八戸自動車道
高速自動車国道 (有料) | |
---|---|
E4A 八戸自動車道 | |
地図 | |
路線延長 | 81.3 km |
開通年 | 1986年(昭和61年) - 2002年(平成14年) |
起点 | 安代JCT(岩手県八幡平市[注釈 1]) |
主な 経由都市 | 八戸市、二戸市 |
終点 | 八戸IC(青森県八戸市) |
接続する 主な道路 (記法) | E4 東北自動車道 E45 三陸沿岸道路 E4A 百石道路 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
八戸自動車道(はちのへじどうしゃどう、英語: HACHINOHE EXPWY[1])は、岩手県八幡平市の安代ジャンクション (JCT) から青森県八戸市へ至る、高速道路(高速自動車国道)である。略称は八戸道(はちのへどう)。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、百石道路、第二みちのく有料道路、上北自動車道、みちのく有料道路、青森自動車道とともに「E4A」が割り振られている[2]。
概要
[編集]国土開発幹線自動車道としての予定路線名および、高速自動車国道法に基づく路線名(正式名)は東京・青森間を結ぶ「東北縦貫自動車道八戸線」である。八戸自動車道は、この高速自動車国道「東北縦貫自動車道八戸線」のうち、起点・東京都から埼玉県川口市を経由して岩手県八幡平市までの区間[注釈 2]を除いた、安代JCT以北より八戸インターチェンジ (IC) ・八戸北IC以南までの開通区間の道路名となっている。
2014年(平成26年)3月29日に八戸JCTで三陸沿岸道路と接続されている[注釈 3]。
将来的には、八戸北IC以北の百石道路・第二みちのく有料道路・上北自動車道・みちのく有料道路を経由し、青森市の青森自動車道と接続する予定である。また起点の安代JCTは東北自動車道と直結し、キロポストは川口JCTからの通算で表示されており、安代JCTからの0 km表示ではない。
インターチェンジなど
[編集]- IC番号欄の背景色が■である区間は既開通区間に存在する。施設欄の背景色が■である区間は未開通区間または未供用施設に該当する。
- スマートインターチェンジ (SIC) は背景色■で示す。
- 路線名の特記がないものは市町道。
- BS(バス停留所)のうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 英略字は以下の項目を示す。
本線(安代JCT - 八戸IC)
[編集]IC 番号 | 施設名 | 接続路線名 | 安代 から (km) | 川口 から (km) | BS | 備考 | 所在地 | ||
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E4 東北自動車道(松尾八幡平・盛岡方面) | |||||||||
46 | 安代JCT[注釈 1] | E4 東北自動車道(安代・青森方面) | 0.0 | 563.3 | 岩手県 | 八幡平市 | |||
1 | 浄法寺IC[注釈 4] | 県道6号二戸五日市線 (浄法寺バイパス) | 14.9 | 578.2 | ○ | 二戸市 | |||
- | 二戸PA | 19.6 | 582.9 | ||||||
- | 馬淵川橋 | ↓ | ↓ | 二戸郡 一戸町 | |||||
2 | 一戸IC | 国道4号(一戸バイパス) | 26.8 | 590.1 | |||||
- | 折爪トンネル | ↓ | ↓ | ||||||
九戸郡 | 九戸村 | ||||||||
3 | 九戸IC | 国道340号 県道22号軽米九戸線 | 38.2 | 601.5 | |||||
- | 折爪SA | 43.9 | 607.2 | 軽米町 | |||||
4 | 軽米IC | 国道340号・国道395号 | 48.2 | 611.5 | |||||
5 | 南郷IC[注釈 5] | 県道42号名川階上線 | 57.8 | 621.1 | 青森県 | 八戸市 | |||
- | 福地PA | 62.1 | 625.4 | 三戸郡 南部町 | |||||
5-1 | 八戸JCT | 青森(E4A 百石道路)方面 E45 三陸沿岸道路 | 64.3 | 627.6 | 安代JCT方面のみ[注釈 6] | 八戸市 | |||
6 | 八戸IC | 県道29号八戸環状線 | 68.1 | 631.4 | ○ |
※八戸ICからは安代JCT方面しか利用できないため、八戸JCTと八戸ICの間に八戸第2JCT(八戸東JCT)(仮称)の建設が要望されている[3][4]。
青森(百石道路)方面 (八戸JCT - 八戸北IC)
[編集]IC 番号 | 施設名 | 接続路線名 | 安代 から (km) | 川口 から (km) | 三郷 から (km) | BS | 備考 |
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E45 三陸沿岸道路に直結 | |||||||
5-1 | 八戸JCT | 本線 | 64.3 | 627.6 | 684.1 | 安代JCT方面のみ | |
5-2 | 八戸西SIC | 国道454号 | 73.0 | 636.3 | 692.8 | - | |
7 | 八戸北IC | 国道45号 | 77.5 | 640.8 | 697.3 | ||
E4A 百石道路に直結 |
歴史
[編集]- 1986年(昭和61年)11月27日 : 一戸IC - 八戸IC開通。
- 1989年(平成元年)9月7日 : 安代JCT - 一戸IC開通。
- 1995年(平成7年)3月28日 : 一般国道45号百石道路(八戸北IC - 下田百石IC)開通。
- 2002年(平成14年)7月18日 : 八戸JCT - 八戸北IC開通により全線開通。
- 2005年(平成17年)10月1日 : 日本道路公団民営化により、東日本高速道路の管理路線になる。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)3月31日 : 東日本大震災の被災者支援、復興・復旧支援のための無料措置の実施終了。
- 2014年(平成26年)3月29日 : 八戸JCTにて三陸沿岸道路が接続[6]。
- 2019年(平成31年)3月23日 : 八戸西スマートIC供用開始[7]。
路線状況
[編集]車線・最高速度
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
区間 | 車線 | 最高速度 | ||
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上下線 | 上り線 | 下り線 | ||
安代JCT - 八戸IC | 4 | 2 | 2 | 80 km/h |
八戸JCT - 八戸北IC | 2 (暫定2車線) | 1 | 1 | 70 km/h |
道路施設
[編集]サービスエリア・パーキングエリア
[編集]八戸自動車道にはサービスエリア (SA) が1箇所とパーキングエリア (PA) が2箇所の合計3箇所の休憩施設が存在する。売店は折爪SAにのみ設置されている(24時間営業)。パーキングエリアはすべてトイレのみ。ガソリンスタンド、レストランが設置されているエリアはない。また、東北道についても岩手山SA以北にガソリンスタンドがあるサービスエリア・パーキングエリアは花輪SA上り線以外には無い。
主なトンネルと橋
[編集]- 一戸トンネル(二戸PA - 一戸IC): 下り530 m、上り548 m
- 馬淵川橋(二戸PA - 一戸IC)
- 折爪トンネル(一戸IC - 九戸IC) : 下り2,272 m、上り2,321 m(八戸道最長トンネル)
トンネルの数
[編集]区間 | 上り線 | 下り線 |
---|---|---|
安代JCT - 二戸PA | 0 | 0 |
二戸PA - 一戸IC | 1 | 1 |
一戸IC - 九戸IC | 1 | 1 |
九戸IC - 八戸IC | 0 | 0 |
八戸JCT - 八戸北IC | 0 | |
合計 | 2 | 2 |
道路管理者
[編集]交通量
[編集]本線
[編集]24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成11(1999)年度 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
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安代JCT - 浄法寺IC | 7,309 | 7,060 | 8,063 | 8,325 | 7,283 |
浄法寺IC - 一戸IC | 7,212 | 6,627 | 8,298 | 7,910 | 6,813 |
一戸IC - 九戸IC | 6,269 | 6,178 | 9,965 | 7,680 | 6,563 |
九戸IC - 軽米IC | 5,399 | 5,186 | 8,983 | 6,647 | 5,656 |
軽米IC - 南郷IC | 5,336 | 5,228 | 9,695 | 6,585 | 5,766 |
南郷IC - 八戸JCT | 5,336 | 5,364 | 11,376 | 6,721 | 5,971 |
八戸JCT - 八戸IC | 3,837 | 7,899 | 4,138 | 3,122 |
(出典:「平成17年度岩手県道路交通量調査等報告書」(岩手県ホームページ)・「平成17年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表」(青森県ホームページ)・平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
- 平成22年度の調査期間中において全線では、高速道路無料化社会実験が行われていた。
青森(百石道路)方面
[編集]24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成11(1999)年度 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
---|---|---|---|---|---|
八戸JCT - 八戸西SIC | 調査当時未開通 | 1,527 | 3,477 | 2,468 | 3,222 |
八戸西SIC - 八戸北IC | 3,182 |
(出典:「平成17年度岩手県道路交通量調査等報告書」(岩手県ホームページ)・「平成17年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表」(青森県ホームページ)・「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
- 平成22年度の調査期間中において全線では、高速道路無料化社会実験が行われていた。
地理
[編集]通過する自治体
[編集]接続する高速道路
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “Japan's Expressway Numbering System” (PDF). Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism. 2022年4月4日閲覧。
- ^ “高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2020年11月20日閲覧。
- ^ “平成 26 年度八戸市重点要望事項と県の処理方針 4.高規格幹線道路の整備促進について”. 八戸市. 2014年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月24日閲覧。
- ^ “八戸南環状道、八戸IC乗り入れできず”. デーリー東北 (デーリー東北新聞社). (2013年5月5日). オリジナルの2013年5月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ 『平成22年度 高速道路無料化社会実験について』(プレスリリース)国土交通省、2010年6月15日 。
- ^ 『三陸沿岸(さんりくえんがん)道路八戸・久慈(はちのへくじ)自動車道(八戸南(はちのへみなみ)環状道路)が平成26年3月29日(土)に開通します。 〜三陸沿岸道路(復興道路)としては初めて東北縦貫自動車道に繋がります〜』(プレスリリース)国土交通省 東北地方整備局 青森河川国道事務所・東日本高速道路株式会社 東北支社、2014年2月26日 。
- ^ “E4A八戸自動車道『八戸西スマートインターチェンジ』が平成31年3月23日(土)15時に開通します 〜〜〜青森県で初めてのスマートインターチェンジ〜〜〜” (PDF). 八戸市・東日本高速道路株式会社 (2019年2月14日). 2021年2月3日閲覧。