道垣内正人
道垣内 正人(どうがうち まさと、1955年12月18日 - )は、日本の法学者。専門は国際私法。東京大学名誉教授[1]。早稲田大学法学学術院・大学院法務研究科教授。弁護士、長島・大野・常松法律事務所シニアカウンセル(第一東京弁護士会)。岡山県岡山市出身。
人物
[編集]専門である国際私法の他にスポーツ法やエンターテイメント法も研究対象としている。
早稲田大学 法学学術院、大学院法務研究科教授、長島・大野・常松法律事務所シニアカウンセル(第一東京弁護士会所属)を務める。元(公財)日本スポーツ仲裁機構代表理事(機構長)。
民法学者・道垣内弘人(東京大学教授、専修大学法科大学院教授)は実弟。恩師は池原季雄および三ヶ月章。
略歴
[編集]- 1974年3月 - 岡山県立岡山朝日高等学校卒業
- 1974年4月 - 東京大学教養学部文科I類入学
- 1978年3月 - 東京大学法学部第2類卒業
- 1978年4月 ~ 1981年9月 - 東京大学法学部助手(学士助手)
- 1982年9月 ~ 1984年4月 - 外務省経済局海洋課嘱託
- 1983年4月 ~ 1984年4月 - 明治大学法学部助手
- 1984年5月 ~ 1991年3月 - 東京大学教養学部助教授
- 1991年4月 ~ 1996年10月 - 東京大学大学院法学政治学研究科助教授
- 1996年11月 ~ 2004年3月 - 東京大学大学院法学政治学研究科教授
- 2003年4月 ~ - 日本スポーツ仲裁機構代表理事
- 2004年4月 ~ 2005年3月 - 早稲田大学大学院法務研究科客員教授
- 2004年4月 ~ 2008年3月 - 東京大学研究拠点形成特任教授(ソフト・ローに関するCOE)
- 2005年4月 ~ - 早稲田大学大学院法務研究科教授
- ハーグ国際法アカデミー講師(2005年7月)
研究テーマ
[編集]在外研究
[編集]著書
[編集]単著
[編集]- 『自分で考えるちょっと違った法学入門』(有斐閣, 1993年/新版, 1998年/第3版, 2007年)
- 『ポイント国際私法(各論・総論)』(有斐閣, 1999年-2000年/第2版, 2007年)
- 『国際契約実務のための予防法学: 準拠法・裁判管轄・仲裁条項』(商事法務、2012年)
共著
[編集]- (澤木敬郎)『国際私法入門[第4版]』(有斐閣, 1996年/第5版, 2004年/第6版, 2006年)
- (筒井若水)『法からみる国際関係――国際法・国際私法からのアプローチ』(放送大学教育振興会, 1998年)
編著
[編集]- 『ハーグ国際裁判管轄条約』(商事法務, 2009年)
共編著
[編集]- (高桑昭)『新・裁判実務大系(3)国際民事訴訟法――財産法関係』(青林書院, 2002年)
- (櫻田嘉章)『国際民事手続法――cases & materials』(有斐閣, 2004年)
- (櫻田嘉章)『ロースクール国際私法・国際民事手続法』(有斐閣, 2005年/第2版, 2007年)
- (佐藤やよひ)『渉外戸籍法リステイトメント』(日本加除出版, 2007年)
- (小寺彰)『国際社会とソフトロー』(有斐閣, 2008年)
- (須網隆夫)『ビジネス法務大系(4)国際ビジネスと法』(日本評論社, 2009年)
- (早川吉尚)『スポーツ法への招待』(ミネルヴァ書房、2011年)
- (森下哲朗)『エンタテインメント法への招待』(ミネルヴァ書房、2011年)
- (櫻田嘉章)『注釈国際私法 第1巻・第2巻』(有斐閣、2011年)
- (中西康)『国際私法判例百選〔第3版〕』(有斐閣、2021年)
所属学会
[編集]- 万国国際法学会(Institut de Droit International、国外)
- 国際法協会(日本支部)(International Law Association)(理事 、2001- 、国外 )
- 国際私法学会 (理事 、1999- 、国内 )
- 国際法学会 (理事 、1997- 、国内 )
- 日本国際経済法学会 (理事 、国内 )
- 日本民事訴訟法学会 (国内)
- 金融法学会 (国内)
- 仲裁ADR学会 (国内)
- 日本空法学会 (国内)
- 著作権法学会 (国内)
- 国際著作権法学会 (国外)
- スポーツ法学会 (理事 、国内 )
- 社団法人日本仲裁人協会 (評議員 、2005- 、国内 )
- 日本私法学会 (国内)