歩兵第2連隊
歩兵第2連隊 | |
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歩兵第2連隊の練兵場跡に建立された「水戸歩兵部隊の跡」の碑(茨城県水戸市堀原) | |
創設 | 1871年 |
廃止 | 1944年11月24日玉砕 |
所属政体 | 大日本帝国 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 歩兵 |
所在地 | 佐倉・宇都宮 - 水戸 |
編成地 | 水戸 |
通称号/略称 | 照7746 |
補充担任 | 水戸連隊区 |
上級単位 | 東京鎮台 - 第1師団 - 第14師団 |
最終位置 | パラオ諸島 ペリリュー島 |
戦歴 | 西南 - 日清 - 日露 - シベリア - 第一次上海事変 - 日中 - 第二次世界大戦 |
歩兵第2連隊(ほへいだい2れんたい、歩兵第二聯隊(旧字体:步兵第二聯隊󠄁))は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。
沿革
[編集]- 1874年(明治7年)12月19日 - 東京鎮台歩兵第2連隊として軍旗拝受、連隊本部は宇都宮の宇都宮城内に置かれる
- 1877年(明治10年) - 西南戦争に従軍
- 1884年(明治17年)6月 - 連隊本部を宇都宮から佐倉に変更、宇都宮歩兵第2連隊第2大隊も佐倉へ移駐する
- 1888年(明治21年)5月12日 - 東京鎮台が改組となり、新設された東京第1師団佐倉歩兵第2旅団隷下となる
- 1894年(明治27年) - 日清戦争に従軍
- 1899年(明治32年)3月31日 - 東京を29日に出発し佐倉に移転[1]。
- 1904年(明治37年) - 日露戦争に従軍
- 1907年(明治40年)9月 - 東京第1師団佐倉歩兵第2旅団隷下から、宇都宮第14師団水戸歩兵第27旅団隷下に変更となる
- 1908年(明治41年)4月 - 佐倉から水戸へ転営
- 1909年(明治42年)3月28日 - 茨城県東茨城郡渡里村に移転[2]。
- 1919年(大正8年)4月 - シベリア出兵のためハバロフスクに上陸
- 1920年(大正9年) - 尼港事件で第3大隊が全滅
- 1931年(昭和6年)3月7日 - 上海呉淞に上陸、第一次上海事変
- 1934年(昭和9年)5月 - 帰還
- 1937年(昭和12年)9月4日 - 塘沽に上陸、永定河敵前渡河、保定会戦に参加
- 1939年(昭和14年)9月26日 - 復員下令、水戸へ帰還
- 1940年(昭和15年)8月 - 満州駐屯
- 1944年(昭和19年)4月 - パラオ諸島ペリリュー島の守備に就く
歴代連隊長
[編集]代 | 氏名 | 在任期間 | 備考 |
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1 | 阿武素行 | 1874.3.24 - 1880.4.30 | 心得(少佐)、1878.11.大佐 |
2 | 児玉源太郎 | 1880.5.7 - | 中佐、1883.2.大佐 |
3 | 内藤之厚 | 1885.5.26 - | 中佐、1889.11.大佐 |
4 | 浅田信興 | 1892.9.21 - | 中佐 |
5 | 山田保永 | 1893.9.14 - | 中佐 |
6 | 伊瀬知好成 | 1894.9.12 - | |
7 | 松永正敏 | 1895.1.14 - 1896.9.25 | 中佐、1895.1.18大佐 |
8 | 田部正壮 | 1896.9.25 - 1903.7.2 | 中佐、1897.10.大佐 |
9 | 渡辺騏十郎 | 1903.7.2 - 1905.5.4[3] | |
10 | 恒吉忠道 | 1905.5.14 - 1907.11.13[4] | |
11 | 永田克之 | 1907.11.13 - 1912.9.28 | |
12 | 高山公通 | 1912.9.28 - 1914.8.8 | |
13 | 黒田善治 | 1914.8.10 - 1916.8.18 | |
14 | 山下五三郎 | 1916.8.18 - | |
15 | 深水武平次 | 1919.7.25 - | |
16 | 多門二郎 | 1921.6.3 - 1922.8.15[5] | |
17 | 安藤紀三郎 | 1922.8.15 - 1923.8.6[6] | |
18 | 中村浜作 | 1923.8.6 - | |
19 | 鈴木美通 | 1925.5.1 - | |
20 | 長岡正雄 | 1926.3.2 - | |
21 | 田中静壱 | 1930.8.1 - | |
22 | 中山健 | 1932.5.28 - | |
23 | 横山勇 | 1934.8.1 - 1936.3.28[7] | |
24 | 石黒貞蔵 | 1936.3.28 - | |
25 | 横山静雄 | 1938.3.1 - | |
26 | 鬼武五一 | 1939.3.9 - | |
27 | 西本英夫 | 1942.4.1 - | |
末 | 中川州男 | 1943.6.10 - 1944.11.24 | 自決 |
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 『官報』
- 茨城郷土部隊史料保存会・水戸歩兵第二聯隊会・水戸工兵第十四聯隊会編『栄光の軍旗 : あ丶、我が水戸の二聯隊』大盛堂書店出版部、1972年。