飯盛山 (生駒山地)

飯盛山
標高 314.3 m
所在地 日本の旗 日本
大阪府大東市北条
位置 北緯34度43分35秒 東経135度39分13秒 / 北緯34.72639度 東経135.65361度 / 34.72639; 135.65361座標: 北緯34度43分35秒 東経135度39分13秒 / 北緯34.72639度 東経135.65361度 / 34.72639; 135.65361
山系 生駒山地
飯盛山 (生駒山地)の位置(日本内)
飯盛山 (生駒山地)
飯盛山の位置
プロジェクト 山
テンプレートを表示

飯盛山(いいもりやま)は、大阪府生駒山地北西枝にある大東市四條畷市にまたがっており、山頂は大東市にある。標高は314.3m。河内飯盛山と表記する文献もある[1]

概要

[編集]

山頂一帯には三好長慶の居城であった飯盛山城の跡があり、現在でもその曲輪跡が多く残る[2]

楠木正行高師直が戦った四條畷の戦いの古戦場でもあったため、山頂には吉野山の方向を向いている楠木正行の銅像(1938年昭和13年)建立[注釈 1])が建っている[2]

付近一帯はハイキングコースとして整備されており、「野崎観音 - 野崎城跡 - 飯盛山城跡 - 山頂 - 四條畷神社」のコースが良く利用されるほか、複数のコースがある[3]

周辺

[編集]
  • 野崎観音(慈眼寺
  • 楠公寺
  • 滝谷楠水の水汲み場
  • 室池の古堰堤
  • 室池園地
  • 潅木帯の遊歩道
  • 湿地花園
  • 在阪FMラジオ送信所(詳細は下述)
  • 飯盛霊園
  • 田原台

在阪FMラジオ送信所

[編集]
在阪FMラジオ送信所

山頂やや南の稜線に在阪FM放送局の送信所があり、大阪府の広範囲に電波を発射している。

当初、NHK大阪FM生駒山[注釈 2]FM大阪大阪市北区新朝日ビル屋上[5]にそれぞれ送信所を設置していたが、近畿各府県のNHK放送局が府県域放送に移行するにあたり、NHK大阪FMのスピルオーバーが問題視された。そこで、FM大阪と共同で当地に新送信所を設置・移転する事になった。なお、1995年平成7年)に開局したFM COCOLO、及び2016年(平成28年)3月19日よりFM補完放送を開始した朝日放送毎日放送ラジオ大阪の各局は開局当初より生駒山送信所を設置している[6][7]

周波数 放送局名 呼出符号 空中線電力 ERP 放送対象
地域
放送区域
内世帯数
正式な局名
80.2MHz FM802 JOFV-FM
[7][8]
10kW
[8][9][10]
25kW
[8][9][10]
大阪府 約400万世帯 飯盛山送信所
85.1MHz fmo
エフエム大阪
JOBU-FM
[11][9]
88.1MHz NHK
大阪FM
JOBK-FM
[10]
飯盛山FM放送所
  • 所在地: 大東市北条2377番地
  • FM大阪の当送信所と、能勢町中能勢中継局(野間西山、77.4MHz)を含めた放送エリアは、大阪府全域と兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山、岡山、徳島、香川の各府県の一部である[11]
  • テレビ大阪が大阪本局の送信所を建設する際に、飯盛山が候補地に挙がったが、最終的に生駒山の西側中腹に建設されることとなり、飯盛山からの送信は実現しなかった[12]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 初代の銅像は太平洋戦争中の金属供出の為一時撤去し、1972(昭和47)年に現在の2代目を石像で建立。
  2. ^ 1958年(昭和33年)2月20日にコールサインJOBK-FMX、1kWの実験局で開局。その後、1961年(昭和36年)6月15日に10kWに増力し、そのまま本放送へ移行した[4]

出典

[編集]
  1. ^ 大阪府山岳連盟編『大阪50山ナカニシヤ出版、2002年 ISBN 9784888487405
  2. ^ a b 飯盛山(Yamakei Online)山と渓谷社) 2013年3月24日閲覧
  3. ^ 快汗ウォーキング - 大東市、2017年7月21日閲覧
  4. ^ NHK大阪放送局七十年史編集委員会 企画・編集『こちらJOBK : NHK大阪放送局七十年』日本放送協会大阪放送局、1995年5月31日、181頁。 
  5. ^ 「僕はFMしか知らなかった」共同通信社刊、エフエム大阪編集、69ページ
  6. ^ 近畿広域AMラジオ3社のFM補完中継局に免許 総務省近畿総合通信局
  7. ^ a b (会社概要FM802)
  8. ^ a b c 無線局免許状等情報(FM802(総務省)
  9. ^ a b c 無線局免許状等情報(エフエム大阪(総務省)
  10. ^ a b c 無線局免許状等情報(NHK-FM(総務省)
  11. ^ a b エフエム大阪会社概要
  12. ^ 出典:『テレビ大阪10年の歩み』(1992年7月発行)テレビ大阪株式会社社史編纂委員会 編纂、23ページ

関連項目

[編集]