後藤以紀
後藤 以紀(ごとう もちのり、1905年2月10日 - 1992年2月12日)は、日本の電子工学者。明治大学名誉教授。京都府生まれ。
経歴
[編集]- 1927年 - 東京帝国大学工学部電気工学科を卒業
- 1934年 - 工学博士
- 1942年 - 東京帝国大学工学部教授
- 1952年 - 工業技術院電気試験所所長
- 1960年 - 工業技術院長
- 1961年 - 東京工業大学教授
- 1975年 - 電気学会名誉員
- 1975年 - 勲二等瑞宝章 受章
- 1965年 - 明治大学教授
研究
[編集]- 電気・電子工学の専門家として、電気試験所において継電器(リレー)による電気機械式計算機を開発した[1]。
- 猪苗代で昭和初期に電力系統の事故が発生し、そのときの異常振動を不減衰振動と名づけた。
- 本業の傍ら、財団法人日本心霊科学協会において長年理事を務め、念写の研究を行った。三田光一が行った、当時は知られていなかった月の裏側を念写した写真について、月の裏側の様子がわかった後に念写された写真と比較し、31箇所が一致するとの見解を示し、論文上で、念写は本物であるとした。→詳細は「念写 § 三田光一による月の裏」を参照
著書
[編集]- 後藤以紀『月の裏側の念写の数理的検討 : 宇宙船による新月面図との照合』(第2版)日本心霊科学協会〈日本心霊科学協会研究報告〉、1986年。 NCID BA45707609。
顕彰
[編集]- 電気通信学会功績賞(1970年)
出典
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