遠藤成
阪神タイガース #45 | |
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くら寿司スタジアム堺にて(2022年5月21日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 秋田県にかほ市 |
生年月日 | 2001年9月19日(23歳) |
身長 体重 | 178 cm 79 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 内野手 |
プロ入り | 2019年 ドラフト4位 |
年俸 | 500万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について |
遠藤 成(えんどう じょう、2001年9月19日 - )は、秋田県にかほ市出身のプロ野球選手(内野手)。右投左打。阪神タイガース所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]にかほ市立平沢小3年で「平沢野球スポーツ少年団」に入団し野球を始め、にかほ市立仁賀保中学時代は「本荘由利リトルシニア」に所属[2]。主に投手を務めた。
東海大相模高校に進学後、1年春からベンチ入り[3]。秋季大会では完投勝利を記録、2年春の選抜大会でもリリーフ登板を経験した[4]。2年夏には右手首を骨折した影響から一時ベンチ外となるも[5]、同秋からは「二刀流」として3年春の県大会優勝・関東大会優勝などに貢献[5]。背番号6で臨んだ3年夏の甲子園大会では初戦の近江戦に先発し7回1/3を投げて2安打8奪三振1失点(自責0)、自己最速タイの145km/hを記録するなど好投、打者としては2安打1盗塁の活躍でチームを勝利に導いた[4]。しかし、続く中京学院大中京戦ではリリーフ登板で1回1失点、打者としても無安打に終わり3回戦で敗退[4]。その後、第29回U-18W杯に出場する日本代表に選出され、9試合中7試合で先発出場。主に左翼手として出場したが打率1割台と低迷し、チームも5位に終わった[4]。高校通算45本塁打。
2019年のNPBドラフト会議にて、阪神タイガースから4巡目指名を受けた[6][7]。契約金4000万円、年俸500万円で仮契約(金額は推定)[8]。背番号は45[9]。
プロ入り後
[編集]2020年、二軍の高知・安芸キャンプに参加。フリー打撃ではライナー性の打球を連発し、球団テクニカルアドバイザーの和田豊から「まるで大卒のようなスイング」、「走れるので広島の田中広輔。長打も出るようなら岩村になる可能性もある」と評された[10]。ウエスタン・リーグでは62試合に出場し、打率.157、1本塁打、7打点、11失策、62三振を記録。自身で「プロの球、打球を経験して、自分の実力のなさを感じています[11]」、「全ての面で苦しいシーズンだった[12]」と振り返った。しかし、オフにはみやざきフェニックス・リーグに参加し、打率.279、チームトップの18打点を記録するなど、成長を見せた[13]。
2021年、二軍で86試合に出場し、打率.235。内野の複数ポジションを守り、11失策を喫した[14]。10月9日のファーム日本選手権では、9回に同点打を放つ2安打の活躍で最優秀選手賞に選出された[15]。
2023年、5月に20試合、49打席、42打数、15安打、9打点、2盗塁で球団選定ファーム5月度月間最優秀選手に選出された[16]。一軍出場は恵まれなかったが、二軍で112試合に出場し、打率.270、2本塁打、37打点を記録し[17]、ウエスタン・リーグの優秀選手賞に選ばれた[18]。
2024年、二軍戦はチームトップの126試合に出場、打率.262、0本塁打、30打点を記録し[19]、盗塁はトップと1差の30を記録するも、盗塁死も15を記録した[20][21]。リーグトップの四球を選び[22]、出塁率.392で最高出塁率のタイトルを獲得した[23]。しかし、一軍出場は果たせないまま10月1日に戦力外通告を受けた[24][25]。
選手としての特徴・人物
[編集]高校時代に投手として最速145km/hを記録した強肩が武器で[7]、複数の内野ポジションを守れるユーティリティーさも兼ね備えており、バスターなどの小技もできる器用さを持ち合わせる[26]。
詳細情報
[編集]背番号
[編集]- 45(2020年 - )
登場曲
[編集]- 「未来へ」ナオト・インティライミ(2020年 - 2021年)
- 「No.1」DISH//(2022年 - 同年途中、2022年途中(奇数打席) - 同年終了)
- 「beautifulさ」BiSH(2022年途中 - 同年終了)※偶数打席
- 「Never Say Never feat. Jaden Smith」Justin Bieber(2023年 - )
代表歴
[編集]脚注
[編集]- ^ 「阪神 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2023年11月17日閲覧。
- ^ 遠藤 成|侍ジャパン選手プロフィール 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト 2019年11月4日閲覧
- ^ 「東海大相模・遠藤成、復活ショー!最速145キロ&1回KKK/東北スポーツ」『サンケイスポーツ』2018年12月7日。2024年10月8日閲覧。
- ^ a b c d ハマスタのバックスクリーンに叩き込んだ二刀流 遠藤成(東海大相模高)【時は来た!ドラフト指名を待つ男たち 高校生編】 BASEBALL GATE 2019年10月8日
- ^ a b 念願だった日本代表。二刀流として大暴れを見せる!遠藤成(東海大相模) 高校野球ドットコム 2019年8月29日
- ^ 「阪神2軍遠藤「攻めた」2失策も2安打でミス挽回」『日刊スポーツ』2020年11月14日。2020年11月28日閲覧。
- ^ a b 「阪神4位に二刀流で沸かせた遠藤成、遊撃一本で勝負」『日刊スポーツ』2019年10月17日。2024年10月8日閲覧。
- ^ 「阪神がD4・遠藤成と合意 契約金4000万円、年俸500万円」『サンケイスポーツ』2019年11月8日。2024年10月8日閲覧。
- ^ 「阪神入団会見 ドラ1西は背番号15 過去には御園生、湯舟も…」『デイリースポーツ』2019年12月2日。2024年10月8日閲覧。
- ^ 「めざせ掛布以来の主砲 阪神2軍に甲子園のスター続々」『朝日新聞デジタル』2020年2月23日。2021年10月6日閲覧。
- ^ 「【球界ここだけの話(2160)】阪神・遠藤チームトップの12打点 フェニックス・リーグで成長」『サンスポ』2020年11月28日。2021年10月6日閲覧。
- ^ 「プロ野球開幕間近(11)阪神・遠藤成内野手」『秋田魁新報電子版』2021年3月17日。2021年10月6日閲覧。
- ^ 「フェニックス・リーグ 阪神タイガースの出場全選手成績(岡本育子) - 個人」『Yahoo!ニュース』2020年11月30日。2021年10月6日閲覧。
- ^ 「阪神遠藤成「打率3割、失策0目標に」ファーム日本選手権MVPが活躍誓う」『日刊スポーツ』2021年10月11日。2024年10月6日閲覧。
- ^ 「2021年ファーム日本選手権優勝!」『阪神タイガース公式サイト』2021年10月9日。2024年10月6日閲覧。
- ^ 「球団選定ファーム5月度月間MVPに遠藤成選手」『阪神タイガース公式サイト』2023年6月20日。2024年10月2日閲覧。
- ^ 「2023年度 阪神タイガース 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年10月2日閲覧。
- ^ 中島麗「【NPBアワード】阪神遠藤成がウエスタンリーグ優秀選手賞「来年こそ1軍に出られるように」」『日刊スポーツ』。2024年10月2日閲覧。
- ^ 「2024年度 阪神タイガース 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年10月1日閲覧。
- ^ 「阪神の戦力外選手が“宝の山”!23歳セカンド、日本一貢献リリーバー、防御率2点台前半の左サイドなどの放出に「まだ早い」「もったいない」の声」『高校野球ドットコム』2024年10月2日。2024年10月8日閲覧。
- ^ 「2024年度 ウエスタン・リーグ 【盗塁】 リーダーズ(打撃部門)」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年10月1日閲覧。
- ^ 「2024年度 ウエスタン・リーグ 【四球】 リーダーズ(打撃部門)」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年10月1日閲覧。
- ^ 「ウエスタン・リーグが全日程終了」『NPB.jp 日本野球機構』2024年9月29日。2024年10月1日閲覧。
- ^ 「阪神 加治屋、高浜、岩田、遠藤が戦力構想外 遠藤、ウエスタン最高出塁率と奮闘も1軍出場ならず」『デイリースポーツ online』2024年10月1日。2024年10月1日閲覧。
- ^ 「【阪神】遠藤成が戦力外通告「正直びっくり」今季2軍で最高出塁率 今後は「まだまだやりたい」」『日刊スポーツ』2024年10月1日。2024年10月8日閲覧。
- ^ 「阪神1位西純矢は1勝、力磨くルーキー8人の現在地」『日刊スポーツ』2020年8月9日。2021年10月6日閲覧。
- ^ 「阪神遠藤成「手でタイミング」吉田正尚流で打撃向上」『日刊スポーツ』2020年9月21日。2021年8月31日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 遠藤成 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 遠藤成 (@endou.jo45) - Instagram
- 遠藤成 (@Endoujo) - X(旧Twitter)