逆輸入 〜航空局〜
『逆輸入 〜航空局〜』 | ||||
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椎名林檎 の カバー・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | オルタナティブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | EMI Records Japan | |||
チャート最高順位 | ||||
椎名林檎 アルバム 年表 | ||||
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『逆輸入 〜航空局〜』収録のシングル | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「人生は夢だらけ」 - YouTube |
『逆輸入 〜航空局〜』(ぎゃくゆにゅう こうくうきょく 英題:Reimport vol.2 Civil Aviation Bureau)は、2017年12月6日にユニバーサルミュージックより発売された日本のシンガーソングライター・椎名林檎による2作目のセルフカバー・アルバム[3][4]。2018年3月2日にはアナログ盤が発売[5]。
概要
[編集]オリジナル・アルバム『日出処』から約3年振りのアルバムとなる本作は2014年発売の『逆輸入 〜港湾局〜』の続編となるセルフカバー・アルバム。前作『港湾局』同様、椎名が2000年(「少女ロボット」)から2017年(「おとなの掟」)にかけてシングルやドラマの主題歌、CMソング、舞台の劇中歌として他の歌手へ提供してきた楽曲全11曲をセルフカバーして収録している[3][4][5]。提供先は、石川さゆり、ICHIGO-ICHIE[注 1](深津絵里)、栗山千明、柴咲コウ、SMAP、高畑充希、ともさかりえ、Doughnuts Hole[注 2]、林原めぐみ(五十音順)というジャンルを越えたバラエティに富んだ顔触れとなっている[6]。
タイトルの「航空局」は、今作がセルフカバーするに際して椎名が提供時点で構造を決め込んで作曲した楽曲を中心に選曲し、日頃から椎名の作品に携わる編曲家による必要最小限のリアレンジに留めたため、「直行便」「直送便」的な意味合いを込めて付けられた[7]。
前作『港湾局』は、1曲ごとに椎名とは初仕事の音楽プロデューサーたち[注 3]を迎えた作品だったが、今作の編曲は直近の椎名の音楽制作に欠かせない斎藤ネコ、村田陽一、名越由貴夫、朝川朋之という4人の音楽家と椎名自身が手掛け、彼らと椎名との綿密なやりとりを経て作り上げられたアルバムとなっている[3][4]。椎名が歌うのはあくまで本家(提供先)に対する分家・亜流・オルタナティブというポリシーで制作され、提供先の歌い手への特注品的な部分が直されている[7]。椎名曰く、「両方ご試聴されたかたが『やっぱり本家へ戻りたい』と感じて下さるなら、それが一番です」[7]。キーは椎名の声のスイートスポットに合わせるのではなく、楽器優先でアレンジされた[7]。演奏は楽曲ごとに最小2名から最大30名までのアンサンブルが編成され、総勢80名の演奏家たちが参加している[7]。
ケース付ハードカバー・ブック仕様の初回限定生産盤と、通常盤の2形態での発売。両盤ともコンサートツアー「椎名林檎 ひょっとしてレコ発2018」のチケット先行予約受付シリアルナンバーが封入されており[注 4]、購入先着特典として特製クリアファイル(A5サイズ)が付く。
アナログ盤は180g重量盤仕様の初回プレス分限定[5]。
収録曲
[編集]楽曲解説
[編集]- 人生は夢だらけ(Ma vie, mes rêves)
- おいしい季節(The Creamy Season)
- 2011年に栗山千明へ提供した楽曲。本楽曲は2012年に開催された東京事変のツアー「Live Tour 2012 Domestique Bon Voyage」や椎名のコンサート「十五周年 党大会 平成二十五年神山町大会」などでも披露されていた。2017年10月3日より配信限定で先行発売され、同日より明治「ザ・チョコレート」のCMソングに起用された[11]。またアルバム収録にあたり歌詞の表記が変更されている。
- 少女ロボット(Girl Robot)
- 暗夜の心中立て(Le vœu d'amour)
- 2014年に石川さゆりへ提供した楽曲。同年に開催されたツアー「(生)林檎博'14 ―年女の逆襲―」でも既に披露されていた。
- 薄ら氷心中(A Double Suicide)
- 重金属製の女(The Heavy Metallic Girl)
- おとなの掟(The Adult Code)
- 名うての泥棒猫(Le célèbre chat voleur)
- 華麗なる逆襲(Splendid Counterattack)
- 野性の同盟(The Wild Union)
- 2015年に柴咲コウへ提供した楽曲。
- CD版ではシームレスに次曲「最果てが見たい」に続く構成だが、ストリーミング配信ではそれぞれが独立するように再編集されている(そのためこの2曲の演奏時間はCD版と配信版で異なる)。
- 最果てが見たい(¿Dónde quiere estar mi alma viajera?)
楽曲クレジット
[編集]全作詞・作曲: 椎名林檎(M6のみ原詞を野田秀樹が担当)。 | ||||
# | タイトル | 編曲 | 管弦楽編曲 | 時間 |
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1. | 「人生は夢だらけ」 | 村田陽一 | ||
2. | 「おいしい季節」 | 椎名林檎 | 斎藤ネコ(弦編曲) | |
3. | 「少女ロボット」 | 村田陽一 | ||
4. | 「暗夜の心中立て」 | 村田陽一 | ||
5. | 「薄ら氷心中」 | 斎藤ネコ | ||
6. | 「重金属製の女」 | 名越由貴夫 | ||
7. | 「おとなの掟」 |
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8. | 「名うての泥棒猫」 | 村田陽一 | ||
9. | 「華麗なる逆襲」 | 村田陽一 | ||
10. | 「野性の同盟」 | 名越由貴夫 | ||
11. | 「最果てが見たい」 | 朝川朋之 | ||
合計時間: |
演奏
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脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 椎名林檎/逆輸入 〜航空局〜〈通常盤〉(タワーレコード・2017年11月3日)
- ^ “オリコン週間 CDアルバムランキング 2017年12月18日付(2017年12月04日〜2017年12月10日)”. オリコン (2017年12月18日). 2017年12月27日閲覧。
- ^ a b c “椎名林檎「おとなの掟」「華麗なる逆襲」歌うセルフカバー盤第2弾&全国ツアー”. 音楽ナタリー (2017年11月2日). 2017年12月27日閲覧。
- ^ a b c “椎名林檎、提供曲を『逆輸入』したセルフカバー盤第2弾発売&全国ツアー決定”. BARKS (2017年11月2日). 2017年12月27日閲覧。
- ^ a b c “椎名林檎セルフカバーアルバム「逆輸入 ~航空局~」アナログ化”. 音楽ナタリー (2017年12月22日). 2017年12月27日閲覧。
- ^ “椎名林檎の「音楽による究極のおもてなし術」をセルフカバー集『逆輸入〜航空局〜』から学ぶ”. rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム). (2017年12月21日) 2017年12月27日閲覧。
- ^ a b c d e “Liner Notes”. 『逆輸入 〜航空局〜』特設サイト. ユニバーサル ミュージック ジャパン (2017年12月6日). 2017年12月27日閲覧。
- ^ “椎名林檎「人生は、夢だらけ。」テーマのかんぽ生命CMの音楽担当”. 音楽ナタリー (2016年2月29日). 2016年2月29日閲覧。
- ^ “主演 高畑充希/音楽 椎名林檎 企業広告『人生は、夢だらけ。』 新シリーズ、始動。”. 共同通信PRワイヤー (2016年2月29日). 2017年1月19日閲覧。
- ^ 東京事変 (2021-12-03), #02「東京事変の花金ナイト -ビヨンド- 伊澤一葉のトレーニンgood!」 2024年12月22日閲覧。
- ^ “椎名林檎「おいしい季節」セルフカバーを配信リリース、明治新CMソングとして本日よりOA”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年10月3日) 2019年7月14日閲覧。