横光晃

よこみつ あきら
横光 晃
本名 山根 富男
生年月日 (1930-07-01) 1930年7月1日
没年月日 (2001-09-15) 2001年9月15日(71歳没)
出生地 日本の旗 日本北海道札幌市
民族 日本人
ジャンル 脚本家
活動期間 1950 - 2001年
主な作品
テレビドラマ
1963年
『魚住少尉命中』
1970年
ポーラテレビ小説オランダおいね
1974年
おしどり右京捕物車』、『斬り抜ける
ラジオドラマ
1960年
『地底』
1993年
アドルフに告ぐ
1995年
『遙かなるズリ山』
テンプレートを表示

横光 晃(よこみつ あきら、本名:山根富男[1][2]1930年7月1日[1] - 2001年9月15日[3][4] )は、北海道札幌市出身[1][3][4]脚本家、日本放送作家協会理事、俳優

来歴

[編集]

会社員を経て、NHK札幌放送劇団に俳優として入る[2][3]。その後、ラジオドラマの執筆を始め、上京後はテレビドラマも手がける[2][3]

テレビドラマでは、『オランダおいね』(1970年、TBS)、『愛の迷路』(1980年、CBC)など、女性心理を細やかに描いた作品で知られるが、ラジオドラマでは、『奇妙な死刑囚』(1968年、NHK)、『夜のミステリー』(1975-1979年、TBS)など、ブラックユーモアや幻想的要素の強い作品も数多く発表しており、その作風は幅広かった[3]

芸術祭芸術選奨ギャラクシー賞等、受賞歴多数[1][2][3]1998年紫綬褒章受章[2][3]

主な作品

[編集]

テレビドラマ

[編集]

ラジオドラマ

[編集]
  • 『サガレンの花』(S.34 札幌/芸術祭受賞)
  • 『地底』(S.35 NHK札幌/芸術祭奨励賞)
  • 黒い樹海』(S.36 NHK)
  • 『不気味な極点』(S.37 NHK)
  • 『激流』(S.38 NHK)
  • 『クラッシン号、イタリア号を救う』(S.42 NHK)
  • 『奇妙な死刑囚』(S.43 NHK)
  • 『女房が死んでから』(S.43 TBS)
  • 『夕陽をしるべに』(S.44 文化放送/芸術祭受賞)
  • 『綺麗はきたない穢ないは綺麗』(S.45 ニッポン放送/芸術祭受賞)
  • 『女房が死んでから』
  • 『さらば愛する人よ』
  • 『失踪』
  • 『忘れじのパンドラ』
  • 『枯葉』
  • 『悲しみの森へ』
  • 『脂のしたたり』
  • 白い巨塔』(S.40 文化放送)
  • 『洒落た関係』
  • 『淀どの日記』
  • 日曜名作座(NHK)
  • 『ここを過ぎて悲しみの都へ』(S.48 文化放送)
  • 『日本沈没』(S.49 文化放送)
  • 『白き船をあたえよ』(S.51 文化放送)
  • 夜のミステリー(ミステリーゾーン)(S.50~S.54 TBS〉
    • 『生きるとは何か』
    • 『神の木』
    • 『あの人の雪』
    • 『正義をあげましょう』
    • 『隙間』
    • 『おまえのすべて』
    • 『凍った花』
    • 『夢の悪魔』
    • 『居心地のいい部屋』
    • 『内なる鬼』
    • 『買われた』
    • 『凍てついた部分・我が地獄』
    • 『あるギロチン』
    • 『シグナル・赤』
    • 『クレアボヤンス』
    • 『おまえのすべて』
    • 『蛇男』他
  • 『歪んだ星座』(S.53 NHK)
  • FMラジオ劇場(NHK-FM)
    • 『星の生まれた夜』(S.55)
  • 『黒い海の怒り』(S.56 NHK)
  • 『まほろばのリーナ』(S.56 文化放送)
  • 『侍』(S.56 文化放送)
  • 点と線』(S.57 NHK)
  • 『熊撃ち』(S.57 TBS〉
  • 『西域物語』(S.57 文化放送)
  • 『退魔戦記』(S.58 NHK)
  • ラジオ名作劇場(NHK)
    • 『夢の壁』(S.59)
    • 『源叔父』(S.60)
    • 『セールスマンCE402号』(S.60)
    • 『激流』(S.63)
    • 『水際の塑像』(S.63)
    • 足摺岬』(H.1)
    • アルジャーノンに花束を』(H.1)
    • 『ザ・シチュエーション』(H.1)
  • FMアドベンチャー(NHK-FM)
    • 『密林よ熱き獣を誘え』(S.59)
  • 『国際親善あれこれ』(S.59 NHK)
  • 『カルチャー・ゲームⅡ ちょっとおかしいぞ日本人』(S.60 NHK)
  • 『カルチャー戦争』(S.60 NHK)
  • 『男と女のいい出逢い』(S.60 NHK)
  • 『夢の中の夢の中の夢の・・・』(S.60 NHK)
  • 『カルチャーゲーム』(S.60 NHK)
  • 『昼下がりの悪魔』(S.60 TBS)
  • 『迷犬ルパンの名推理』(S.60 NHK)
  • ラジオ図書館(TBS)
    • 『メビウスの男』(S.59)
    • 宝島』(S.59)
    • 『地平線へピクニック』(S.60)
    • 『めりけんじゃっぶ海太郎伝』(S.60)
    • 『恋のミストラル』(S.61)
    • 『遠いアメリカ』(S.62)
    • 『たそがれ・ヴィオロン・裸の木』(S.62)
    • 『あちゃらかぱい!』(S.63)
    • 『ブランキストン海峡』(S.63)
    • 『ロマネコンティー1935』(H.1)
    • 『不忠臣蔵』(H.2 TBS)
    • レ・ミゼラブル』(H.2)
    • 天と地と』(H.2)
    • 『蒼氷』(H.2)
    • 『ホーム・パーティ』(H.3)
    • 『ベヒンスタインを歌う』(H.4)
    • カフカ変身」』(H.4)
    • 課長島耕作』(H.4)
    • 『ペーパーナイフ』(H.5)
    • 『八月のクロニクル』(H.5)
    • 谷崎潤一郎犯罪小説集より』(H.5)
    • 『死と恋と波と』(H.5)
    • 『にわか産婆-漱石』(H.5)
    • 『一刀斉は背番号6』(H.5)
    • 『僕が医者をやめた理由』(H.5)
    • 三浦哲郎短編集より』(H.6)
    • 『糸ノコとジグザク』(H.6)
    • 『ナイトメア-悪夢』(H.6)
    • 屋根裏の散歩者』(H.6)
    • 『社内犯罪講座』(H.6)
    • 『恐怖こそわが友』(H.6)
    • 『もう一度走り出そう』(H.6)
    • 『武田鉄矢戦争童話集より月が昇るまで』(H.6)
    • 明日の風』(H.6/芸術作品賞)
    • 『傘を探す』(H.7)
    • 『続怪人二十面相伝 青銅の魔人』(H.7)
    • 『ピュタゴラスの旅』より籤引』(H.7)
    • 『遙かなるズリ山』(H.7/芸術選奨文部大臣賞芸術作品賞
    • 『家族・愛のゴースト95』(H.7)
    • 『スキップ』(H.7)
    • 『「とんぼ」より うそ時計』(H.7)
    • 『心のおもむくままに』(H.8)
    • 『「江戸職人綺譚」より 笑い凧』(H.8)
    • 『恋』(H.8)
    • 『薄暮ゲーム』(H.8)
    • 『獏を飼う少女たち』(H.8)
  • FMシアター(NHK-FM)
    • 『一寸先の夢の夢』(S.60)
    • 『夏・未来博にて』(S.63)
  • 『無限の崩壊』(S.61 NHK)
  • 『ポリス』(S.61 NHK1)
  • ミステリーゾーン(S.61~S.62 TBS)
    • 『終わりは始まり』
    • 『ラッキーナンバーは愛』他
  • アドベンチャーロード(NHK-FM)
    • 『21世紀のユリシーズ』(S.62 NHK)
  • 『玉呑み人形』(S.62 NHK)
  • 『サマータイム』(H.3 NHK)
  • 手塚治虫ワンダーランド『ブラック・ジャック』(H.5~H.6 TBS)
  • アドルフに告ぐ』(H.5 TBS/芸術作品賞・第30回ギャラクシー賞大賞)
  • 『仮の宿』(H.7 TBS)
  • 三国志』(H.11 TBS)
  • 『黄昏ラビリンス』(H.12 TBS/平成12年度文化庁芸術祭参加作品)

書籍

[編集]

ノベライズ

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 『脚本家年鑑2000』165頁。
  2. ^ a b c d e 毎日新聞』1998年4月28日東京都内版
  3. ^ a b c d e f g 『ドラマ』2001年11月号、32-33頁。
  4. ^ a b 東京新聞』2001年9月20日、33頁