心に茨を持つ少年
「心に茨を持つ少年」 | ||||
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ザ・スミス の シングル | ||||
初出アルバム『ザ・クイーン・イズ・デッド』 | ||||
B面 | アスリープ ラバー・リング(12インチ及びCDのみ) | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・シングル 12インチ・シングル CDシングル | |||
ジャンル | オルタナティヴ・ロック、インディー・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ラフ・トレード・レコード | |||
作詞・作曲 | モリッシー、ジョニー・マー | |||
プロデュース | モリッシー、ジョニー・マー | |||
チャート最高順位 | ||||
ザ・スミス シングル 年表 | ||||
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「心に茨を持つ少年」(こころにいばらをもつ少年、原題:The Boy with the Thorn in His Side)は、イギリスのロック・バンド、ザ・スミスが1985年にシングルA面として発表した楽曲。1986年のスタジオ・アルバム『ザ・クイーン・イズ・デッド』にはリミックス・ヴァージョンが収録された。
背景
[編集]モリッシーによれば、タイトルの「Thorn(棘)」という言葉は「音楽業界、そして私の言うことを信じず、私を駆逐しようとし、レコードもかけようとしない連中」を指しているという[3]。シングルのジャケットには、セシル・ビートンが1949年に撮影したトルーマン・カポーティの写真が使用された[3][4]。
ザ・スミスはミュージック・ビデオの制作を拒否し続けていたが、最終的には本作のプロモーション用に、キャリア初のミュージック・ビデオが作られた[3]。
反響
[編集]全英シングルチャートでは5週トップ100入りし、最高23位を記録した[1]。ニュージーランドのシングル・チャートでは、1986年2月にトップ50入りを果たし、2週連続で46位となった[2]。
その後
[編集]モリッシーはソロ転向後のライブでも本作を歌っており、2008年のソロ・シングル「ザッツ・ハウ・ピープル・グロウ・アップ」の7インチ盤(F20001)には、2007年5月11日のライブ音源がB面曲として収録された[5]。2017年4月22日のレコード・ストア・デイには、A面に本作の未発表デモ・ミックス、B面に「ラバー・リング」の初期ヴァージョンを収録した7インチ・シングルが1万2千枚限定で発売された[6]。
カヴァー
[編集]- ジェフ・バックリィ - デビュー前の1993年2月に録音を残しており、2016年発売の未発表音源集『ユー・アンド・アイ』に収録された[7]。
- J・マスシス - アルバム『マーティン・アンド・ミー』(1996年)に収録[8]。
- スーパー・ファーリー・アニマルズ - アルバム『ラジエイター』(1997年)と同時期に録音され、2017年には同作の20周年デラックス・エディション盤に収録された[9]。
脚注
[編集]- ^ a b The Smiths |full Official Chart History | Official Chart Company
- ^ a b charts.org.nz - The Smiths - The Boy With The Thorn In His Side
- ^ a b c “The Boy with the Thorn in His Side by The Smiths”. Songfacts. 2021年7月4日閲覧。
- ^ 『ザ・スミス・ファイル』シンコー・ミュージック、2003年11月3日、40頁。ISBN 4-401-61829-7。
- ^ Morrissey - That's How People Grow Up (2008, Vinyl) - Discogs
- ^ “SpecialRelease”. Record Store Day. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “ボブ・ディランやスミスのカヴァーを収録、ジェフ・バックリィの未発表音源集が発売に”. rockin'on (2015年11月13日). 2021年7月4日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Martin + Me - J Mascis”. AllMusic. 2021年7月4日閲覧。
- ^ Rettig, James (2017年6月19日). “Super Furry Animals – "The Boy With The Thorn In His Side" (The Smiths Cover)”. Stereogum. 2021年7月4日閲覧。