日本シニアオープンゴルフ選手権競技

日本シニアオープンゴルフ選手権競技
トーナメント情報
創設 1991年
開催地 石川県羽咋郡宝達志水町(2023年)
開催コース 能登カントリークラブ
日本海・はまなすコース(2023年)
主催 公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)
ツアー PGAシニアツアー
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 8000万円(2023年)[1]
開催月 9月
最高記録
最少打数 265 日本の旗 手嶋多一(2021年)
通算スコア ー19同上
最新優勝者
大韓民国の旗 崔虎星
テンプレートを表示

日本シニアオープンゴルフ選手権競技(にほんシニアオープンゴルフせんしゅけんきょうぎ)とは日本ゴルフ協会(JGA)主催、日本放送協会(NHK)共催によるPGAシニアツアー公式戦。

概要

[編集]

1991年にJGA、日本プロゴルフ協会 (JPGA)の共催で創始された。1991年当時、JGAは日本シニアゴルフ選手権競技を出場資格60歳以上の規定で開催しており、1962年からJPGAが主催する日本プロゴルフシニア選手権大会の出場資格は50歳以上と、出場年齢の規定に違いがあった。JGAとJPGAは日本シニアオープンゴルフ選手権競技を開催するにあたって、協議を重ね、出場年齢を50歳以上と定めた。

1998年度からは、JGAとNHKの共催となり開催されている。

毎年、開催地・開催コースを変えて行う「サーキット方式」を採用している。

2022年現在、賞金総額8000万円、優勝賞金1600万円[1]。なお2020年大会は新型コロナウイルス感染拡大防止対策による影響で一般非公開として行われた[2]

テレビ中継

[編集]

テレビ中継については一時期テレビ朝日系列で最終日のみ放送されていたが、1998年以降は大会の共催に入っているNHKが中継している。2024年以降はNHK BS生中継[3]総合テレビ[4]は録画中継となった。2013年大会以降は総合テレビについては2日目以降のラウンドについて、同日深夜にハイライトを放送する体制に変更した。

開催地・優勝者

[編集]
回数 開催期間 優勝者 開催地 開催ゴルフコース
第35回 2025年9月18日〜21日 神奈川県 相模原ゴルフクラブ 東コース[5]
第34回 2024年9月12日〜15日 大韓民国の旗 崔虎星 千葉県 千葉カントリークラブ 川間コース
(パー71)[6][7]
第33回 2023年9月14日〜17日 日本の旗 藤田寛之 石川県 能登カントリークラブ 日本海・はまなすコース
第32回 2022年9月15日〜18日 タイ王国の旗 プラヤド・マークセン (4)[8] 滋賀県 タラオカントリークラブ 西コース[9]
第31回 2021年9月16日〜19日 日本の旗 手嶋多一[10] 山梨県 シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部
(パー71)
第30回 2020年9月17日〜20日 日本の旗 寺西明[11] 兵庫県 鳴尾ゴルフ倶楽部
(パー70)
第29回 2019年9月12日〜15日 日本の旗 谷口徹[12] 埼玉県 日高カントリークラブ 東・西コース
第28回 2018年7月12日〜15日 タイ王国の旗 プラヤド・マークセン (3)[13] 北海道 ニドムクラシックコース ニスパコース
第27回 2017年9月14日〜18日 タイ王国の旗 プラヤド・マークセン (2)[14] 福岡県 ザ・クラシックゴルフ倶楽部 キング・クイーンコース
第26回 2016年9月15日〜18日 タイ王国の旗 プラヤド・マークセン[15] 千葉県 習志野カントリークラブ[16]
第25回 2015年10月29日〜11月1日 日本の旗 平石武則[17] 三重県 COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース QUEENコース
第24回 2014年10月30日〜11月2日 日本の旗 倉本昌弘 (2) 兵庫県 小野グランドカントリークラブ NEWコース
第23回 2013年10月31日〜11月3日 日本の旗 室田淳 (2) 福岡県 麻生飯塚ゴルフ倶楽部 ブルー・グリーンコース
第22回 2012年10月25日〜28日 フィリピンの旗 フランキー・ミノザ 愛知県 東名古屋カントリークラブ 西コース
第21回 2011年10月27日〜30日 日本の旗 室田淳 広島県 広島カンツリー倶楽部 八本松コース
第20回 2010年10月28日〜31日 日本の旗 倉本昌弘 兵庫県 鳴尾ゴルフ倶楽部
(パー70)
第19回 2009年10月29日〜11月1日 日本の旗 渡辺司 滋賀県 琵琶湖カントリー倶楽部 栗東・三上コース
第18回 2008年10月23日〜26日 日本の旗 中嶋常幸 (3) 埼玉県 狭山ゴルフ・クラブ 東・西コース
第17回 2007年10月25日〜28日 日本の旗 青木功 (5) 熊本県 くまもと中央カントリークラブ
第16回 2006年10月26日〜29日 日本の旗 中嶋常幸 (2) 三重県 桑名カントリー倶楽部
第15回 2005年11月3日〜6日 日本の旗 中嶋常幸 埼玉県 嵐山カントリークラブ
第14回 2004年10月28日〜31日 日本の旗 高橋勝成PO (3) 茨城県 茨城ゴルフ倶楽部 東コース
第13回 2003年10月23日〜26日 日本の旗 高橋勝成 (2) 兵庫県 宝塚ゴルフ倶楽部 新コース
(パー71)
第12回 2002年10月31日11月3日 日本の旗 福沢孝秋 千葉県 我孫子ゴルフ倶楽部
第11回 2001年10月25日28日 日本の旗 小林富士夫PO 福岡県 太宰府ゴルフ倶楽部
第10回 2000年10月26日29日 日本の旗 高橋勝成 愛知県 春日井カントリークラブ 東コース
第9回 1999年11月14日17日 オーストラリアの旗 グラハム・マーシュ (2) 兵庫県 六甲国際ゴルフ倶楽部 東・中コース[18]
第8回 1998年11月26日〜29日 オーストラリアの旗 グラハム・マーシュ 山口県 宇部72カントリークラブ 万年池東コース
第7回 1997年11月27日〜30日* 日本の旗 青木功 (4) 千葉県 森永高滝カントリー倶楽部
第6回 1996年11月21日24日 日本の旗 青木功 (3) 静岡県 富士カントリークラブ塩河ゴルフ場[19]
第5回 1995年11月23日26日 日本の旗 青木功 (2) 茨城県 北浦ゴルフ倶楽部
第4回 1994年11月24日27日 日本の旗 青木功 奈良県 奈良国際ゴルフ倶楽部
第3回 1993年11月25日28日 日本の旗 金井清一 (3) 埼玉県 日高カントリー倶楽部 東・西コース
第2回 1992年11月26日29日 日本の旗 金井清一 (2) 静岡県 浜松シーサイドゴルフクラブ
第1回 1991年10月24日27日* 日本の旗 金井清一 埼玉県 鳩山カントリークラブ
  • PO プレーオフでの決着
  • * 天候の影響で54ホールに短縮

主な記録

[編集]
  • 優勝回数
    • 5回:青木功(1994年~1997年、2007年)
    • 4回:プラヤド・マークセン(2016年~2018年、2022年)
    • 3回:金井清一(1991年~1993年)、高橋勝成(2000年、2002年、2003年)、中嶋常幸(2005年、2006年、2008年)
    • 2回:グラハム・マーシュ(1998年、1999年)、室田淳(2011年、2013年)、倉本昌弘(2010年、2014年)
  • 連続優勝回数
    • 4回:青木功(1994年~1997年)
    • 3回:金井清一(1991年~1993年)、プラヤド・マークセン(2016年~2018年)
    • 2回:グラハム・マーシュ(1998年、1999年)、高橋勝成(2003年、2004年)、中嶋常幸(2005年、2006年)

脚注

[編集]
  1. ^ a b “「シニア日本一」の称号は誰の手に 台湾勢初の米PGA優勝者も参戦”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2022年9月14日). https://news.golfdigest.co.jp/jpga/7523/article/149983/1/ 2022年9月19日閲覧。 
  2. ^ 【2020年度(第30回)日本シニアオープンゴルフ選手権開催についてのお知らせ】 JGA
  3. ^ 2011年大会ではパ・リーグクライマックスシリーズを中継した関係上途中から102chでの放送に移行。
  4. ^ NHKワールド・プレミアムも同時放送。2012年大会(10月28日)は総合テレビと同じ16:30開始であるが、直前の東京六大学野球中継早慶戦(Eテレと同時放送)が当初終了予定の16:00を35分過ぎて終了したため、総合テレビより5分遅れて途中飛び乗りでの開始となった(画面右下にワールド・プレミアム独自でタイトルを表示)。この日はカナダ西海岸で発生した地震・津波に関するティッカー表示による情報を海外に滞在している日本人向けに伝える関係上、当初のスクランブル配信からノンスクランブル放送に変更された。
  5. ^ 【2025年度日本シニアオープン、2028年度日本女子オープン、2029年度日本オープン開催コース決定のお知らせ】、2023年6月7日
  6. ^ “日本シニアオープン 2024年は千葉CC川間コースで開催”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2021年12月16日). https://news.golfdigest.co.jp/news/jpga/article/143118/1/ 2022年1月30日閲覧。 
  7. ^ コースは、東・西・南の3コース、計27ホールからなり、選手権では、西コースの1・2・3・4・6番、東コースの6・7・8・9番をアウトコース、南コースの9ホールをインコースとして使用された。
  8. ^ “プラヤド・マークセンが逃げ切りV 青木功に次ぐ大会4勝目”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2022年9月18日). https://news.golfdigest.co.jp/jpga/7523/article/149983/5/ 2022年9月19日閲覧。 
  9. ^ 【2022年度(第32回)日本シニアオープンゴルフ選手権・アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップダイヤモンドカップ2021開催コース決定のお知らせ】日本ゴルフ協会
  10. ^ 手嶋多一がシニア日本一 8打差圧勝で史上4人目の2冠 ゴルフダイジェスト・オンライン
  11. ^ 寺西明、日本シニア初制覇…初日から首位守る完全優勝 読売新聞 2020年9月20日
  12. ^ 谷口徹がシニア初優勝 シニアゴルファーの頂点に【日本シニアオープン】 ALBA 2019年9月22日
  13. ^ “マークセンが独走で3連覇 シニア初戦の谷口徹は2位”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2018年7月15日). https://news.golfdigest.co.jp/jpga/6230/article/75391/5/?car=top_nw_t02 2018年7月15日閲覧。 
  14. ^ “マークセン連覇 ライバル白旗「もう来てほしくない(笑)」”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2017年9月18日). https://news.golfdigest.co.jp/jpga/5830/article/70583/5/ 2018年7月15日閲覧。 
  15. ^ マークセンが初優勝 日本シニアオープン - 日刊スポーツ、2016年9月18日閲覧
  16. ^ コースは、キングコースとクイーンコースの2コース、計36ホールから成り、選手権では、クイーンコースの1番、13番、14番、16番(通常554ヤード、パー5のホールを454ヤード、パー4に変更)、17番、12番、それに7番から9番の9ホールをアウトコース、キングコースの10番、4番から6番、それに14番から18番の計9ホールをインコースとして使用した。
  17. ^ 平石武則が初優勝でシニア日本一!連覇狙った倉本昌弘は10位 - ゴルフダイジェスト・オンライン、2015年11月1日閲覧
  18. ^ 現在の東コース。
  19. ^ コースは西(けやき)・北(かえで)・南東(つばき)の3コース、27ホールから成り、選手権では、西コースの9ホールをアウトコース、南東コースの1番ホールと9番ホール、それに北コースの1番ホールから6番ホールと9番ホールをインコースとして使用した。

外部リンク

[編集]