豆満級フリゲート

豆満級フリゲート

臨津江(イムジンガン)
艦級概観
艦種 フリゲート
建造期間 1943年 - 1944年
就役期間 1950年 - 1973年
次級 蔚山級フリゲート
性能諸元(貸与時)
排水量 基準:1,450トン
全長 93.3m
全幅 11.4m
深さ 5.3m
吃水 3.5m
機関 3胴式水管ボイラー 2缶
直立型4気筒3段膨張式
レシプロ蒸気機関 (2,750hp)
2基
スクリュープロペラ 2軸
速力 最大18kt
乗員 170名
兵装 3インチ単装緩射砲 3基
40ミリ連装機銃 2基
20ミリ単装機銃 9基
ヘッジホッグ落射機 1基
片舷用爆雷投射機(K砲) 8基
爆雷投下軌条 2条

豆満級フリゲート(トゥマンきゅうフリゲート、英語: Dumangang class Patrol Frigate)は、韓国海軍草創期のフリゲート。前身はアメリカ海軍タコマ級哨戒フリゲートで、1953年までに5隻が貸与された。1973年までに全艦除籍済みである。

概要

[編集]

タコマ級哨戒フリゲートは、第二次世界大戦においてアメリカ合衆国が建造、運用した護衛艦である。96隻建造されたうち21隻がイギリスに貸与され、残り75隻がアメリカ海軍で運用されたが、1945年、対日作戦用として28隻がレンドリース法に基づきソ連海軍に貸与された。

戦後、アメリカに返還され横須賀に係留されていたが1950年の朝鮮戦争の勃発に伴い急遽再整備され、朝鮮水域に出動した。

1950年以降大韓民国海軍の整備に伴い、5隻が貸与され、それぞれ朝鮮半島を流れる主要河川にちなんだ艦名を付され、1973年頃まで在籍した。

同型艦

[編集]
艦番号 艦名 竣工 貸与 退役 その後
PF-61 豆満江 (トゥマンガン)
ROKS Dumangang
1944年
3月16日
マスコギー
1950年
10月23日
PF-62 鴨緑江 (アムノッカン)
ROKS Amnokgang
1944年
3月6日
ロックフォード
1952年
9月3日
返還
PF-63 大同江 (テドンガン)
ROKS Daedonggang
1943年
11月6日
タコマ
1951年
10月9日
1973年
2月28日
博物館船として公開
PF-65 洛東江 (ナクトンガン)
ROKS Nakdonggang
1944年
5月8日
ホークィアム
1951年
10月5日
1973年 解体
PF-66 臨津江 (イムジンガン)
ROKS Imjingang
1944年
3月4日
サウサリート
1952年
9月4日

関連項目

[編集]