面影橋 (東京都)
面影橋(おもかげばし)は、東京都を流れる神田川に架かる橋である。面影橋停留場そばにある単純なコンクリート橋だが、太田道灌の逸話にある山吹の里の地とされ、江戸時代・明治時代には名所のひとつであった。
なお、関連する名称に「姿見の橋」の名があるが、これは面影橋の別名であるとも、神田川よりやや北の小川に架かっていた橋の名であるとも言う。 そのほか歌川広重の『高田姿見のはし俤の橋砂利場[1]』(名所江戸百景)では逆に、手前の神田川をまたぐ橋が「姿見の橋」、奥の小川に架かる橋が「俤(おもかげ)の橋」と呼ばれるなど、やや混乱を来している。
- 『名所江戸百景』より「高田姿見のはし俤の橋砂利場」
- 面影橋 (2016年8月撮影)
- 山吹之里の石碑
脚注
[編集]- ^ 画題は「高田の姿見の橋から、俤の橋と砂利場を望む」の意味。画面奥にやや誇張された小川と、そこに架かる“俤の橋”が見える。「砂利場」は小川を渡った先の小地名。
出典
[編集]外部リンク
[編集]- 新宿史跡・文化財 散策マップ 一般社団法人 新宿観光振興協会
座標: 北緯35度42分47.70秒 東経139度42分51.30秒 / 北緯35.7132500度 東経139.7142500度