第34回カンヌ国際映画祭
第34回カンヌ国際映画祭(だい34かいカンヌこくさいえいがさい)は1981年5月13日から27日にかけて開催された。
受賞結果
[編集]- パルム・ドール:『鉄の男』(アンジェイ・ワイダ)
- 審査員特別グランプリ:『光年のかなた』(アラン・タネール)
- 男優賞:ウーゴ・トニャッツィ (『ある愚か者の悲劇』)
- 女優賞:イザベル・アジャーニ (『ポゼッション』、『カルテット』)
- 脚本賞:イシュトヴァン・サボー、ペーテル・ドバイ(『メフィスト』)
- 芸術貢献賞:『エクスカリバー』(ジョン・ブアマン)
- 助演男優賞:イアン・ホルム (『炎のランナー』)
- 助演女優賞:エレーナ・ソロベイ(『Faktas』)
- カメラ・ドール:ヴァディム・グロウナ(『Desperado City』)
審査員
[編集]コンペティション部門
[編集]- 審査委員長
- ジャック・ドレー (フランス/監督)
- 審査員
- カルロス・ディエギス (ブラジル/監督)
- ダグラス・スローカム (イギリス/撮影監督)
- アリオスティ・ドノフリオ (イタリア/プロデューサー)
- ジャン=クロード・カリエール (フランス/脚本家)
- エレン・バースティン (アメリカ/女優)
- アンドレイ・ペトロフ (ロシア/作曲家)
- アントニオ・ガラ (スペイン/作家)
- クリスティアン・デュファイ (スイス/ジャーナリスト)
- ロベルト・チャザル (フランス/批評家)
上映作品
[編集]コンペティション部門
[編集]- アルファベット順。邦題がない場合は原題の下に英題。
題名 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|
Beau-père | ベルトラン・ブリエ | フランス |
炎のランナー Chariots of Fire | ヒュー・ハドソン | イギリス |
Cserepek | イシュトヴァン・ガル | ハンガリー |
鉄の男 Czlowiek z zelaza | アンジェイ・ワイダ | ポーランド |
鉄の天使 Engel aus Eisen | トーマス・ブラッシュ | 西ドイツ |
エクスカリバー Excalibur | ジョン・ブアマン | イギリス アメリカ合衆国 |
Faktas | Alimantas Grikiavicius | ソビエト連邦 |
天国の門 Heaven's Gate | マイケル・チミノ | アメリカ合衆国 |
狂える戦場 La pelle | リリアーナ・カヴァーニ | イタリア フランス |
ある愚か者の悲劇 La tragedia di un uomo ridicolo | ベルナルド・ベルトルッチ | イタリア |
光年のかなた Les années lumière | アラン・タネール | スイス フランス |
愛と哀しみのボレロ Les uns et les autres | クロード・ルルーシュ | フランス |
まなざしと微笑み Looks and Smiles | ケン・ローチ | イギリス |
メフィスト Mephisto | イシュトヴァン・サボー | ハンガリー 西ドイツ オーストリア |
モンテネグロ Montenegro | ドゥシャン・マカヴェイエフ | スウェーデン イギリス |
雪 Neige | ジュリエット・ベルト ジャン=アンリ・ロジェ | フランス ベルギー |
パッション・ダモーレ Passione d'amore | エットーレ・スコラ | フランス イタリア |
Patrimonio nacional (National Heritage) | ルイス・ガルシア・ベルランガ | スペイン |
ポゼッション Possession | アンジェイ・ズラウスキー | フランス 西ドイツ |
カルテット Quartet | ジェームズ・アイヴォリー | イギリス フランス |
ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー Thief | マイケル・マン | アメリカ合衆国 |
Tulipää (Flame Top) | ピルヨ・ホンカサロ ペッカ・ポーヨラ | フィンランド |
ある視点部門
[編集]題名 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|
A tanú (The Witness) | ピーター・バスコ | ハンガリー |
Elef Nishikot K'tanot (A Thousand Little Kisses) | ミナ・レカナーティ | イスラエル |
Cerromaior | ルイス・フィリペ・ロカ | ポルトガル |
Dios los Cría (...And God Created Them) | ハコボ・モラレス | プエルトリコ |
ええじゃないか | 今村昌平 | 日本 |
Eu Te Amo (I Love You) | アーナンド・ジャブル | ブラジル |
Goliamota Nochno Kapane (The Big Night Bathe) | Binka Jeliaskova | ブルガリア |
歌っているのはだれ? Ко то тамо пева | スロボダン・シヤン | ユーゴスラビア |
Let There Be Light | ジョン・ヒューストン | アメリカ合衆国 |
鏡の国の“D” Memoirs of a Survivor | ダニエル・グラドウェル | イギリス |
Murs, murs | アニエス・ヴァルダ | フランス アメリカ合衆国 |
恐怖の旋律の記憶 Samo Jednom se Ljubi | ライコ・グゥルリッチ | ユーゴスラビア |
Satah Se Uthata Aadmi (Arising from the Surface) | マニ・カウル | インド |
幸福な時 Un Moment de Bonheur | イヴ・ローメ | フランス |
特別招待作品
[編集]- 忍冬の花のように – ジェリー・シャッツバーグ (アメリカ)
- 血の婚礼 – カルロス・サウラ (スペイン)
- 毛沢東からモーツァルトへ/中国のアイザック・スターン – ミューレイ・レイナー (アメリカ)
- 郵便配達は二度ベルを鳴らす – ボブ・ラフェルソン (アメリカ)
- Anima – タイタス・レバー (オーストリア)
- 大暴れ孫悟空 – ワン・ライミン (万籟鳴) (中国)
- 手を挙げろ! – イエジー・スコリモフスキ (ポーランド)
- Ku Nao Ren de Xiao – Yimin Deng、Yanjin Yang (中国)
- La Mouche – フレンツ・ロシェフ (ハンガリー)
- Le Voyageurs Aux Menottes – Yu Yang (中国)
- 街角の天使 – ユエン・ムーチー (袁牧之) (中国)
- Tre Fratelli – フランチェスコ・ロージ (イタリア)
- THIS IS ELVIS – アンドリュー・ソルト、マルコム・レオ (アメリカ)
- San mao liu lang ji (三毛流浪记) – チャオ・ミン、イエン・コン (香港)