石丸久
石丸 久(いしまる ひさし、1921年10月31日 - 1999年12月26日)は、日本の近代文学者。早稲田大学講師、早稲田大学高等学院教諭[1]、代々木ゼミナール講師。
人物
[編集]北海道河東郡帯広町(現帯広市)に父・庄七と母・なほこの長男として生まれる。ヨーロッパでの生活経験があり英語・ドイツ語・フランス語に堪能。旧制千葉県立佐倉中学校、旧制静岡高等学校、旧制第二早稲田高等学院を経て、早稲田大学・および同大学院を卒業。大手大学受験予備校代々木ゼミナールの講師も務めた。後に早稲田大学教授[2]。(石丸を「教授」としているのは小田原市の資料のみであり、他の資料では「講師」と記されている。要検証。)
2012年、夫人の希望によって、架蔵していた北原白秋の初版本60冊ほど(評価額150万円以上)が小田原市に寄贈された[2]。
著書
[編集]- 『現代国語 入試戦法 急所と対策』(有精堂出版、1967年4月)
- 『私の漢字教室 わるいカンジ・いいカンジ』(学芸図書、1973年)
- 『おもかげ艸子 古典の心をかいまみて』(学芸図書、1974年)
- 『国語がおもしろくなる本 ガリ勉よりゆっくり行こう!』(潮文社リヴ、1974年)
- 『魂(たま)ぞかへらむ』(学芸図書、1974年)
- 『石丸の現代国語』(代々木ライブラリー、1976年)
- 『現代国語ゼミナール』有精堂、1976年)
- 『現代文学通観』(学芸図書、1976年)
- 『受験ゼミ漢字100話』(旺文社、1977年)
- 『漢字問題の総しあげ 短期演習』(三省堂 1978年)
- 『現代日本文学史概説』(学芸図書、1979年頃)
共編著
[編集]脚注
[編集]- ^ “宮永 雅好 教授”. 東京理科大学 大学院 経営学研究科 技術経営専攻(MOT). 2021年7月17日閲覧。
- ^ a b “小田原市 | 記者発表資料「資料寄贈に対する感謝状贈呈式について」”. www.city.odawara.kanagawa.jp. 2021年7月17日閲覧。