松音寺 (仙台市)

松音寺
松音寺の山門。伊達政宗が晩年を過ごしたとされる若林城の正門と伝えられる。
所在地 仙台市若林区新寺4丁目6-28
位置 北緯38度15分13秒 東経140度53分31秒 / 北緯38.25361度 東経140.89194度 / 38.25361; 140.89194座標: 北緯38度15分13秒 東経140度53分31秒 / 北緯38.25361度 東経140.89194度 / 38.25361; 140.89194
山号 五鋒山
宗旨 仏教
宗派 曹洞宗
寺格 仙台藩御杯返上格
本尊 釈迦如来坐像
創建年 寛正年間(1460年 - 1466年)
開山 伊達尚宗
開基 伊達成宗
中興年 元和4年 (1618年)
中興 伊達宗綱
正式名 曹洞宗五鋒山松音寺
札所等 仙台三十三観音札所
文化財 山門(仙台市登録文化財)(1995年9月5日登録)
法人番号 2370005000477 ウィキデータを編集
松音寺の位置(宮城県内)
松音寺
松音寺
松音寺 (宮城県)
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松音寺(しょうおんじ)は、宮城県仙台市若林区にある曹洞宗の寺院。仙台三十三観音二十三番札所[1]

概要

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松音寺 本堂

仙台市地下鉄東西線連坊駅下車徒歩7分、旧長泉寺(ちょうせんじ)通に面して位置する寺院である。曹洞宗で輪王寺泰心院昌傳庵と共に仙台における同宗四大寺院の一つといわれる名刹で、本尊釈迦牟尼仏である。敷地内には早川智寛(仙台市長)の紀功碑、地蔵堂(安保原安産地蔵尊)があり、墓地正面には開基伊達成宗と中興開基宗綱の墓、右手には只野真葛(文学者、文政8年没)の墓と碑、遠藤日人(俳匠、天保7年没)、里見重勝(伊達騒動の忠臣、寛永8年没)の墓などがある。

年表

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寛正年間(1461年 - 1466年)伊達家11世持宗によって、現在の福島県国見町松ヶ蔵に建立される。13世尚宗は、長享元年(1487年)に死去した父成宗を松音寺に葬り、父を開基として菩提寺と定める。

永正11年(1514年)尚宗死去。14世稙宗は子の晴宗との間に、天文の乱と呼ばれる争いを起こす。

天文17年(1548年)争いに敗れた稙宗と共に、寺は丸森に移転する。

永禄8年(1565年)稙宗死去、松音寺に葬られる。現在、丸森町の丸山館本丸跡には稙宗の墓碑が建っている。

慶長7年(1602年)17世政宗仙台開府に従い仙台に移り、連坊小路(現在の連坊小学校周辺)に広大な寺地を賜り、常塔伽藍を建立。36の末寺を有する大寺となる。

元和4年(1618年)政宗の二男宗綱(岩ケ崎館主)が16歳で死去すると、政宗は松音寺に葬り、供養のため宗綱は寺の中興開基とされる。さらに、寺は140石余の寺領を受け、一門格に列される。

明治3年(1870年)失火により堂塔が焼失する。

明治21年(1888年)末寺の長泉寺を合併、現在地に移転する。

出典[2]

アクセス

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仙台市地下鉄東西線連坊駅西1番出口、下車徒歩7分(500メートル)、仙台辻標35番 連坊小路・長泉寺横丁を北に入る。

出典

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  1. ^ 松音寺”. スケジュール仙台. 2016年11月13日閲覧。
  2. ^ 宝文堂社発行『若林の散歩手帳』P35-38