芽室駅
芽室駅 | |
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駅舎(2021年9月) | |
めむろ Memuro | |
(2.1 km) 大成 K28► | |
所在地 | 北海道河西郡芽室町本通一丁目 |
駅番号 | ○K27 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■根室本線 |
キロ程 | 30.2 km(新得起点) |
電報略号 | メム |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- | 277人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1907年(明治40年)9月8日[1] |
備考 | |
芽室駅(めむろえき)は、北海道河西郡芽室町本通一丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅である。駅番号はK27。電報略号はメム。事務管理コードは▲110415[4][5]。
特急「とかち」の全列車と、「おおぞら」の1往復(9・2号)が停車する。
歴史
[編集]- 1907年(明治40年)9月8日:国有鉄道の駅として開業[1][6]。一般駅[1]。
- 1924年(大正13年)
- 19xx年(大正12年以降、昭和5年以前):美生信用購買販売組合の専用線敷設[注釈 1][注釈 2]。
- 1927年(昭和2年):当駅-トムラウシ間鉄道敷設請願が帝国議会で採択[7][注釈 3]。
- 1952年(昭和27年)9月26日:跨線橋設置[7]。
- 1957年(昭和32年)年末:駅裏に隣接して帯広営林署の芽室貯木場1.16ha設置、上美生方面より林材搬入[7][注釈 4]。
- 1958年(昭和33年)12月12日:駅舎改築、鉄筋ブロック造となる[7]。
- 1961年(昭和36年)
- 1962年(昭和37年)5月1日:急行「十勝」停車駅となり、優等列車停車駅となる[7]。
- 1963年(昭和38年):駅裏の貯木場西側に隣接して芽室農協穀物乾燥調整工場設置[7][注釈 4]。
- 1966年(昭和41年)10月:農協第4専用線設置[8][注釈 6]。
- 1968年(昭和43年)9月:第4専用線横に第20号農協倉庫(肥料保管倉庫)完成[8]。
- 1971年(昭和46年):駅裏までの跨線人道橋設置[9]。
- 1982年(昭和57年)9月10日:貨物取扱い廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物取扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[1]。
- 1994年(平成6年)度:石勝線・根室線高速化工事に伴い同年度に構内改良[10]。
- 1997年(平成9年)10月1日:ジェイ・アール道東トラベルサービス発足に伴い、駅業務を委託[11]。
- 1998年(平成10年)11月30日:駅舎横に複合商業施設「めむろーど」オープン。跨線人道橋を「めむろーど」裏へ移設改築。
- 1999年(平成11年)
- 2017年(平成29年)2月1日:北海道ジェイ・アール・サービスネットがジェイ・アール道東トラベルサービスを吸収合併したため、受託会社を北海道ジェイ・アール・サービスネットに変更[12]。
駅名の由来
[編集]北海道旅客鉄道釧路支社によると、アイヌ語の「メム・オロ・ペッ(わきつぼの所の川)」から転じた「メモロベッ」による。
駅構造
[編集]2面3線の島式と単式ホームを持つ地上駅。本線は駅舎側の1番線で、上下の特急全列車とほとんどの普通列車が使用する。2・3番線は、対向列車の行き違いおよび帯広・当駅間の区間列車の折り返しに使用する。お互いのホームは跨線橋で連絡している。
北海道ジェイ・アール・サービスネットが駅業務を受託する業務委託駅[2]。みどりの窓口が設置されている[3]。窓口営業時間外は駅員が不在となる。
駅舎は1999年(平成11年)にからくり時計を正面に設置するなど大規模な改修が行われた[新聞 1]。からくり時計は4月下旬 - 10月下旬までの間、1日6回人形が棒をたたいて演奏をする[注釈 7]。また、音のみの演奏も1日4回行われ、合計10回の演奏が行われる。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 - 3 | ■根室本線 | 上り | 新得・札幌方面 |
下り | 帯広・池田方面 |
- 改札口(2021年9月)
- 待合室内観(2021年9月)
- ホーム(2017年10月)
- 跨線橋内観(2017年10月)
利用状況
[編集]「芽室町町勢要覧」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は277人であった[13]。
近年の推移は下記のとおりである。
年度 | 年間 乗車人員 | 1日平均 乗車人員 | 出典 |
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1960年(昭和35年) | 352,006 | 964 | [14] |
: | |||
1965年(昭和40年) | 259,234 | 710 | [14] |
: | |||
1970年(昭和45年) | 208,544 | 571 | [14] |
: | |||
1975年(昭和50年) | 190,054 | 521 | [14] |
: | |||
1980年(昭和55年) | 201,177 | 551 | [14] |
: | |||
1985年(昭和60年) | 172,037 | 471 | [14] |
1986年(昭和61年) | 182,907 | 501 | |
1987年(昭和62年) | 192,713 | 528 | |
1988年(昭和63年) | 205,959 | 564 | |
1989年(平成元年) | 218,922 | 600 | |
1990年(平成 | 2年)230,392 | 631 | |
1991年(平成 | 3年)239,075 | 655 | |
1992年(平成 | 4年)243,455 | 667 | |
1993年(平成 | 5年)289,210 | 792 | |
1994年(平成 | 6年)226,665 | 621 | |
1995年(平成 | 7年)220,114 | 601 | |
1996年(平成 | 8年)208,609 | 572 | |
1997年(平成 | 9年)205,816 | 563 | |
1998年(平成10年) | 194,988 | 534 | |
1999年(平成11年) | 187,767 | 514 | |
2000年(平成12年) | 189,735 | 519 | |
2001年(平成13年) | 172,326 | 472 | |
2002年(平成14年) | 168,564 | 461 | |
2003年(平成15年) | 163,095 | 446 | |
2004年(平成16年) | 155,168 | 425 | |
2005年(平成17年) | 151,707 | 415 | |
2006年(平成18年) | 151,369 | 414 | |
2007年(平成19年) | 149,650 | 410 | |
2008年(平成20年) | 142,350 | 390 | |
2009年(平成21年) | 140,075 | 384 | |
2010年(平成22年) | 134,188 | 368 | |
2011年(平成23年) | 132,087 | 362 | |
2012年(平成24年) | 130,349 | 356 | |
2013年(平成25年) | 123,370 | 338 | |
2014年(平成26年) | 138,335 | 379 | |
2015年(平成27年) | 135,054 | 369 | |
2016年(平成28年) | 115,340 | 316 | [15] |
2017年(平成29年) | 122,275 | 335 | |
2018年(平成30年) | 113,880 | 312 | [16] |
2019年(令和元年) | 101,105 | 277 | [13] |
駅周辺
[編集]芽室町の中心駅。
- 北海道道420号芽室停車場線
- 北海道道62号豊頃糠内芽室線
- 芽室町役場
- 帯広警察署芽室交番
- 芽室郵便局
- 帯広信用金庫芽室支店
- 北海道銀行芽室支店
- 芽室町農業協同組合(JAめむろ)
- めむろーど(テナント付き公共施設:線路側からは、建物が傾いているようなデザインになっている)
- 芽室公園(ゲートボール発祥の地)
- 十勝バス、北海道バス「芽室駅前」停留所[17][18]
- 美生川
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ a b 芽室町八十年史 P283。どちらも芽室農協の前身組合の一つ。
- ^ 大正12年版全国専用線一覧に記載なし、昭和5年版に記載。
- ^ 北十勝のトムラウシ地域の森林資源を運搬するために構想された。結局この採択は有耶無耶になって実現はしなかったが、後に当駅への接続ではないものの、十勝上川森林鉄道として実現した。
- ^ a b 1975年(昭和50年)測量の5千分の1国土基本地図XIII-OB-05参照。貯木場前から穀物乾燥調整工場前まで専用線が敷かれている。
- ^ 昭和45年版全国専用線一覧にて作業距離0.3km総延長0.5km。
- ^ 昭和45年版全国専用線一覧にて作業距離0.2km総延長0.1km。
- ^ 冬の間は音のみの演奏である。
出典
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、877頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 受託駅一覧 - 北海道ジェイ・アール・サービスネット.2021年12月6日閲覧
- ^ a b JR北海道のおもな駅 - JR北海道.2021年12月6日閲覧
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、232頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 74. ISBN 4-89391-549-5
- ^ a b c d e f g h 芽室町八十年史 1982年(昭和57年)9月発行。
- ^ a b c d 『農協30年のあゆみ』芽室町農業協同組合 昭和54年3月発行、第七編 資料/第1節 年次表。
- ^ 芽室町八十年史 巻末年表。
- ^ 藤島, 茂「JR北海道における130km/h高速化」『鉄道と電気技術』第8巻第4号、日本鉄道電気技術協会、1997年3月、68-71頁、doi:10.11501/3314045、ISSN 0915-9231。
- ^ a b 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道株式会社釧路支社、2001年12月25日、132, 135, 151頁。
- ^ 『連結子会社2社の合併について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年8月3日。オリジナルの2016年8月3日時点におけるアーカイブ 。2016年8月6日閲覧。
- ^ a b “芽室町町勢要覧 資料編” (PDF). 芽室町. p. 5 (2021年4月). 2021年4月30日閲覧。
- ^ a b c d e f “芽室町町勢要覧 資料編” (PDF). 芽室町. p. 9 (2017年2月). 2018年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月8日閲覧。
- ^ “芽室町町勢要覧 資料編” (PDF). 芽室町. p. 5 (2019年2月). 2019年4月22日閲覧。
- ^ “芽室町町勢要覧 資料編” (PDF). 芽室町. p. 5 (2020年2月). 2020年8月26日閲覧。
- ^ “芽室駅前”. NAVITIME. 2019年12月9日閲覧。
- ^ “芽室駅前(2番乗り場)”. 北海道バス. 2019年12月9日閲覧。
新聞記事
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 芽室|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company