第41諸兵科連合軍 (ロシア陸軍)
第41諸兵科連合軍 | |
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創設 | 1942年5月16日 |
再編成 | 1998年12月1日 |
所属政体 | ソビエト連邦 → ロシア |
所属組織 | ロシア陸軍 |
部隊編制単位 | 軍 |
兵科 | 諸兵科連合 |
兵種/任務 | 諸兵科連合作戦 |
所在地 | ノヴォシビルスク州ノヴォシビルスク |
上級単位 | 中央軍管区 |
担当地域 | ノヴォシビルスク州 |
戦歴 | 第二次世界大戦 シリア内戦 ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | セルゲイ・リシコフ中将 |
第41諸兵科連合軍(だい41しょへいかれんごうぐん、ロシア語: 41-я общевойсковая армия)は、ロシア陸軍の軍。中央軍管区隷下。
概要
[編集]第二次世界大戦
[編集]1942年5月16日、第二次世界大戦の影響に伴い、赤軍の第41軍としてロシア・ソビエト連邦社会主義共和国(現ロシア)で創設された[1]。
1942年5月から、独ソ戦に投入され、戦時中の1943年4月に解隊された[1]。
1998年12月1日、ロシア陸軍の第41諸兵科連合軍としてノヴォシビルスク州で再編された。
2015年、第74独立親衛自動車化狙撃旅団がシリア内戦に投入された。
ロシアのウクライナ侵攻
[編集]北部・チェルニーヒウ戦線
[編集]2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、第90親衛戦車師団と合同でベラルーシからウクライナ北東部攻勢を開始した。北部チェルニーヒウ州チェルニーヒウの包囲に失敗し、アンドレイ・スホベツキー副司令官も戦死[2]して4月上旬にチェルニーヒウ州から撤退した[3][4]。
北東部・ハルキウ戦線
[編集]2022年4月下旬、第55独立山岳狙撃旅団が北東部ハルキウ州チュフイウ地区で攻勢を開始したが、ハルキウで撃退された[5][6][7]。
東部・セベロドネツク戦線
[編集]2022年5月上旬、第2軍団の援軍で東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区で攻勢を開始し、第74独立親衛自動車化狙撃旅団隷下の1個大隊がドネツ川の渡河作戦で全滅したが、7月上旬までにセヴェロドネツィク、リシチャンシクを占領してロシア軍はルハーンシク州全域を占領した[8]。
東部・北ドネツク戦線
[編集]2022年8月中旬、東部ドネツィク州クラマトルシク地区で攻勢を開始したが、バフムート地区シヴェルシクで撃退された[9]。9月上旬にはウクライナ軍が攻勢を開始し、スヴャトヒルシク、リマンを解放されて撤退した[10]。
東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線
[編集]2022年10月上旬、東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区クレミンナに再配置された[10]。
2023年7月、東部ルハーンシク州スヴァトヴェに配備されている[11]。
東部・アウディーイウカ戦線
[編集]2023年11月中旬、第55独立山岳狙撃旅団が東部ドネツィク州ポクロウシク地区オピュトネ(アウディーイウカ・フロマーダ)に配置されている[12]。
南部・ドニエプル川東岸戦線
[編集]2023年11月中旬、第35独立親衛自動車化狙撃旅団が南部ヘルソン州ホラ・プリスタン地区に配備されている[13]。
編制
[編集]- 第35親衛司令部旅団(ノヴォシビルスク)
- 第35独立親衛自動車化狙撃旅団(アレイスク)
- 第55独立親衛自動車化狙撃旅団(クズル)
- 第74独立親衛自動車化狙撃旅団(ユルガ)
- 第120親衛砲兵旅団
- 第119親衛弾道ミサイル旅団
- 第61親衛対空ミサイル旅団
- 第40工兵連隊
- 第106独立後方支援旅団(ユルガ)
- 第10独立化学防護連隊(トプチカ)
脚注
[編集]- ^ a b 第41軍 ヴォロネジ州立大学公式サイト
- ^ 戦死自体はロシア政府も認めているが、死亡場所はホストメリともマリウポリとも云われ判然としない
- ^ Russian Offensive Campaign Assessment, March 3 戦争研究所
- ^ Team, Editorial (2022年3月3日). “Deputy Commander of the 41st Army, Major General Sukhovetsky, killed in Ukraine” (英語). PravdaReport. 2022年3月3日閲覧。
- ^ Ukrainian army reclaims control over four villages in Kharkiv Region LB.ua
- ^ ロシア軍、イジューム戦線に240ミリ自走迫撃砲投入 各地の戦況報告=ウクライナ軍参謀本部 ウクルインフォルム
- ^ ロシア軍、第2都市ハルキウから完全撤退か 反撃に対応できず被害 朝日新聞デジタル
- ^ Troianovski (15 May 2022). “Growing evidence of a military disaster on the Donets pierces a pro-Russian bubble”. New York Times. 16 May 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。16 May 2022閲覧。
- ^ Противник готується до боїв під Сіверськом та на Запорізькому напрямі: огляд фронту リアリスト・オンライン
- ^ a b Український наступ. Що сталося на Слобожанщині? LB.ua
- ^ Russian Offensive Campaign Assessment, July 9, 2023 戦争研究所
- ^ 冬だからといって戦争が中断されるわけではありません。今後数か月間、最前線で何が起こるでしょうか? ウクルインフォルム
- ^ Russian Offensive Campaign Assessment, November 17, 2023 戦争研究所