藤枝本町駅
藤枝本町駅* | |
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ふじえだほんまち FUJIEDAHOMMACHI | |
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所在地 | 静岡県志太郡藤枝町益津[1](現・藤枝市岡出山) |
所属事業者 | 静岡鉄道 |
所属路線 | 駿遠線 |
キロ程 | 2.7 km(新藤枝駅起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1913年(大正2年)11月16日 |
廃止年月日 | 1964年(昭和39年)9月27日 |
備考 | * 1956年に岡出山駅より改称。 |
藤枝本町駅(ふじえだほんまちえき)は、かつて静岡県藤枝市にあった静岡鉄道駿遠線の駅。1955年(昭和30年)までは岡出山駅(おかでやまえき)。岡出山からは南西の位置にあたる。県道(現静岡県道32号藤枝黒俣線)の西側に接して駅舎があった。
沿革
[編集]- 1913年(大正2年)11月16日 大手 - 藤枝新(後の新藤枝)間 開業により岡出山駅設置
- 1956年(昭和31年)1月1日 昭和29年の市制施行を記念して、藤枝本町駅に改称
- 1964年(昭和39年)9月27日 大手 - 新藤枝 間 廃止により廃駅
- 駅舎は個人に払い下げられ、 少し西寄りに移転した
- 2011年(平成23年)4月9日 - 6月26日開催の『ドールハウスで見る懐かしの風景』に合わせて、ドールハウス職人の小幡耕一に依頼して縮尺1/24の当駅の模型が製作された[2][3]。
- 2016年(平成28年)11月 老朽化により駅舎解体[4]
現在の様子
[編集]藤枝本町駅跡は個人に払い下げられ、駅舎は約18メートル[5]曳家して塗装店の作業場として使われていたが、2016年老朽化により解体[4]。駿遠線で唯一現存した建物であった。県道をまたいで東側に飽波神社、七ツ森神社がある。これら神社は駿遠線開業当初から駅前にあった。
切通しだった岡出山付近の廃線跡沿線は切りひらかれ、北側には市立図書館が、南側は宅地となっている。周辺には藤枝市役所や市民会館などがある。
ここから新藤枝駅までの廃線跡は現在歩行者・自転車専用道路として残っており、当時の様子をうかがうことができる。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 『鉄道停車場一覧:昭和12年10月1日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ “藤枝本町駅舎”. Koichi Obata Miniature art gallery. 2022年9月1日閲覧。
- ^ 広報ふじえだ 平成23年4月5日号(No.1076) (PDF) , p. 11「枝っ子辞典㉒:藤枝本町駅」
- ^ a b 「藤枝本町駅」取り壊しへ 軽便鉄道、現存最後の駅舎跡 (静岡新聞) - ウェイバックマシン(2016年11月11日アーカイブ分)
- ^ 『むるぶ』藤枝版 Vol. 5 (2009年2月号) (PDF) , p. 3「志太新名物探訪:軽便の藤枝本町駅」
外部リンク
[編集]- 『藤枝市史だより 第27号』 (PDF) , p. 3「軽便・藤枝本町駅舎」