関口裕昭
関口 裕昭(せきぐち ひろあき、1964年[1] - )は、日本のドイツ文学者・比較文学者。明治大学情報コミュニケーション学部教授。
略歴
[編集]大阪府出身[1]。1983年大阪府立三国丘高校卒業。1988年慶應義塾大学文学部独文学専攻卒業。1991年同大学院文学研究科修士課程修了、1994年同博士課程単位取得満期退学。在学中にドイツ・ゲッティンゲン大学に留学。2011年「パウル・ツェランとユダヤの傷 :《間テクスト性》研究」で博士(文学)(京都大学)。
日本学術振興会特別研究員、愛知県立芸術大学准教授を経て、2009年明治大学情報コミュニケーション学部准教授。2014年教授[2]。
専門は近現代ドイツ抒情詩、ドイツ・ユダヤ文学、比較文学。パウル・ツェラン研究が主。
著書
[編集]- 『パウル・ツェランへの旅』(郁文堂) 2006年 - 第4回オーストリア文学会賞受賞[1]
- 『評伝 パウル・ツェラン』(慶應義塾大学出版会) 2007年 - 第10回小野十三郎賞記念特別賞受賞[1]
- 『パウル・ツェランとユダヤの傷 - ≪間テクスト性≫研究』(慶應義塾大学出版会) 2011年 - 第19回連合駿台会学術賞受賞[1]
- 『翼ある夜 ツェランとキーファー』(みすず書房) 2015年
翻訳
[編集]- 『うんちしたのはだれよ!』(Vom kleinen Maulwurf, der wissen wollte, wer ihm auf den Kopf gemacht hat (1989)、ヴェルナー・ホルツヴァルト著、ヴォルフ・エールブルッフ絵、偕成社)1993年
- 『パウル・ツェランと中国の天使』(Celan und der chinesische Engel (2020)、多和田葉子著、注釈・翻訳、文藝春秋) 2023年
出典
[編集]外部リンク
[編集]- 関口 裕昭 - 明治大学 教員データベース