桂春駒
桂 春駒(かつら はるこま)は、落語家・色物の名跡。当代は3代目か4代目であると推測される。
- 桂春駒 - 月亭春松編の落語系圖には2代目月亭文都の門人に確認できる。
- 桂春駒 - 同じく落語系圖には初代桂春団治の門人に確認できる。河本寿栄の著書に「初代春駒兄さん」と書かれている人物と、同一人物ではないかと思われる。この他、河本寿栄が芸人として活動していた頃に、「春駒」(亭号不明、恐らく「桂」)を名乗っていた時期があった。
桂春團治一門の定紋「花菱」 | |
本名 | |
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生年月日 | 1951年2月23日 |
没年月日 | 2013年12月31日(62歳没) |
出生地 | 日本・大阪府大阪市 |
師匠 | 3代目桂春團治 |
活動期間 | 1971年 - 2013年 |
活動内容 | 上方落語 俳優 |
所属 | 劇団往来 |
備考 | |
上方落語協会会員(1971年 - 2013年) | |
当代桂 春駒(かつら はるこま、1951年2月23日 - 2013年12月31日)は大阪市出身の落語家、俳優。本名∶
来歴・人物
[編集]大阪府立成城工業高等学校卒業後、東京芝浦電気(現:東芝)で約2年半のサラリーマン生活を経て、1971年12月に3代目桂春団治に入門。1981年に春駒に複名。 得意な話は「一人酒盛」、「親子酒」。1984年から年に1回のペースで独演会「桂春駒の会」を開催。近年では国立文楽劇場にて700人以上を動員している。
噺家としての顔以外にさまざまな顔を持っており、「兵庫区民寄席」では1978年4月の第1回より、「もとまち寄席恋雅亭」では1994年8月より世話人を務める。
さらには、1977年6月からミヤコ蝶々劇団に入団。2001年6月から現所属事務所である劇団往来に参加。俳優としての顔も持つ。
受賞歴
[編集]- 1974年 「第1回ABCフレッシュ寄席」最優秀新人賞
出演
[編集]舞台
[編集]- 『青空のピコ』
- 『温羅の千年』
- 『Moon Child』
- 『安楽兵舎V・S・O・P』
- 『予告殺人』
- 『英国少女殺人事件〜名探偵VS霊媒師〜』
- 『ステージドアの向こうに』
- 『・・・もう一人の君に!〜夏子〜』
- 『煙が目にしみる』
- 『赤いハートと蒼い月』
- 『虫』
- 『セチュアンの善人』
テレビ番組
[編集]『水戸黄門』(2009年7月〜、TBS)第4話 道哲役(第40部〜)
出典
[編集]- 『落語系圖』(月亭春松編)
- プロフィール:桂春駒 - 劇団往来公式プロフィール
- 協会員プロフィール:桂春駒 - 上方落語協会公式プロフィール
- 神戸元町いろいろ記録 「べたな客」に「さらの客」恋雅亭人気の秘密は“気” - 神戸元町商店街公式サイト内の記事
脚注
[編集]- ^ 訃報:桂春駒さん62歳=落語家、俳優毎日新聞2014年1月4日閲覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 桂春駒のホームページ - 公式サイト
- 劇団往来公式ホームページ - 所属事務所の公式サイト