血は立ったまま眠っている
『血は立ったまま眠っている』(ちはたったままねむっている)は、寺山修司が23歳のときに書いた戯曲である。1960年、『文學界』に発表された。「一本の木にも流れている血がある そこでは血は立ったまま眠っている」という寺山自身の詩から生まれたものである(寺山はこの作品を「処女戯曲」と読んでいるが、実際には1956年に『忘れた領分』という劇を書いている)。
安保闘争の時代背景の中、兄弟の如く寄り添う若きテロリスト二人を筆頭に、若者たちの心の葛藤や怒りを生き生きと描いている。
あらすじ
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舞台
[編集]- 1960年、浅利慶太演出で、劇団四季により上演された。
- 寺山によれば、早稲田大学の劇団が上演した際に、東由多加らと出会ったことが演劇実験室・天井桟敷結成の直接の動機になったという。
- 2010年1月、蜷川幸雄演出で、Bunkamuraシアターコクーンにて上演された(キャスト等は以下のとおり)。
2010年1月上演時のキャスト
[編集]スタッフ
[編集]参考文献
[編集]- 戯曲 毛皮のマリー・血は立ったまま眠っている(角川文庫)