笹倉秀夫
笹倉 秀夫(ささくら ひでお、1947年4月19日[1] - )は、日本の法学者。専門は、法哲学・法思想史。大阪市立大学名誉教授、早稲田大学名誉教授。前早稲田大学法学学術院教授、前早稲田大学大学院法務研究科教授。元日本法哲学会理事長(1997年~2001年)、元民主主義科学者協会法律部会理事(1994年~2014年)[2]。兵庫県多可郡日野村(現:兵庫県西脇市)出身[3][1]。
略歴
[編集]《主な出典:[1]》
- 1960年3月 - 西脇市立日野小学校卒業。
- 1963年3月 - 西脇市立西脇中学校卒業。
- 1966年3月 - 兵庫県立西脇高校卒業。
- 1970年3月 - 東京大学法学部卒業。
- 1972年
- 3月 - 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。
- 4月 - 東京大学法学部助手(~1975年3月)。
- 1975年4月 - 大阪市立大学法学部助教授(~1988年3月)。
- 1979年4月 - エアランゲン=ニュルンベルク大学哲学部客員研究員(1981年3月まで2年間)。
- 1985年9月 - ケムブリッジ大学法学部客員研究員(1986年8月まで1年間)。
- 1988年4月 - 大阪市立大学法学部教授(~1997年3月)。
- 1990年9月 - スタンフォード大学ロースクール客員研究員(1991年8月まで1年間)。
- 1991年9月 - ハーバード大学哲学部客員研究員(1992年3月まで約半年間)。
- 1997年4月 - 早稲田大学法学部教授。
- 2003年
- 4月 - チューリッヒ大学法学部客員研究員(2003年9月まで半年間)。
- 10月 - オックスフォード大学ウルフソン・カレッジ客員研究員(2004年3月まで半年間)。
- 2004年
- 4月 - 早稲田大学大学院法務研究科教授(兼任、~2018年3月)。
- 9月 - 早稲田大学法学学術院教授[注釈 1]。
- 2018年3月 - 早稲田大学法学学術院教授を退任[4]。
研究テーマ
[編集]- 国民主義の思想史的研究。
- 法の基本概念の史的変化と理論の考察。
- 法解釈の技法と思考にかんする比較法的考察。
- 丸山眞男研究。
など
著書・論文等
[編集]- 『近代ドイツの国家と法学』(東京大学出版会、1979年)
- 『丸山眞男論ノート』(みすず書房、1988年)
- 『法の歴史と思想』(放送大学教育振興会、1995年)
- 『法哲学講義』(東京大学出版会、2002年)
- 『丸山眞男の思想世界』(みすず書房、2003年)
- 『法思想史講義(上・下)』(東京大学出版会、2007年)
- 『法解釈講義』(東京大学出版会、2009年)
- 『政治の覚醒』(東京大学出版会、2012年)
- 『法学講義』(東京大学出版会、2014年)
- 『法への根源的視座』(北大路書房、2017年)
- 『思想への根源的視座』(北大路書房、2017年)
所属学会
[編集]- 日本法哲学会(元理事長、理事)
- 日独法学会(元理事)
- 民主主義科学者協会法律部会(元理事)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 教員組織としての早稲田大学法学学術院の設立に伴う所属組織の変更。
出典
[編集]- ^ a b c 「笹倉秀夫教授・略歴」『早稻田法學』第93巻第3号、早稲田大学法学会、2018年3月、274頁。
- ^ 民主主義科学者協会法律部会(民科)役員名簿・第23期(2011年秋~2014年秋)
- ^ “ご意見箱(令和4年9月29日受付)”. 西脇市 (2023年4月3日). 2024年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月19日閲覧。 “笹倉秀夫様が西脇市出身であられることから、図書館内の郷土関係者の著作を設置しているコーナーに表示し、配架してまいります。担当:教育管理部生涯学習課図書館(令和4年10月18日回答)”
- ^ “2017年度定年退職教員最終講義のお知らせ”. 早稲田大学 (2017年12月13日). 2019年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月2日閲覧。 “最終講義……笹倉秀夫「クリスティーヌ・ド・ピザン――マキャヴェリに100年先行した女性」 ◇1月16日(火)10:40~12:10 ◇3号館602教室”