅となる[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が承継[3][6]。
- 1999年(平成11年)3月13日:3月12日午後0時半から江津 - 口羽駅間を運休して、列車交換設備を撤去[9]。周辺では同時に、川戸・因原・石見簗瀬の各駅でも交換設備が撤去された[9]ため、江津駅 - 浜原駅間では列車交換が可能な駅が石見川本駅のみとなる[10]。
- 2018年(平成30年)
- 廃線後の駅舎(2019年9月)
- 桜の木が伐採され、代替バスの回転場所として整備された(2019年9月)
駅構造
[編集]浜原方面に向かって右側に、単式1面1線のホームを有する地上駅(停留所)であった[1]。かつては駅員が常駐しており、駅舎も残っていたが、廃止時には無人駅(浜田鉄道部管理)となっていた。なお、自動券売機などは設置されなかった。かつては相対式2面2線であったが、片側(構内北側)の線路は撤去され、使われなくなったホームが残されていた[1]。旧ホームには、廃止時まで駅名標が立っていた。
利用状況
[編集]近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は47人、1984年度は112人だった。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 39 |
2000 | 32 |
2001 | 26 |
2002 | 20 |
2003 | 19 |
2004 | 18 |
2005 | 14 |
2006 | 8 |
2007 | 9 |
2008 | 8 |
2009 | 10 |
2010 | 13 |
2011 | 9 |
2012 | 9 |
2013 | 7 |
2014 | 6 |
2015 | 7 |
2016 | 4 |
2017 | 7 |
駅周辺
[編集]その他
[編集]- 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目名にちなんだ「大江山」の愛称が付けられていた。「大江山」は駅のある江津市川平町の神楽団体、川平神楽社中が古くから伝えてきた演目である[1][2][11]。
- 2007年(平成19年)公開の映画「天然コケッコー」のロケ、および宣伝用ポスターの撮影が行われた[2]。
- 2008年(平成20年)公開の映画「砂時計」のロケが行われた[2]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、242-243頁。ISBN 978-4-906794-90-4。
- ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、20頁。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、331頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c “近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
- ^ 「鉄道省告示第98号・第99号」『官報』1930年4月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。
- ^ 「七駅を部外委託 米鉄、非採算線区を合理化」『交通新聞』交通協力会、1962年3月18日、1面。
- ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
- ^ a b 「三江線川平など4駅 来月12、13日に行き違い設備撤去 合理化でJR米子支社」『山陰中央新報』山陰中央新報社、1999年2月20日、さんいん、27面。
- ^ 中国新聞、2015年9月29日
- ^ “三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。