筒井若水
筒井 若水(つつい わかみず、1934年1月14日 - )は、日本の法学者。専門は国際法。学位は、法学博士(課程博士・1963年3月29日)(学位論文「国際経済組織化の法構造 -経済統合の機構的発現を中心として-」)[1]。東京大学名誉教授。2013年瑞宝中綬章受章。
経歴
[編集]東京生まれ。1952年東京都立新宿高等学校卒業。1958年東京大学教養学部国際関係論卒業、1963年同大学院社会科学研究科公法修了、同年3月29日、学位論文「国際経済組織化の法構造 -経済統合の機構的発現を中心として-」で、課程博士(甲博士)として法学博士の学位を取得、報告番号は 「甲00745」[1]。
東京大学教養学部専任講師、1965年助教授、1979年教授、1994年東京大学定年退官、一橋大学法学部教授、1997年一橋大学定年退官、早稲田大学政治経済学部特任教授、2004年退任。2013年秋、瑞宝中綬章受勲[2]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『戦争と法』(東京大学出版会, 1971年/第2版, 1976年)
- 『現代国際法論――国際法における第三状態』(東京大学出版会, 1972年)
- 『現代法律学講座(34)国際法(2)』(青林書院新社, 1982年)
- 『自衛権――新世紀への視点』(有斐閣, 1983年)
- 『現代資料国際法』(有斐閣, 1987年)
- 『国連体制と自衛権』(東京大学出版会, 1992年)
- 『新・資料国際法基礎講義』(有斐閣, 1995年)
- The Changing Postwar International Legal Regime: the Role Played by Japan, (Kluwer Law International, 2002).
- 『違法の戦争、合法の戦争――国際法ではどう考えるか?』(朝日新聞社[朝日選書], 2005年)
共著
[編集]編著
[編集]- 『国際法辞典』(有斐閣, 1998年)
共編著
[編集]- (佐藤幸治・坂野潤治・長尾龍一)『日本憲法史』(東京大学出版会, 1976年)
- (寺沢一・山本草二・波多野里望・大沼保昭)『国際法学の再構築(上・下)』(東京大学出版会, 1977年-1978年)
- (波多野里望)『国際判例研究――領土・国境紛争』(東京大学出版会, 1979年)