広島市消防局
広島市消防局 | |
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広島市消防局・中消防署 | |
情報 | |
管轄区域 | 広島市、 安芸郡海田町、熊野町、坂町、 山県郡安芸太田町、 廿日市市吉和地区 |
消防署数 | 8 |
出張所数 | 32 |
所在地 | 〒730-0051 |
リンク | 広島市公式ホームページ 消防 |
広島市消防局(ひろしまししょうぼうきょく)は、広島県広島市の消防部局(消防本部)。管轄区域は広島市全域および安芸郡海田町、熊野町、坂町、山県郡安芸太田町、廿日市市吉和地区。海田町、熊野町、坂町、安芸太田町、廿日市市(吉和地区に限る)は常備消防事務を広島市に委託している。
沿革
[編集]参考文献 : 平成24年版消防年報(広島市消防局刊)
- 1948年(昭和23年)
- 戦前からの官設消防を原型とし広島市消防局が発足。
- 1951年(昭和26年)
- 広島市消防署を東消防署と西消防署に分割。
- 1957年(昭和32年)
- 西消防署において救急業務を開始。
- 1960年(昭和35年)
- 中消防署を新設。
- 1961年(昭和36年)
- 消防音楽隊を創設。
- 1967年(昭和42年)
- レンジャー隊が発足し後に救助隊へ改称。
- 1970年(昭和45年)
- 祇園町の消防事務受託により祇園消防署新設。
- 1972年(昭和47年)
- 可部消防署を新設。
- 1973年(昭和48年)
- 1979年(昭和53年)
- 水上消防署を新設。
- 1980年(昭和54年)
- 広島市が政令指定都市となったのに伴い、東消防署が南消防署、佐東消防署が安佐南消防署、可部消防署が安佐北消防署へ改称。
- 1982年(昭和56年)
- 東消防署が再新設される。
- 1985年(昭和60年)
- 五日市町の広島市への合併に伴い、五日市町消防署を佐伯消防署に改称。
- 1990年(平成2年)
- 1992年(平成4年)
- 救急救命士を採用し高度救急業務を開始。
- 2001年(平成13年)
- 水上消防署が南消防署水上出張所に降格。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 中消防署の救助隊が特別高度救助隊「ハイパーレスキューひろしま」となる。
- 2011年(平成23年)
- 2014年(平成26年)
- 8月20日 平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害に出場。
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 1月(平成30年)南消防署似島出張所で軽救急車の運用を開始
- 2018年(平成30年)
- 4月 模擬火災・高層建物火災対応訓練施設を西風新都訓練場に整備し、運用を開始した。
- 2022年(令和4年)
- 9月 南消防署青崎出張所の新庁舎が完成し移転[1]
組織
[編集]消防年報 令和4年(2022年)版より | 所在地 | |||
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広島市消防局 | 総務課 | 庶務係、企画広報係、経理係、音楽隊 | 中区大手町五丁目20番12号 消防局整備工場:中区大手町五丁目19番7号 消防航空隊基地:西区観音新町四丁目10番2号 広島市総合防災センター:安佐北区倉掛二丁目33番1号 | |
消防団室 | ||||
職員課 | 人事係、労務係 | |||
施設課 | 施設係、機械装備係 | |||
予防部 | 予防課 | 予防係、調査係、違反是正係 | ||
指導課 | 建築設備係、危険物係 | |||
警防部 | 警防課 | 警防企画係、指令第一係、指令第二係、指令第三係 | ||
消防機動隊 | ||||
消防航空隊 | ||||
救急課 | 救急救命士養成所 | |||
中消防署 | 予防課 | 予防係、査察係 | 中区大手町五丁目20番12号 | |
警防課 | 消防指導係 | |||
警防第一・二係、救助第一・二係、救急係 | ||||
白島出張所 | 中区白島九軒町12番20号 | |||
基町出張所 | 中区基町20番8号 | |||
江波出張所 | 中区舟入南六丁目2番1号 | |||
東消防署 | 予防課 | 予防係、査察係 | 東区光町二丁目12番6号 | |
警防課 | 消防指導係 | |||
警防第一・二係、救助第一・二係、救急係 | ||||
福田出張所 | 東区福田七丁目2番10号 | |||
温品出張所 | 東区温品五丁目3番1号 | |||
戸坂出張所 | 東区戸坂出江二丁目9番11号 | |||
南消防署 | 予防課 | 予防係、査察係 | 南区的場町二丁目5番14号 | |
警防課 | 消防指導係 | |||
警防第一・二係、救助第一・二係、救急係 | ||||
水上出張所 | 南区宇品海岸二丁目23番39号 | |||
青崎出張所 | 南区東青崎町10番25号 | |||
東本浦出張所 | 南区東本浦町23番6号 | |||
日宇那出張所 | 南区日宇那町3番6号 | |||
宇品出張所 | 南区宇品東二丁目1番46号 | |||
似島出張所 | 南区似島町字家下752番地の74 | |||
西消防署 | 予防課 | 予防係、査察係 | 西区都町43番10号 | |
警防課 | 消防指導係 | |||
警防第一・二係、救助第一・二係、救急係 | ||||
三篠出張所 | 西区三篠町三丁目16番23号 | |||
己斐出張所 | 西区己斐中三丁目14番2号 | |||
庚午出張所 | 西区庚午中四丁目21番19号 | |||
井口出張所 | 西区商工センター四丁目1番1号 | |||
安佐南消防署 | 予防課 | 予防係、査察係 | 安佐南区緑井一丁目10番3号 | |
警防課 | 消防指導係 | |||
警防第一・二係、救助第一・二係、救急係 | ||||
上安出張所 | 安佐南区上安五丁目8番14号 | |||
祇園出張所 | 安佐南区祇園二丁目48番11号 | |||
沼田出張所 | 安佐南区伴東四丁目18番6号 | |||
安佐北消防署 | 予防課 | 予防係、査察係 | 安佐北区可部南四丁目26番13号 | |
警防課 | 消防指導係 | |||
警防第一・二係、救助第一・二係、救急係 | ||||
白木出張所 | 安佐北区白木町大字市川1533番地の5 | |||
高陽出張所 | 安佐北区真亀一丁目3番6号 | |||
可部出張所 | 安佐北区可部七丁目7番16号 | |||
安佐出張所 | 安佐北区安佐町大字飯室3052番地の1 | |||
安芸太田出張所 | 山県郡安芸太田町大字中筒賀345番地の2 | |||
安芸消防署 | 予防課 | 予防係、査察係 | 安芸郡海田町堀川町3番12号 | |
警防課 | 消防指導係 | |||
警防第一・二係、救助第一・二係、救急係 | ||||
瀬野川出張所 | 安芸区中野東七丁目14番23号 | |||
矢野出張所 | 安芸区矢野西二丁目16番1号 | |||
熊野出張所 | 安芸郡熊野町萩原六丁目26番8号 | |||
坂出張所 | 安芸郡坂町横浜中央一丁目1番11号 | |||
佐伯消防署 | 予防課 | 予防係、査察係 | 佐伯区五日市中央七丁目25番18号 | |
警防課 | 消防指導係 | |||
警防第一・二係、救助第一・二係、救急係 | ||||
湯来出張所 | 佐伯区湯来町大字和田224番地 | |||
石内出張所 | 佐伯区石内北五丁目5番1号 | |||
八幡出張所 | 佐伯区利松一丁目5番24号 | |||
海老園出張所 | 佐伯区海老園一丁目2番54号 |
安佐南消防署は震度7の地震に耐えられる免震構造が採用され、広島市役所本庁舎や本部が被災して機能しない場合に、対策本部を置くことができるようになっている[2]。
- 東消防署
- 南消防署
- 西消防署
- 安佐南消防署
- 安佐北消防署
- 佐伯消防署
- 安芸消防署
主力機械
[編集]- 令和5年(2023年)版消防年報より
- 239台の消防車が配備されている。
- 消防ポンプ車
- 全消防署及び出張所配備。普通ポンプ車を0台、中型ポンプ車を32台、水槽付きポンプ車を40台の計72台を保有している。
- 救助工作車
- 化学消防自動車
- 南消防署青崎出張所・西消防署井口出張所・安芸消防署坂出張所にそれぞれ1台ずつ計3台配備。
- はしご車
- 各消防署に1台ずつ(西署のみ2台)出張所では基町、海老園、高陽に配備。合計12台配備。なお祇園出張所には13メートルブーム付き多目的消防自動車(MVF13)が配備されている。
- 特別高度工作車
- 特殊災害対応車
- 屈折放水搭車
- 0台。東消防署に配備していた。
- 大型水槽車
- 1台。安佐南消防署に配備。主に高速道路上の火災などに出動する。
- 照明電源車
- 0台。南消防署日字那出張所に配備していた。
- 指揮車
- 11台。指揮車両の多くはマツダの車両が占める。
- 消防艇
- 消防ヘリコプター
- 消防ヘリ「ひろしま」を1機配備。ヘリコプターを県内で共同利用する「広島県下市町共同利用方式」によって、県内のうち広島市以外の全市町は経費の3分の1を市に支払っている。
- その他車両
- このほか、支援車やホース延長車、重機搬送車、燃料補給車等も配備。
- 可搬式ポンプ
消防局 | 中署 | 東署 | 南署 | 西署 | 安佐南署 | 安佐北署 | 安芸署 | 佐伯署 | 総合防災 センター | |||
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庁舎 | 整備工場 | 航空隊 | ||||||||||
消防ポンプ車 | 1 | 4 | 6 | 4 | 3 | 5 | 4 | 5 | ||||
水槽付消防ポンプ自動車 | 4 | 4 | 5 | 5 | 5 | 7 | 5 | 5 | ||||
化学消防自動車 | 1 | 1 | 1 | |||||||||
はしご車 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 | 1 | 2 | ||||
大型水槽車 | 1 | |||||||||||
救助工作車 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | ||||
災害対応特殊車 | 1 | 3 | 1 | 1 | 1 | 2 | ||||||
高規格救急自動車 | 5 | 5 | 8 | 6 | 5 | 8 | 6 | 7 | ||||
指揮車 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | |||
広報車 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | ||||
積載車 | 1 | 1 | ||||||||||
輸送車 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | ||||
査察広報車 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 | ||||
起震車 | 1 | |||||||||||
機関員訓練車 | 4 | |||||||||||
研修ポンプ車 | 1 | |||||||||||
救急研修車 | 1 | |||||||||||
マイクロバス等 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | ||||||
パトロール車 | 1 | |||||||||||
連絡車 | 1 | 6 | 1 | 2 | 1 | |||||||
輸送車 | 1 | 1 | 1 | |||||||||
電源車(航空用) | 1 | |||||||||||
水陸両用バギー | 1 | |||||||||||
原動機付自転車 | 5 | 7 | 11 | 12 | 12 | 17 | 10 | 8 | ||||
小型動力ポンプ | 5 | 5 | 10 | 6 | 6 | 7 | 6 | 6 | ||||
消防艇 | 1 | |||||||||||
救助艇 | 1 | |||||||||||
ヘリコプター | 1 |
消防団
[編集]年間行事
[編集]- 1月:消防出初式
- 3月:防火訪問
- 6月:水防訓練
- 9月:消防ポンプ操法記録会
- 11月:防火訪問
- 12月:年末特別警戒
令和4年4月1日現在 | 中消防団 | 東消防団 | 南消防団 | 西消防団 | 安佐南消防団 | 安佐北消防団 | 安芸消防団 | 佐伯消防団 | 総数 |
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総員 | 199 | 208 | 290 | 189 | 340 | 589 | 263 | 319 | 2397(定員:2753) |
中型ポンプ自動車 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 14 | 9 | 5 | 32 |
積載車 | 9 | 11 | 12 | 9 | 21 | 34 | 8 | 20 | 124 |
小型動力ポンプ | 9 | 12 | 16 | 9 | 23 | 46 | 17 | 22 | 154 |
ホース | 270 | 295 | 340 | 240 | 605 | 1240 | 485 | 655 | 4130 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “消防青崎出張所の新庁舎が完成 広島市南区”. 中国新聞. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “免震構造採用の消防庁舎完成”. 中国新聞 (中国新聞社). (2013年4月16日) 2013年4月19日閲覧。[リンク切れ]