第三号哨戒特務艇

第三号哨戒特務艇
基本情報
建造所 船体:山西造船鉄工所
兵装艤装:横須賀海軍工廠
運用者  大日本帝国海軍
復員庁
艦種 特務艇(1944年11月)
特別輸送艦(1947年1月)
級名 第一号型哨戒特務艇
建造費 1,307,000円(予算成立時の価格)
艦歴
計画 マル戦計画
竣工 1945年5月20日
除籍 1947年1月12日(日本海軍)
1947年4月15日(復員庁)
その後 1947年11月22日漁船改造許可
改名 第三号哨戒特務艇(1944年11月)
哨特第三号(1947年1月)
要目
基準排水量 238トン
水線長 28.50m
水線幅 6.14m
吃水 2.35m
機関 400型中速ディーゼル1基、1軸
出力 400bhp
速力 9.0ノット
燃料 重油26トン
航続距離 8ノットで4,000カイリ
乗員 34名
兵装 25mm機銃 連装1基、単装2基
爆雷12個
搭載艇 短艇1隻
レーダー 13号電探1基
ソナー 三式水中探信儀1基
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第三号哨戒特務艇[注釈 1](だいさんごうしょうかいとくむてい)は、日本海軍の特務艇(哨戒特務艇)。第一号型哨戒特務艇の3番艇。

艇歴

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マル戦計画の特務艇、第2121号艦型の3番艇、仮称艦名第2123号艦として計画。1944年11月5日、第三号哨戒特務艇と命名されて第一号型哨戒特務艇の3番艇に定められ、本籍を横須賀鎮守府と仮定。1945年6月5日、船体概成により株式会社山西造船鉄工所から横須賀海軍工廠へ引き渡し。8月5日、竣工。竣工後の本籍設定と部隊への編入記録は無い。終戦時は浦賀に所在。その後長浦へ回航される。

1947年1月12日、横須賀地方復員局所管の特別輸送艦に定められ、帝国特務艇籍から除籍[注釈 2]。同日付で艦名を哨特第三号と改称し、特別保管艦(特)に指定される。2月1日、行動不能艦艇(特)に定められる。4月15日、特別輸送艦の定めを解かれた。11月22日、在東京アメリカ極東海軍司令部から、本艇の漁船への改造許可が出された。

脚注

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注釈
  1. ^ 本来の艇名表記は第三號哨戒特務艇。
  2. ^ 昭和20年10月1日付 軍務一第180号の定めによる自動除籍。
脚注

参考文献

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  • 海軍省復員庁
    • 昭和19年11月5日付 達第363号、内令第1234号、内令第1236号。
    • 昭和20年10月1日付 海軍省軍務局 軍務一第180号。
    • 昭和22年1月12日付 復員庁第二復員局 復二第22号。
    • 昭和22年2月1日付 復員庁第二復員局総務部 二復総第49号。
    • 昭和22年2月19日付 横須賀地方復員局管船部 横管修第753号。
    • 昭和22年4月15日付 復員庁第二復員局 復二第284号。
  • 在東京アメリカ極東海軍司令部
    • 1947年11月22日付 残存舊日本海軍行動不能艦艇(第二復員局保管)ニ關スル件。
      • (a) 解撤スベキ艦船ノリスト。
      • (b) 民需用トシテ内務省ヘ引渡スベキ艦艇ノリスト。
  • 世界の艦船 No. 507 増刊第45集 『日本海軍護衛艦艇史』、海人社、1996年。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻 『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
  • 丸スペシャル No. 49 日本海軍艦艇シリーズ 『駆潜艇・哨戒艇』、潮書房、1981年。