第二みちのく有料道路
一般国道自動車専用道路(A') | |
---|---|
E4A 第二みちのく有料道路 | |
路線延長 | 9.7 km |
開通年 | 1992年(平成4年) |
起点 | 青森県上北郡おいらせ町(下田百石IC) |
終点 | 青森県上北郡六戸町(六戸出入口) |
接続する 主な道路 (記法) | E4A 百石道路 E4A 上北自動車道 |
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第二みちのく有料道路(だいにみちのくゆうりょうどうろ)は、青森県上北郡おいらせ町高田を起点とし、同県上北郡六戸町大字犬落瀬字堀切沢に至る有料道路で、青森県道8号八戸野辺地線の一部である。青森県道路公社が管理し、料金を徴収している。
東北縦貫自動車道八戸線の一部を構成し、下田百石ICで百石道路に、六戸JCTで上北自動車道に接続している。
高速道路ナンバリングでは、八戸自動車道、百石道路、上北自動車道、みちのく有料道路、青森自動車道とともに「E4A」が割り当てられている[1]。
概要
[編集]法定路線名の東北縦貫自動車道(八戸線)の一部を構成し、東北縦貫自動車道に並行する一般自動車専用道路(A'路線)であるが、都道府県道が高規格幹線道路(一般自動車専用道路【A'路線】)となるケースはあまり例がない[2]。
2023年現在、当路線は上下線ともETCおよびクレジットカードには対応していないため、ETCで当路線と八戸自動車道以南や百石道路とを連続走行する場合は注意が必要である(詳細は「下田本線料金所」を参照)[3][4][5]。
2009年(平成21年)6月12日に設置された「青森県有料道路経営改革推進会議」は、2010年(平成22年)1月19日に、「この道路は、単年度黒字を維持していることから、債務は着実に減額していくものの、料金徴収期間が満了を迎える2021年度には返済ができない結果となった。第二みちのく有料道路は、上北横断道路の開通を前提に計画されており、その開通なしには経営が厳しいことが改めて確認できた」との提言を青森県知事に提出した[6]。
2021年(令和3年)2月15日に行われた「『第二みちのく有料道路』のあり方検討委員会」会合にて、料金徴収期間を10年延長し、2031年度末までとする提言がまとめられることとなった[7]。2021年11月30日付けで国は、料金徴収期間の10年延長を認可し、2032年3月29日までとすることが決定した[8]。
路線データ
[編集]- 起点:青森県上北郡おいらせ町高田
- 終点:青森県上北郡六戸町大字犬落瀬字堀切沢
- 総延長:9.7 km
- 道路規格:第1種第3級
- 車線数:暫定2車線(完成4車線)
- 設計速度:80 km/h
- 最高速度:暫定70 km/h
- 事業費:56億円
- 料金徴収期間:1992年(平成4年)3月30日 - 2032年(令和14年)3月29日(40年間予定)
沿革
[編集]- 1992年(平成4年)
- 2010年(平成22年)1月19日 : 青森県有料道路経営改革推進会議が、本道路の有料期限内の債務完済が困難であるとの見通しを報告[6]。
- 2013年(平成25年)3月24日 : 上北自動車道部分開通により六戸JCT設置[9]。併せて、三沢十和田下田ICをフル化。
- 2024年(令和6年)5月14日 - 7月12日 : ETC整備工事のため下田百石IC - 三沢十和田下田IC間で長期通行止め[10]。
通行料金
[編集]- 普通車 220円
- 大型一種 330円
- 大型二種 740円
- 軽自動車等 150円
下田百石IC - 下田TB間、三沢十和田下田IC - 六戸出入口間は無料で通行できる。このうち前者は、両端の料金所ではこの区間の通行料金が徴収されない。また後者は、区間内に料金所が設置されていない。
インターチェンジなど
[編集]IC 番号 | 施設名 | 接続路線名 | 下田百石 から (km) | 川口 から (km) | 三郷 からの (km) | 備考 | 所在地 |
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E4A 百石道路 に接続 | |||||||
8 | 下田百石IC | 国道45号(現道) 県道8号八戸野辺地線(現道、国道45号と重複) | 0.0 | 646.9 | 703.4 | おいらせ町 | |
- | 下田TB | 2.7 | 649.6 | 706.1 | |||
三沢十和田下田IC | 県道10号三沢十和田線 | 6.1 | 653.0 | 709.5 | |||
六戸JCT | E4A 上北自動車道青森方面 | 8.3 | 655.2 | 711.7 | 百石道路方面のみ[12] | 六戸町 | |
六戸出入口 | 県道10号三沢十和田線 | 9.7 | 656.6 | 713.1 |
路線状況
[編集]車線・最高速度
[編集]区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 | 最高速度 |
---|---|---|
下田百石IC - 六戸JCT | 2=1+1 (暫定2車線) | 70 km/h |
道路管理者
[編集]交通量
[編集]24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 |
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下田百石IC - 三沢十和田下田IC | 3,061 | 2,806 | 3,231 |
三沢十和田下田IC - 六戸JCT | 1,116 | 1,448 | 1,504 |
六戸JCT - 六戸 | 782 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]接続する高速道路
[編集]脚注
[編集]- ^ “高速道路ナンバリング 一覧”. 国土交通省. 2017年5月15日閲覧。
- ^ 都道府県道が高規格道路の例はほかに山口県道6号山口宇部線にあり、山口県山口市佐山の嘉川IC - 同県宇部市大字東岐波宇部JCT間が、山陽自動車道に並行する一般自動車専用道路【A'路線】になっている。
- ^ 第二みちのく有料道路 ETCのご利用について - ウェイバックマシン(2006年5月10日アーカイブ分) - 青森県道路公社
- ^ 「八戸西スマートインターチェンジ開通(平成31年3月23日(土)15時)第二みちのく有料道路(三沢方面)からお越しの場合の利用方法」 - 青森県八戸市2019年3月16日閲覧
- ^ E4A第二みちのく有料道路下田本線料金所(三沢方面から八戸方面)入口ETC(一旦停止タイプ)2019年(平成31年)3月22日(金)10からご利用できます(pdf) - 青森県道路公社 東日本高速道路(株) (PDF) (2019年3月16日閲覧)
- ^ a b 有料道路経営改革に関する提言 - 青森県有料道路経営改革推進会議 (PDF) (2010年1月19日)
- ^ “第二みちのく道 料金徴収10年延長で一致”. 東奥日報. (2021年2月15日) 2021年2月20日閲覧。
- ^ “青森・第二みちのく有料道路、料金徴収期間の10年延長を決定。ETC整備や最高速度引き上げ、防護柵設置を実施”. トラベルWatch. (2021年12月23日) 2022年4月30日閲覧。
- ^ “上北道路が3月24日(日)に開通します。” (PDF). 東北地方整備局青森河川国道事務所 (2013年2月25日). 2015年11月16日閲覧。
- ^ “第二みちのく有料道路 全面通行止めのお知らせ” (PDF). 青森県道路公社. 2024年6月3日閲覧。
- ^ 「消費税率改定に伴う通行料金改定のお知らせ」 - 青森県道路公社(2019年10月11日閲覧)
- ^ 六戸出入口と上北自動車道の接続はできない。
- ^ “令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2020年10月14日). 2021年4月4日閲覧。