歩兵第58連隊(ほへいだい58れんたい、歩兵第五十八聯隊)は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。
- 1905年(明治38年)7月17日、第十五師団動員下令、編成される
- 7月24日、動員完結、東京にて連隊の編成完了
- 8月8日、軍旗拝受(初代聯隊長 渡辺祺十郎)
- 1938年(昭和13年)、徐州会戦に参加
- 1942年(昭和17年)12月、第13師団から所属変更、以後マレー半島の警備に就く
- 1943年(昭和18年)3月、第31師団に所属変更、ビルマへ移動する
- 1944年(昭和19年)
- 3月15日、チンドウィン川の渡河を開始、インパール作戦に参加
- 3月21日、ウクルルに突入、第3大隊はサンジャックまで追撃する。ここで1週間にわたり進撃が停滞する
- 3月31日、連隊は師団主力を待たずにマオソンサンを攻撃する
- 4月6日、コヒマの占領に成功する
- 4月19日、連合国軍の反撃が開始され、これ以降苦戦し戦力を消耗する
- 6月3日、第31師団は撤退を開始する
- 1945年(昭和20年)
- 8月15日、大命により停戦命令下令
- 8月22日、タトン県パアンにて軍旗奉焼
- 1947年 (昭和22年) 5月13日、残留部隊復員完結
歴代の連隊長
(特記ない限り陸軍大佐) 代 | 氏名 | 在任期間 | 備考 |
第一次 |
初 | 渡辺祺十郎 | 1905.7.17 - 1906.7.6 | |
2 | 堀内文次郎 | 1906.7.11 - 1911.9.6 | 中佐、1907.11.大佐 |
3 | 平野金六 | 1911.9.6 - 1913.9.30 | |
4 | 和田以時 | 1913.9.30 - 1916.11.15 | |
5 | 高津幾太郎 | 1916.11.15 - 1918.7.24[2] | |
6 | 竹内榮喜 | 1918.7.24 - 1920.8.10[3] | |
7 | 羽入三郎 | 1920.8.10 - | |
8 | 小川恒三郎 | 1923.8.6 - 1925.5.1 | |
第二次 |
9 | 倉林公任 | 1937.9.10 - | |
10 | 北村勝三 | 1939.8.1 - | |
11 | 福永轉 | 1941.8.1 - | |
末 | 稲毛譲 | 1944.10.5 - | |
- ^ 『官報』第7632号、明治41年12月3日。
- ^ 『官報』第1794号、大正7年7月25日。
- ^ 『官報』第2408号、大正9年8月11日。
- 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』新人物往来社、1990年。
- 『高田歩兵第五十八聯隊史』高田歩兵第五十八聯隊史編纂委員会、1982年。
- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 『官報』